タイチ選手とミラノコレクションA.T.さんの対談が実現!伝説のユニオーネを振り返ってみる

2018年10月15日、新日本プロレスリング株式会社の目黒オフィスにて、『NEVER無差別級王者』“愛を捨てた聖帝”タイチ選手とミラノ式足ふみ整体『ケアレスト』代表であり、プロレス解説者&指導者を務めるミラノコレクションA.T.さんが対談を行ったことが、それぞれのTwitterで分かった。

以前から解説で息の合ったコンビを見せる2人の対談。おそらく新日本プロレススマホ会員のコンテンツで公開されるものだろう。詳細は未だ明らかになっていないが、今から楽しみな対談記事である。

ただ、一点気になったことがある。それは、精神的苦痛という言葉をタイチ選手とミラノコレクションA.T.さんがそれぞれツイートしていることだ。

なぜ、この2人はこんなに犬猿の仲なのか。その秘密を改めて紐解いていきたい。

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タイチ選手の言い分

 

ミラノコレクションA.T.さんの思い

ユニオーネというタッグ

遡ること丁度10年前の2008年。2人はリングの上で抗争を続けていた。キレキレの解説者・ミラノコレクションA.T.さんというイメージがすっかり定着したが、元々は登竜門出身のトップレスラーだった。引退セレモニーでは、「ウルティモ・ドラゴンが生んだ最高傑作」というフレーズも飛び出すほどの逸材だったのだ。そんなミラノコレクションA.T.選手と抗争を繰り広げていたのが、タイチ(当時、石狩太一)選手だ。

仲の悪さを垣間見せるどころか露呈し、記者会見で怒りをぶつけるなど、緊迫した関係が続いていた。

透明犬というエアダリルの元祖

ここから2つほど話を脱線したい。まずは、透明犬ミケーレについて。髙橋ヒロム選手のパレハであるダリルがバッドラック・ファレ選手に重症を負わされた際、髙橋ヒロム選手はエアダリルを抱いて入場していた。試合前、試合後には常に腕の中にダリルがいる。見えていないのは我々なのか。髙橋ヒロム選手が幻覚を見ているのか。様々な憶測が飛び交ったが、このエアダリル以前にも新日本プロレスには透明猫ならぬ透明犬が登場していた。

ミラノコレクションA.T.選手が連れていた「ミケーレ」だ。

このミケーレに対して、犬猿の仲であったタイチ(当時、石狩太一)選手は「ミケコ」を連れてきた。そう、ダリルに対抗して、ルリダという鳥を連れてきた田口隆祐監督のように。

この抗争は「透明犬封印マッチ」へと発展し、ミラノコレクションA.T.選手が勝利を収めた。ここから2人の関係はタッグへと発展していく。

6人目のパレハとミラノさん

続いての脱線は6人目のパレハ・鷹木信悟選手について。彼が両国国技館に現れた時もミラノコレクションA.T.さんは、「鷹木信悟!!!!」と顔を見た瞬間に叫んでいた。

アニマル浜口ジムでトレーニングを積み、登竜門で育った。被っている時期について詳細は不明だが、同じキャリアを歩んできた先輩後輩という間柄なのだ。

アニマル浜口ジム出身者が集う『ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン』。あながち、あの時の内藤哲也選手はネタじゃなかったのかもしれない。

 

ユニオーネの結成

犬猿の仲だったタイチ(当時、石狩太一)選手とミラノコレクションA.T.選手は現在の『ワールド・タッグリーグ』である『G1 TAG LEAGUE』へとエントリーを表明した。

タッグ名は『ユニオーネ(Unione)』。※組合などそういう意味らしい。

その後、ミラノコレクションA.T.選手はジュニア戦線への復帰を明かし、タイチ(当時、石狩太一)選手と共に、IWGPジュニアタッグ王座にを目指すこととなる。

当時のライバルたち はNO LIMIT(裕次郎(現、髙橋裕二郎)選手 & 内藤哲也選手)、Apollo 55(田口隆祐選手 & プリンス・デヴィット(現、フィン・ベイラー)選手、邪道選手 & 外道選手という非常に豪華な顔ぶれである。

改名の裏に内藤哲也選手あり

この4チームはモーターシティ・マシンガンズへの挑戦権を争っていた。どのタッグが最も挑戦者に相応しいのか。その結論を出すために組まれた2009年2月の4WAYマッチで内藤哲也選手からタイチ(当時、石狩太一)選手は直接ピンフォールを取られ、敗北を喫しベルトへの挑戦権利を失った。それから2ヶ月後、石狩太一選手はタイチ選手と名称を改め、新しいスタートを切ることを発表した。

それからライバルとなったのはApollo 55(田口隆祐選手 & プリンス・デヴィット(現、フィン・ベイラー)選手である。Apollo 55と言えば、ゴールデン☆ラヴァーズとのベストバウトが印象深いが、実はユニオーネとも好勝負を繰り広げていたのだ。

突然の活動停止

2009年9月13日、ミラノコレクションA.T選手は試合中の怪我で欠場を余儀なくされた。手術に成功するも、受け身を取るだけで身体に支障が出るということが分かり引退を余儀なくされた。

タイチ選手からすれば、まだまだいけるはずだったユニオーネというタッグペア。ミラノコレクションA.T.さんのご年齢が棚橋弘至選手と同級生ということもあり、ひょっとするとユニオーネの解散がなければタイチ選手は、今頃は全く別の道を歩んでいたのかもしれない。

そう思ってしまうほどの衝撃があった。

タイチ選手が解説席につくと時折「あいつが嫌い」と名言する。ここでは敢えて名前は出さないが、何故特定の選手のことを毛嫌いするのか。その背景には、ミラノコレクションA.T選手ともっと一緒にプロレスがやりたかったという想いがあるのかもしれない。変に逆恨みをしているわけではない。ただ、ムカつく。タイチ選手の本音が少し垣間見える言葉である。

精神的苦痛とは

タッグを組んでいた時期があるとは言え、元々は抗争していた2人である。また、解説席での2人の掛け合いは“仲の悪い”兄弟そのものだと言える。まるで、一緒にプロレスを見ながら言葉でじゃれ合っているように。

ユニオーネは活動を停止してしまったけど、こうやってまた関係が続くこともある。2人がプロレスに関わっている限り、道は続いていくのだ。

いつか、「タイチ式ヴィクトリア・ミラネーゼ」が飛び出す日を、僕は心から待っている。

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