ジェイ・ホワイト選手は棚橋弘至選手からイッテンヨン挑戦権利書を奪うか?今回のセコンドについても言及

2018年の秋・新日本プロレスには嵐が吹き荒れている。

内藤哲也選手による“新パレハ”投入宣言。

Cody選手の提案から実現したケニー・オメガ選手、飯伏幸太選手、Cody選手によるIWGPヘビー級選手権試合 3Wayマッチ。髙橋ヒロム選手選手のベルト返上からスタートした、IWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメントの行方。IWGPインターコンチネンタルベルトを持つクリス・ジェリコ選手の乱入疑惑。そして、東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦の結末。

多くの議論が交わされている10月8日『KING OF PRO-WRESTLING』両国国技館大会。まさに何かが起きる一日となりそうだ。

今回はセミファイナルに行われる、棚橋弘至選手VSジェイ・ホワイト選手の一戦について考えてみたい。2019年のイッテンヨンに向けて大きな動きは起こるのだろうか。

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満身創痍。だからこそ強い

『情熱大陸』の棚橋弘至選手を見て唖然とした方も多かったはずだ。いつもリングや会場では明るく元気に好試合を見せる棚橋弘至選手がリングの外では足を引き立って歩いている。

膝に蓄積された歴戦のダメージは“100年に1人の逸材”をもってしても、克服できるものではなかったのだ。

ただ、僕は思う。満身創痍だからこその強さもあると。

ベストコンディションの棚橋弘至選手では実現できない強さが、特に最近の試合にはあると感じている。

誤解を恐れずに言うと2017年のイッテンヨン 内藤哲也選手の敗戦以前から2018年2月、鈴木みのる選手に負けるまでの棚橋弘至選手は、歴戦のダメージが表面化やハードスケジュールによるコンディション調整に悩んでいる印象があった。

長期欠場が決定した一戦。この試合が終わった瞬間、鈴木みのる選手はマイクを握り棚橋弘至選手に言い放った言葉は僕の胸を打った。

「腕がいてぇ、足がいてぇ。そんなんで俺に勝てると思うな!」

万全な棚橋弘至選手を殴りたい。蹴りたい。そして、勝ちたい。鈴木みのる選手の胸中には、そういった思いがあったのではないか。

完治しない箇所もあるだけに、痛いと共存し、これまでよりも強くなる必要が棚橋弘至選手にはあったのだ。

屈辱の敗戦で、エースはアップデートされた

この鈴木みのる選手との一戦から復帰して以降、棚橋弘至選手に変化があったように思う。欠場期間を経てコンディションが回復したこともあるが、これまで以上に「気持ちを見せるプロレス」を体現するようになったと思う。

派手な動きも大事、豪快な受け身もカッコいい。

でも、「プロレスが最高だなって思う瞬間」は選手たちの生の感情が全面に出ている時だ。

思わず涙が出る試合は、いつも選手たちの本音が試合から伝わってくる。

エースとして団体を牽引するために敢えて派手にしていたところを抑え、気持ちをぶつけることを軸にした試合展開を見せるように変化した。

飯伏幸太選手とのG1クライマックス優勝決定戦やオカダ・カズチカ選手との挑戦権利書マッチ。この2つは特に棚橋弘至選手のハートで勝利を掴んだ。

『WRESTLE KINGDOM 9 in 東京ドーム』 2015年1月4日中邑真輔選手VS飯伏幸太選手の試合に流れたムービーにはこれまで戦った選手がトランプのカードとして表現されていた。

WRESTLE KINGDOM 9 in 東京ドーム 2015年1月4日 東京ドーム 第9試合 中邑 真輔 vs 飯伏幸太

“ハートのエース”は棚橋弘至選手。

棚橋弘至選手はハートで2人の超人をねじ伏せたのだ。

挑戦者、勝利のカギは?

今の棚橋弘至選手は強い。ただ、ジェイ・ホワイト選手も強い。

G1クライマックス28ではオカダ・カズチカ選手、棚橋弘至選手に連続勝利。誰も想像していなかった世界を見せつけた。

さらに今回は外道選手が付いている。人の道を外れるほどの経験を積んできた男は圧倒的な知恵を持っている。更に黒に染め直した彼であれば、オカダ・カズチカ選手時代ではあり得なかった行動に出る可能性もある。試合を分ける2つのポイントはここだ。

  1. 棚橋弘至選手の癖、弱点を全てジェイ・ホワイト選手に伝えている
  2. 試合への介入行為を行う

まずは、棚橋弘至選手を見抜いている点だが、外道選手はオカダ・カズチカ選手をIWGPヘビー級ベルトV12を達成するほどの高みへ持ち上げた人物だ。

いくらオカダ・カズチカ選手の才能がダイヤモンド級だったとしても、セコンド(マネージャー)の外道選手なしにここまでのハイペースで山は登れなかったと思う。

今回、ジェイ・ホワイト選手の膝攻めを徹底したら。考えるだけでも背筋が凍りそうだ。

次に試合への介入行為。オカダ・カズチカ選手のセコンド時代には、ほぼというか全く見られなかった行為である。絶対チャンピオン、レベルの違う男にはそんな行為は必要ないと言わんばかりに。

ただ、ジェイ・ホワイト選手は今週の『週刊プロレス』でさまざまな言葉を残している。

週刊プロレス 2018年 10/17 号 [雑誌]

週刊プロレス 2018年 10/17 号 [雑誌]

 

 そのメッセージを解釈すると、何としてでも勝って結果を残したいということが伝わってくる。

ジェイ・ホワイト選手も勝ちたいのだ。景色を変えるため、一歩踏み出したタイミングで負けることは2人とって、あの行為は何だったのか、ということにもつながりなかねない。

njpwfun.hatenablog.com

セコンドにあのヒールレスラーを

大事なのは勝つことじゃない。

ただ、負けられない試合というものも必ずある。

満身創痍だからこそ、何かを起こすのが棚橋弘至選手だ。G1クライマックス28では柴田勝頼選手がセコンドにつくなど、明らかに持っているところもある。そして、計算による精神的なシュートも仕掛けるようになった。

サイコパスで狂気に包まれた男のセコンドには、人の道を外れたヒールレスラーが立つ。

であれば棚橋弘至選手もデビューから一貫してヒールレスラーである、あの男を招集するしかない。そう、ギンバエ・マスクを。 

ゴキブリ・マスク(大村孝志)ではなく、棚橋弘至のセコンドにギンバエ・マスクを招集するのだ。クラスオーバーを成し遂げるのは、ゴキブリ・マスクでもドラゴン・ジョージでもない。ギンバエ・マスクなのかもしれない。

 

もしも、このサプライズがあれば、外道選手の介入は抑えられる。スプレーからタッチロープまで、やりたい放題。後はリングでの一対一だ。

10月8日『KING OF PRO-WRESTLING』についてはこちらのランキングに入っている人気ブログでも言及されているので、ぜひチェックいただきたいところだ

僕は何かを期待して、当日の会場で着るTシャツはギンバエマスクにすることを最有力候補に挙げておきたい。

満身創痍だからこそ強い棚橋弘至選手と何をしてでも結果を残さなければいけないジェイ・ホワイト選手。この一戦から目を離すことはないだろう。

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