新日本プロレスファンに伝えたい『かげきしょうじょ!!』の魅力

新日本プロレスファンに伝えたい『かげきしょうじょ!!』の魅力。

新日本プロレスの興行がストップした一方で、グレート-O-カーン選手のPodcastが更新されたり、『真夜中のレッスルキングダム』に金丸義信選手が出演したりとファンの心を掴んで離さないコンテンツが配信されている。

新日本プロレスのプレミアムスマホ会員限定のコンテンツだが、ぜひチェックしてほしい。

先日、TwitterでTVアニメ『かげきしょうじょ!!』のAmazonプライムビデオ配信が近日中に終了することを知った。

『かげきしょうじょ!!』は2021年7月〜AT-Xほかで放送されたアニメーション。

大正時代に創立された「紅華歌劇団」を舞台に主人公たちの奮闘劇を描いた作品だ。

元々、『かげきしょうじょ!!』原作漫画の評判が高いこと、アニメが面白いかった(らしい)ことは知っていた。

ただ、昨今のコンテンツバブルにおいて、一度見逃してしまうと、なかなか復帰が難しい。

「見よう!」と本気で思わないと中々全話見ない。そんな方も多いと思う。僕もその1人だ。

ただ、配信が終わるというのは魔力になるようで、とりあえず見てみるかと1話を見るキッカケになった。

そして、一話を見た。

ヤバかった。持ってかれた(心を)。本当に面白い。

素晴らしい。話が進む度に泣いた。嗚咽した。特定のシーンを見直した。

脚本、芝居、演出。全てが素晴らしいアニメ作品であり、近年のトップアニメに君臨したと報告しておきたい(少なくとも僕の人生10選には入る)。

ここまでハードルを上げると、見ようかな?とすでに思った方もいるはず(まだ早い)。

勿論、あらすじ以外のネタバレ無しで書くので安心してこの先も読み進めて欲しい。後半では新日本プロレスとの共通点についてもまとめたみた。

 

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あらすじ

まずは、『かげきしょうじょ!!』のあらすじを紹介する。

大正時代に創立された「紅華歌劇団」は、未婚女性達のみで構成され、美しい舞台で人々の心を魅了する劇団である。神戸にある劇団員の育成を目的とした「紅華歌劇音楽学校」では、毎年難関を突破した女学生が入学してくる。渡辺さらさをはじめとする第100期生は、希望や葛藤を抱えながら未来のスターとなるべく、日々奮戦する。

出典:ウィキペディア

「紅華歌劇団」は「宝塚歌劇団」をモチーフとしている。それは読めばすぐに分かる。というかこのあらすじの時点で伝わっているはずだ。

「宝塚」に興味ないからなぁと思わず、まずは一話を見てほしい。このアニメは完全なスポ根人情者だ。

少しだけ物語の性質について書く。

主人公たちは2年制「紅華歌劇音楽学校」に入学し、切磋琢磨しながら自分の課題に向き合い、成長していく。

キーワードは“自分と向き合う”こと。

伝説と呼ばれている「ドカベン」31巻。あの31巻には人の心を揺さぶる全てが詰まっていると言われている。

『かげきしょうじょ!!』を見ていて、ドカベン31巻を思い出した。

分かっている。『かげきしょうじょ!!』も『ドカベン』も知らない人からしたら全く伝わらないと思う。なので、少し補足する。

人の心が揺さぶられるのは、キャラクターが壁にぶつかった時、過去のエピソードを振り返り、今の自分は変わった!と奮い立つシーンである。

『かげきしょうじょ!!』のキャラクターたちは狭き門を突破するまでにも物語がある。

そのストーリーが明らかになり、キャラクターが腹を括る度に胸が熱くなってくる。

基本は明るい雰囲気だが、とにかく泣ける。

見終わった後にいい作品を見たなぁと素直に思える。

『かげきしょうじょ!!』はそんな作品だった。

出来るだけネタバレしないように、キャラクターの名前すら書かなかったが伝わっただろうか...。ここからは少し新日本プロレスとの関連性について書いてみる。

ここから1話だけでもチェックしてみて欲しい。感想はこちらまで。

docs.google.com

 

ヤングライオンたち

トップスターを目指して、狭き門をくぐり抜けたエリートたちが凌ぎを削る。

1人の役者人生と舞台の上で紡がれる物語。この二重構造が舞台の世界にある。

新人の頃から応援していた役者がトップに立つ。このカタルシスにファンの胸は熱くなり、心が揺れるのだ。

さて、お気付きの方もいるだろう。

新日本プロレスのヤングライオンシステムはこの図式とかなり近い。

名前も覚えられない練習生の期間を経て、ヤングライオンとしてデビュー。

その後、前座で経験を積んだ後に海外遠征へ。

黒パンツを卒業し、成長した姿で凱旋帰国。

あの頃、お世話になった先輩と共闘したり、対角線に立ったりする。

そのエピソードがファンを掴んで離さない要素なのだと思う。

技が凄い!強いレスラーといった商品価値と同等以上に“あの頃”から応援してきた経験価値に意味がある。

その“経験価値”を上手く活かすことな出来れば、ファンの心を掴むことができる。

例えば、上村優也が凱旋帰国後に改めて先輩たちへ挑む物語。これは今から楽しみで仕方ない。

一方で、イマイチ乗り切れないケースもゼロではない。

結局は“人としての魅力”なのだ。経験価値という愛されるアドバンテージはあれど、愛されるかは本人次第なのである。

 

別のコンテンツで時間を埋めよう

最近、改めてSNSや中身の薄い動画をぼーっと眺めているのは「楽(たの)しい」のではなく、「楽(らく)」なのだと気付いた。

楽(らく)は最強だ。時間が勝手に溶けるし、暇が潰れている感じが自分を満たしてくれる。

ただ、そればかりだと自分の中に何も無くなってしまう。

SNSで愚痴を吐いて、少しスッキリした気持ちになってるのはやっぱり意味が薄いのかもしれない。

悩みはちゃんと聞いてくれる誰かに伝えなきゃだめだ。

片手間でのリアクションではなく、ちゃんと向き合ってくれる人の言葉が必要なのだ。

ただ、今回のようにふと目にしたツイートで最高の作品と出会えたりもする。

そういった付き合い方を今後も心がけたい。

...『かげきしょうじょ!!』と全然関係ない話になってしまったが、とにかくおススメなので、ぜひチェックしていただきたい。

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