矢野通選手(Y・T・R)が“G・L・K”へ!タッグ戦線に新展開の予感

2018年8月8日(水)横浜文化体育館にて、新日本プロレスのY・T・Rこと矢野通選手が“G・L・K”(ゴールデン☆ラヴァーズキラー)の異名を手に入れた。

2018年7月21日(土) には、飯伏幸太選手を“悪質タックル”で撃沈。自身の出身校である日本体育大学アマチュアレスリングのブランド回復を掛けて挑んでいる大会で、勝利という絶対的な結果を掴み取った。

矢野選手の今大会に掛ける意気込みは以下の動画にお目通しいただきたい。

 

www.youtube.com

 

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“G・L・K”爆誕

まずはこの日の試合がどれほど大きなものだったのかについて振り返りたい。

ケニー・オメガ選手は6勝1敗。この試合に勝てば3年連続の決勝進出が決まるだけに、高いモチベーションが予想された。

矢野選手は1勝6敗。決勝進出は難しい状況だが、タッグパートナーである石井智宏選手がストップ・ザ・ケニーを成し遂げた以上、自身もこの波に乗ることを考えていたに違いない。

これまでの2人のシングルマッチはコミカルな展開が続いていた。2017年には2人のマーメイドが誕生するほどに。

G1 CLIMAX 27 2017年7月25日 福島・ビッグパレットふくしま 第9試合 「G1 CLIMAX 27」Bブロック公式戦 矢野通 VS ケニー・オメガ

https://njpwworld.com/p/s_series_00447_10_09

今回はコミカルなのか?それとも矢野選手のアマレス仕込みのフェアプレーが炸裂するのか?

僕も非常に贅沢な時間を過ごしていた。結果、会場に足を運んだ。そこで見た光景は、BULLET CLUB OGに痛めつけられる“恋人”を見ていられずに、救出に入ったケニー・オメガ選手の姿だった。

自分たちの争いにいぶたんを巻き込むな――。

そんな悲痛な思いが伝わってくるよう。だが、救出に入ったものの、アドレナリンが放出され、集団での攻撃を厭わないBULLET CLUB OGに返り討ちにあってしまう。

すでに飯伏幸太選手VSタマ・トンガ選手の試合は決着済み。倒れたケニー・オメガ選手を救出すべく、ハングマン・ペイジ選手とチェーズ・オーエンズ選手がマットに上がるも時すでに遅しといった状況だった。

悲運だったのは、ケニー・オメガ選手と矢野通選手の試合がこの直後だったことだろう。

ケニー・オメガ選手はすでにリングの上にいる。であれば、対戦相手である矢野通選手はリングに向かわなければいけないのだ。

様子がおかしいことに気づいた矢野選手は花道を颯爽と駆け抜け、ボディーチェックを済ますと即フォールを狙う。

それはそうだ。これは勝負なのだから。

以前、左手を痛めているジュース・ロビンソン選手との試合で、矢野選手は試合中にこう叫んだ。

「怪我している方が悪いんだろ!?」

会場は大きく湧いた。自ら弱点をさらけ出してリングに上がっているのだから、狙われてもしょうがないのだから。

ここでもそうだ。今、ケニー・オメガ選手は身動きが取れない。であれば、このチャンスを逃さないわけにはいかない。ここで矢野選手のフェアプレーに目を奪われた。勝手に試合を始めればいいものを、きちんとルールを厳守し、これは試合をはじめていいものか?と何度も確認しているのだ。

 

 

 

 

試合開始直後のフォールをケニー・オメガ選手はカウント2.99で返し、試合がはじまった。

矢野選手は、負ければケニー・オメガ選手が決勝進出という大一番で再び“悪質タックル”の刀を抜いてきた。

が、結果的にはBULLET CLUB OGが試合をぶち壊すという結果になった。

ただし、勝利は勝利。

オカダ・カズチカ選手から新日本の至宝であるIWGPヘビー級ベルトを奪取。ベスト・イン・ザ・ワールド、ベストバウト・マシーンの異名を持つケニー・オメガ選手。

飯伏幸太選手は、ゴールデン・スターを2つ名に多くのベストバウトを繰り広げ、今回のG1CLIMAXでは、内藤哲也選手との同級生対決を制している。

Bブロックもこの2選手に内藤哲也選手を含めた3名の誰かが決勝に進出する可能性が高い。

その2選手から勝利を掴み取った実績は非常に大きなものである。

 

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石井選手・矢野選手の今後

今大会の石井選手は和製・ベストバウト・マシーンだった。IWGPヘビー級、IWGP USヘビー級、NEVER無差別級。3人のチャンピオンに堂々と勝利した。

つまり、全てのベルトに挑戦する権利が石井選手にはあると言える。そして、今大会で“G・L・K”(ゴールデン☆ラヴァーズキラー)として成果を残した矢野通選手。

僕は今、このタッグマッチが見たい。

石井智宏&矢野通組 VS ケニー・オメガ&飯伏幸太ゴールデン☆ラヴァーズ

現在、IWGPヘビー級タッグベルトはヤングバックスが保有している。EVIL選手、SANADA選手以降タイトルマッチは組まれていない。

最高のコンビネーションを倒すのは、至高の実力と究極の個性になるだろう。

ここに借りがあるそして、ゴールデン・エリートの仲間であるケニー選手と飯伏選手が挑戦する。

その結果がどうなるのか?まだまだ2018年の新日本プロレスが楽しみだ。

 

 

 

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