トーア・ヘナーレ選手の『NEVER無差別級』への名乗りは『BULLET CLUB』加入への布石か?
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シンプルなメッセージでトーア店ヘナーレ選手は自身の胸中をツイッターで明かした。
2018年10月25日、新日本プロレスはタイチ選手とウィル・オスプレイ選手の『NEVER無差別級選手権試合』を中止することを発表した。
ウィルでオスプレイ選手の負傷回復が見込めないと判断したための苦渋の選択である。
そこで名乗りを上げたのが新日本プロレス本隊所属のトーア・ヘナーレ選手だ。
タイチ選手が『NEVER無差別級』に名乗りを上げて以降、挑戦を希望する選手が出ないという、由々しき事態が発生していた。
直接ピンフォールを取ったことで対戦カードが組まれた今回の一戦が中止となったことで、“聖帝”タイチ選手は怒りを通り越して、呆れるといった状況だ。
そこにトーア・ヘナーレ選手が名乗りを上げた。最初は若獅子の懸命な訴えに心が動いたが、ふと考えてみるとある考えにたどり着いた。
トーア・ヘナーレ選手は『BULLET CLUB』への手土産に『NEVER無差別級ベルト』を迎えにいっているのではないか、と。
『BULLET CLUB』メンバーたちの出自
新生『BULLET CLUB』メンバーの中で“ガイジン” レスラーの出身地には共通点がある。ニュージーランドであり、トンガ王国だ。そして、トーア・ヘナーレ選手の出身地もニュージーランドである。その因縁もあってか2018年には8月と9月にバットラック・ファレ選手とのシングルマッチが組まれていた。両試合ともにトーア・ヘナーレ選手のほぼ秒殺という結果だったが、バットラック・ファレ選手を相手に爪痕は残すことができた。
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— 🎃💀🎃TOA Henare ヘナーレ 🇯🇵🇳🇿 (@HenareNZ) October 25, 2018
トーア・ヘナーレ選手の実力
トーア・ヘナーレ選手のベストバウトと言えば、2018年4月に行われた石井智宏選手とのスペシャルシングルマッチだろう。まだまだ荒削りな印象のあるトーア・ヘナーレ選手の魅力を10以上に石井智宏選手が引き出した好勝負となった。その試合後、石井智宏選手はこう語っている。
石井「若造、若造。痛えだろ? 苦しいだろ? 悔しいだろ? これがプロレスだ。プロレス人生、ほとんどがこれとの闘いだ。これにどう向き合うか? これにどう打ち克つか? それが全てだ。あいつとの試合、俺の負けは絶対ない。間違いなくない。ただ、重要なのはそこじゃねえんだよ。重要なのはこのシングル、会社のプッシュで組まれたカードか? それともあいつ自身が自分の手で掴み取ったのか? そこだよ。それからもっと重要なこと。それは毎試合、こういう気持ちで挑めるか。毎試合、なんらかの爪痕、インパクトを残せるか。そして、俺以外の人間ともこういう試合ができるかだ。レスラーはいろいろいるから。常に自分のスタイルを貫いて突き進むこと。それが一番重要だよ。まあ、あいつがどうなろうが俺には関係ない話だけどな」
出典:新日本プロレス公式
石井智宏選手とのシングルマッチが決定するまでトーア・ヘナーレ選手は何度もシングルマッチを希望していた。その姿勢に過去の自分を重ねたのか、普段口を開かない石井智宏選手から彼らしいエールが贈られた。
この試合がトーア・ヘナーレ選手にプロレスラーとしての火を付けたという見方もある。この4ヶ月後にバットラック・ファレ選手とのシングルマッチが組まれたことからもそれは明らかだ。
鈴木軍 VS BULLET CLUB
タイチ選手は自身のTwitterでこう語っている。
😳…
— タイチ (@taichi0319) October 25, 2018
呆れた
いいよもう
ベルト返してやろうか?
向かいのホームとか路地裏の窓とかあちこち探してるヤツもいるし https://t.co/qCOmMcM966
今のところ全くトーア・ヘナーレ選手は眼中にないという状況だろう。ただし、前王者・後藤洋央紀選手、ウィル・オスプレイ選手以外では初となる挑戦表明だ。
順番待ちの列を無視して名乗りを上げたトーア・ヘナーレ選手に対して、“聖帝”タイチ選手は一体どんな感情を抱くのだろうか。
新日本プロレスの決定もあるが、チャンピオンの意向でタイトルマッチが決まるケースもある。タイチ選手の一挙手一投足で若獅子のレスラー人生が大きく変わるのだ。
そして、僕はこう思っている。トーア・ヘナーレ選手は『NEVER無差別級ベルト』を手土産に『BULLET CLUB』入りを表明するのではないか、と。
石井智宏選手、バットラック・ファレ選手に敗れた自分が今の『BULLET CLUB』に入る資格はあるのか。同郷出身者が集まるユニットだ興味がないと言えば嘘になるだろう。
さらに今の新日本プロレスで最も注目を集める存在にまで飛躍したジェイ・ホワイト選手はトーア・ヘナーレ選手と同級生でもある。同年代の台頭に“焦らない”わけにもいかないだろう。
タイチ選手VSトーア・ヘナーレ選手のタイトルマッチが組まれるのか。現時点では未定であるが、仮に決定すれば鈴木軍 VS BULLET CLUBにもつながる展開になってくる。
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チャンスの本当の意味とは何か。今後の動向が気になる次第だ。
そして、先日意味深なTシャツを公開したチェーズ・オーウェンズ選手もタイチ選手にリプライを飛ばしている。
Hmmmmm 🤔🤔
— chase owens (@realchaseowens) October 25, 2018
まさかのタイチ選手、トーア・ヘナーレ選手、チェーズ・オーウェンズ選手の3WAYマッチとなるのか。今後の展開を期待したい。
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