アーロン・ヘナーレはSANADAにリベンジを果たすか?

面白い試合になる予感がする。いや、それ以上に面白い興行になる空気が漂っている。そんな気持ちにさせられる対戦カードが並んでいた。

2022年3月12日。新日本プロレスが愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)大会を開催する。

「ニュージャパンカップ2022」も着実に進んでおり、そろそろ優勝候補は誰か?という論争も現実味を帯びている頃合いである。

個人的には優勝候補の一角としてグレート-O-カーン選手を考えていたが、鷹木信悟選手の昭和ガウンで明らかに空気が変わったという感じ。

次に節目で昭和ガウンを披露したレスラーが一気に空気を変えることができるだけに、後藤洋央紀選手にはぜひオカダ・カズチカ選手との試合で昭和ガウンを披露していただきたいと願っている。

本題に入ろう。

今日の大会についてだが、非常に対戦カードが面白い。バラエティに富んでいて、目が離せない勝負が続きそうである。

ザック・セイバーJr.選手対DOUKI選手の“鈴木軍同門対決”を皮切りに“ユナイテッドエンパイア3連発”だ。

新春黄金シリーズでは一人地獄のデスロードを歩んだグレート-O-カーン選手。イギリスでもどこでも見たことがないような連戦をくぐり抜け、何を掴むことができたのか。この点に注目が集まる。

続いて、ウィル・オスプレイ選手とエル・ファンタズモ選手。ウィル・オスプレイ選手がヘビー級に転向してからは初の激突(少なくとも日本ではなかったはず)となる。

これまでの実績を鑑みると、ウィル・オスプレイ選手が明らかに有利なのだが、

エル・ファンタズモ選手が明らかに不気味ではある。

ウェイトを増やし、サドンデスもアレで本当に終わったとは考えにくい。

※というかアレが発覚してもすぐにタイトルマッチが組まれたり、「スーパージェイカップ」を2連覇が取り消しにならないなど、とにかく新日本プロレスはエル・ファンタズモ選手に甘い。何か裏があるのではないか。スーパーキックは本物で、あの日の鉄板がフェイクなのではないか。そんな気にもなってくる。

つまり、何が言いたいかというとウィル・オスプレイ選手でもサドンデスが完璧に決まれば負ける可能性が充分にあるということ。

もともとイギリスでライバルだった2人なだけに目が離せない好勝負になりそうだ。

そして、メインイベントだ。

SANADA選手とアーロン・ヘナーレ選手。約一年ぶりのシングルマッチである。

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アルティメット・ウェポン

トーア・ヘナーレが本名のアーロン・ヘナーレとなりそろそろ1年が経とうとしている。

レスリングやMMAをベースに持ち、2012年にプロレスラーとしてデビュー。その後、2016年に新日本プロレスで日本デビューを果たした。

ポテンシャルや実力についてはグレート-O-カーン選手をもって「恐ろしい子」と呼ばれるものをもっている。

“アルティメット・ウェポン”。

究極兵器の名前の通り、“ユナイテッドエンパイア”ひいては新日本プロレスで大爆発する可能性を秘めているのは間違いない。

ただ、波に乗り切れているかと言われると難しい。

社会情勢などの問題はあるものの、“ユナイテッドエンパイア”に加入して以降、まだ大きなインパクトを残すことはできていないのだ。

だからこそ、今回のSANADA選手との一戦が彼にとって大きな意味を持つと思っている。

まず、勝利することで「IWGP USヘビー級」への挑戦権利が生まれること。次に、今のSANADA選手を倒すことのインパクトだ。

棚橋弘至選手を倒し、ノリに乗っているSANADA選手を倒す。このインパクトは間違いなく大きい。

何だったらここにすべてを懸けてもいいくらいまである。目標を「IWGP USヘビー級」に定めるなら事実上ここが決勝戦だという見方もできるのである。

本人の中で、春を制すと同等以上の価値を見い出していたならば、“怖いヘナーレ”が出てくる可能性がある。

昨年、二人はレスリングどんたくで好勝負を演じた。その時はSANADA選手の勝利に終わっている。このまま2連勝となるのか。

“究極兵器”が発動するのか。戦いの火蓋が切って落とされようとしている。

 

ヘナーレ「(※オスプレイがピッタリと寄り添っている。片ヒザを着きながらも、ビデオカメラをにらみつけるようにして話し始める)あともう一歩、もう一歩で俺が勝ってた。作戦通り進んでたのに……。最後にコーラクエンホールで闘ってから、あいつは俺の技をよく研究したんだろうな。チクショー! でもSANADA、これで終わりだと思うなよ。また1対1で勝負だ。今日勝ったのはお前だが、俺はリョーゴクとコーラクエンで2回、お前からスリーカウントを奪ってるんだ。また次、お前と当たるまで辛抱強く待つぞ。俺は強い味方を得たんだ。

今日のことはもういい。次の相手に向かっていく。この鬱憤はカゴシマで当たるかつての友、タナハシに全部ぶつけてやる。タナハシ、覚悟はいいか。もう俺はヤングボーイじゃない。お前の言いなりだった昔の俺じゃない。ただ暴れ狂うだけでもないからな(※と言うと立ち上がって控室に向かう)」
オスプレイ「(※ヘナーレに肩を貸す形で)ドクターに診てもらった方がいいな」
ヘナーレ「ああ、ロッ骨が折れてるみたいだ……」

出典:新日本プロレス

・スターダムがとんでもないことになっていたので少し書く

・本当のプロレスファンとは何かについて考えみる

・棚橋弘至がKENTAとのノーDQマッチで考えていたこと

・新日本プロレスを応援することにおける経験価値

・鷹木信悟のテーマ作りに人生で大切なものを学ぶ

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