新日本プロレスファンが伝えたい深夜アニラジの話

新日本プロレスファンが伝えたい深夜アニラジの話。

久しぶりに新日本プロレスと全く関係のない話を書く。

最近、なぜか“あの頃”のような楽しさが欲しいと思うことがある。

僕は中学、高校と“深夜ラジオ”にハマっていた。

新日本プロレスが発信している『棚橋弘至のPodcastOff!』やプレミアム会員向けの『飯伏幸太の世界』、『帝国放送局による王宮生活ラジオ』、『真夜中のレッスル&キングダム』 が大好きなのもこのルーツが大きく影響しているのかもしれない。

テレビとは違う独特の距離感と空気感。“あの頃”の番組に漂っていたものは何だったのだろうか。

具体的に番組名を挙げると『子安・氷上のゲムドラナイト』、『國府田マリ子のGM』、『林原めぐみのTokyo Boogie Night』などである。

それぞれ番組の色はあるが(ゲムドラは少し違うかも)、パーソナリティがリスナーのお便り(悩み相談)に向き合って声でそっと背中を押す。

そんな世界観があったような気がするのだ。

当時、福岡の坊主くんだった僕は毎週毎週一人で部屋にこもり、ラジオと向き合っていた。

PCやスマホがない時代。そこにあるのはゲーム機とラジカセと漫画、雑誌だった。

何で20年も経った今、あの頃の思い出が溢れてくるのか。その理由は分からないが、今日は少しだけお付き合いいただきたい。

 

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90年代深夜アニラジの要素分析

僕が中高生時代を過ごした90年代について少し考えてみたい。

当時はまだインターネットがほぼ普及していなかった。

僕は世代的にちょうどポケベルを通っていない。携帯電話ではなく、PHSを持っている友人が主流だった。

ラジカセとMD。カセットテープにビデオテープ。

TSUTAYAで沢山CDを借りては、録音にせっせと励む。そんな時代だ。

当時、アニメや声優が好きな人間はクラスの“オタク”とされ、ヒエラルキーの下位に位置していた。

僕は友人に隠れてオタク活動(アニメばかり見たり、アニメグッズを買ったり、深夜アニラジを聴いたり など)に勤しむタイプ。オタバレだけはしないようにと努めている時期もあった。

福岡の田舎で過ごした甘酸っぱい青春。あの頃、僕が夢中になっていたのは深夜アニラジ(声優ラジオ)だった。

ざっくりと当時の世界観とアニラジについて僕が抱いていた気持ちをまとめてみた。

  • ノストラダムスの大予言で終わるかもしれない世界
  • 非科学的だと思いつつ、どこか不安な気持ち
  • 都心の地方で明らかな情報格差がある世界
  • どこかにいる誰かの物語を知ることで、自分は1人じゃないんだと認識する世界観
  • 日常が本当につまらなくて、退屈だけどこよ番組だけは本当に面白くて、自分の居場所だと思える。
  • この場所であれば自分は虐げられない。
  • 毎週決まった時間に放送される
  • リアルタイムで聴かないとアーカイブがない
  • 誰かを攻撃するのではなく、自分の心のモヤモヤを打ち明けて、“黒い霧”を晴らして欲しい
  • 解決にはならないかもしれないけど、大丈夫だって言って欲しい。

こんな感じ。ここから約20年。世界は大きく変わった。

 

SNSの時代

兎にも角にも時代はSNSが中心になった。

ニュース番組を見なくてもSNSで情報は流れてくるし、知り合いの近況から推しの動向まで全てをSNSでチェックすることができる。

そして、自分の“お気持ち”をいつでも表明できる。

心の中に生まれた気持ちをネットの海へ簡単に流すことができる。

深く考えなくてもいい。ライトにゆるく気持ちを放流する。

それをずっと眺めている。そんな時代だ。

“あの頃”あの人や誰かに「こういうことがあってね」と打ち明ける楽しさがあった。

平等になったと言えばそれまでだが、なぜたか線があったあの頃の方が気持ちの揺れがあったような気がする。

 

最近の気持ち

僕のブログをよく読んで下さっている人は知っていると思うが、1月上旬から体調を崩して、しばらく更新を止めていた。

スタートから4年間であそこまで更新を止めたのは初。実際、相当キツかった。

それに伴い、Podcastもストップした。が、そろそろ復活させようと思っている。

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いや、別にPodcast復活の話を書きたかったわけでもない(本当に)。

何だか、“あの頃”みたいな空気感のものが作りたくなった。

時代は変わったし、求められているものも変わったと思う。そもそもで時間の使い方が全然違う。

でも、自分が一番欲しいものって、意外と誰かも欲しかったりするものだったりする。

SNSで投稿しても晴れない気持ちをそっと打ち明けられる。その悩みについてちゃんと向き合って、考えてくれる。

それだけで現代でも意味があるのではないだろうか。

短尺のコンテンツが流行る一方で、そうじゃないモノが好きな人たちだってきっといる。

その先にいる誰かをちょっと勇気付けるような番組。そんな企画を進めていくので、いつかあなたにもお知らせできるといいな。

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