新日本プロレスのリングアナ・尾崎仁彦さんの退職に寄せて

新日本プロレスのリングアナウンサー尾崎仁彦さんへ。

新日本プロレスのリングアナウンサーを務める尾崎仁彦さんが2022年1月29日の後楽園ホール大会をもって退職することを発表した。

ビックリした。単純にビックリした。

えっ!辞めちゃうの!?って。

昨年の今頃は確かジェイ・ホワイトが新日本プロレスの公式ホームページのプロフィール欄から姿を消して、ファンが相当騒ついていたタイミング。

2022年も今のところは選手のプロフィール欄に大きな変化はなく、今年も愛すべきレスラーはそのままに新しく増えていくことを願うばかり...と思った矢先に起こった退職発表だ。

尾崎仁彦さんの退職発表は何と日刊スポーツが記事化するまでに発展。

所属レスラーではなく、社員の事情がこうして報道されるのは中々レア、いや相当レアなケースではないだろうか。というか普通はニュースにならない。

人の異動が騒がしいIT業界ですら誰々が退職して、次に選んだ会社は...のタイミングでニュースになる。

尾崎仁彦さんの新日本プロレス退職はそれほどエポックメイキングな出来事だったのだ。

 

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美声とそれ以上の仕事

日本中がサッカーワールドカップに湧いた2002年に新日本プロレスへアルバイトとして入社。

リングアナウンサーとしてのデビューは2006年9月ということで約4年間もリングアナウンサー以外の仕事に従事した期間があるというのは驚きだ。

リングアナウンサーの仕事はリングアナウンサー...だけではなくトラックを運転したり、リングを設営したりしていると知ったのはいつだったか。

華やかに見えるリング上。そのリングに声で華を添えるリングアナウンサーが裏では汗水を流して興行のために様々なポジションで働いている。

華やかそうに見えて、その裏では肉体労働。

 

人となりの素晴らしさ

尾崎仁彦さんの退職発表後、新日本プロレスのレスラーだけでなく、関係者も含めた数々のツイートが溢れかえった。

こりゃ最終日に「アレ」用意されるんじゃね?と思うほどの愛されっぷりである。

人間性はなんとなく伝わるもの。僕がこうして尾崎仁彦さんについて筆を取っているのも明らかに「彼の仕事が好きだった」からに他ならない。

「バッドラック・ファッッッッッ!と危険を察知して一目散にリング外へと逃げる様子は様式美だったし、何よりも声が良かった。

艶があって芯がある。そして何よりも声に華があった。

今の新日本プロレスは「強さ」と「華やかさ」のハイブリッドであると考えると、尾崎仁彦さんのコールは完全にハマっていたと言えるだろう。

仕事で認められればこそ、人からも深く広く愛される。

19年半も同じことを続けるのは決して楽なことではなかったと思う。

人生の先輩としてただただ尊敬するばかりだ。

 

ファイナル

尾崎仁彦さんの“退職興行”は2022年1月29日の後楽園ホール大会。

何とまさかの...新日本プロレスワールド後日配信である。※サムライTVは生放送あり

これまで後楽園ホール大会は基本的に生配信されていただけに、このタイミング何とも言えないことになってしまった。

現在、チケットの状況を確認したところまだ席はあるようなので、ぜひ足を運べる方は現地で尾崎仁彦さんの叫びを堪能していただきたい。

最後に。

あなたのコールが大好きでした。

「棚橋ッッッッッッッ!!!弘至!!!!」のコールが特に大好きです。尾崎仁彦さんの新日本プロレスラスト興行のメインにも棚橋弘至選手が立つということで、最後のコールを楽しみにしたいと思います(おそらくこの日はメインまで尾崎仁彦さんが担当するはず...)。

退職まで後2週間ありますが、本当にお疲れさまでした!

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