ジェイ・ホワイトはTTOでIWGPを戴冠できるか?

『BULLET CLUB(バレットクラブ)』加入以降、ジェイ・ホワイト選手の勢いが止まらない。

2018年の東京ドームでいきなり棚橋弘至選手の持つ『IWGPインターコンチネンタルベルト』に挑戦し、翌日ケニー・オメガ選手直々のスカウトを断り、『CHAOS』に加入。1ヶ月後には、『IWGP USヘビー級王座』に輝いた。

「ざんまいポーズ」の拒否やYOH選手にラフファイトを強制するなど、ユニット内に不協和音を響かせるなど「違和感」を撒き散らしつつ、『G1クライマックス』でオカダ・カズチカ選手、棚橋弘至選手に勝利。

そして、外道選手を引き連れて、『バレットクラブ』へと加入した。

試合を見ていて思うのが、明らかに強く、上手くなったということ。

ヒールとしての才能が弾けた結果、KUSHIDA選手の門出を祝う最高の瞬間にまで乱入を果たすようになった。

鳴り響くブーイングの雨を祝福かのように浴び続ける。

まさに、新日本プロレスのトップヒールレスラーへと成長した。

いよいよ『IWGPヘビー級王座』に君臨する棚橋弘至選手との選手権試合が迫ってきた。

ジェイ・ホワイト選手ははTTOで『IWGPヘビー級ベルト』を戴冠できるか?

その可能性について考えてみたい。

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介入なしでも十分に強い男

ジェイ・ホワイト選手の急成長を見ていると、人は何かがキッカケで大きく化けるということを再認識させられる。

2018年のイッテヨンは正直、まだまだこれからというレベルに感じていた。だが、徐々に力を付けて、現在ではオカダ・カズチカ選手が過去最も強い“ガイジン”レスラーだと公言している。

そう、ジェイ・ホワイト選手は強い。

出せば決まる「百発百中」、「問答無用」、「天下無敵」のブレード・ランナーは窮地の状況から一撃で試合をひっくり返す破壊力を秘め、東京ドームでオカダ・カズチカ選手をも葬った。

東京ドームがオカダ・カズチカ選手一色に染まっている状況。試合の展開も全てオカダ・カズチカ選手の勝利へと向かう順調な運びになっていたにも関わらず勝てなかった。

レインメーカーの時代を築いた外道選手が隣にいる。この神通力がジェイ・ホワイト選手をより強くしているのかもしれない。

そして、「何かが起きる雪の札幌」では新技・TTO(棚橋タップアウト)を繰り出し、タップアウト勝ちを掴んだ。

翌日にはYOSHI-HASHI選手をタップアウトに追い込みYTOの名称を変えるなど規格外の展開も見せている。

もしも、オカダ・カズチカ選手を仕留めればOTO。後藤洋央紀選手ではあればGTOになる。

いつまでも信じていたい。最後まで思い続けたい。

CHAOSの裏切り者は本当に諦めたのか

ある日、YOSHI-HASHI選手から驚きのコメントが飛び出した。その内容については新日本プロレスの公式きからも削除されているため、ここでは深く言及しないでおこう。皆さんご存知だとは思うが。

今、最も美味しいカードを持っているのはYO SHI-HASHI選手で間違いはない。

オカダ・カズチカ選手からは相変わらず正パートナーとして認識され、棚橋弘至選手にはまだ「忘れていない」とラブコールを受けている。

もしもあの時、動くつもりだったのなら、もう一度アクションを取るタイミングはここしかない。

そして、もしも動いたなら『バレットクラブ』はジョーカーを手に入れることになるのだ。

YOSHI-HASHI選手ほど会場と『新日本プロレスワールド』で評価が別れる選手はいないと思っている。

映像では伝えきれない独特なパワーがYOSHI-HASHI選手にはある。だからこそ、棚橋弘至選手は彼を欲しているのだ。

独特なパワーとは「なんだがよく分からないが応援したくなる」ということである。

もしも、『バレットクラブ』がこの力を手に入れてしまったら?まだまだ新しい展開が待っているのかもしれない。

セコンドにオカダ・カズチカ?

大阪決戦ではセミファイナルにオカダ・カズチカ選手VSバッドラック・ファレ選手の試合も組まれている。

変な距離感がなくなり、ガッツリしたタッグを組むことを宣言したオカダ・カズチカ選手と棚橋弘至選手は新技というか全部乗せというか、ド派手なコンボ技を繰り出すほどの関係性になってきた。

もし、オカダ・カズチカ選手がバットラック・ファレ選手に勝利した場合は、セコンドに付く可能性は十分にあると思う。

棚橋弘至選手の対角線にはジェイ・ホワイト選手が、そして外道選手がいる。

かつてプリンス・デヴィッド選手と外道選手が『IWGPジュニアヘビー選手権試合』を戦った際、オカダ・カズチカ選手はセコンドにいた。

相手が『リアル・ロックンローラー2.0』だけに可能性はゼロだとは言い切れないだろう。カード順的に難しいとは思うが。

※プリンス・デヴィッド選手VS外道選手の試合は何故か新日本プロレスワールドにない。ぜひ、配信していただきたいものである。

 

流れはバレットクラブにあり

ジェイ・ホワイト選手は『バレットクラブ』に加入以降、勝率が半端ないことになっている。

正確に調べてはいないが、ほぼ負けていない状況だとも言えるだろう。

事実、ガッチリ組んだ札幌でも棚橋弘至選手&オカダ・カズチカ選手を退けている。

流れはジェイ・ホワイト選手にある。だが、ケニー・オメガ選手戦以降、怒りを覚えて完成した棚橋弘至選手は一筋縄ではいかないチャンピオンである。

風車の理論で勢いを利用し勝利を掴む可能性は十分にあると思っている。

もしも、ここでジェイ・ホワイト選手がベルトを戴冠したらもはや誰も手に負えない事態にもなりえる。

今のジェイ・ホワイト選手なら長期政権を築く可能性は十分にあるためだ。

ブレード・ランナーとTTO。

ジェイ・ホワイト選手は2つの技で棚橋弘至選手からベルトを奪う準備はできている。

「リアル・ロックンローラー」が新日本プロレスでかなわなかった頂きにジェイ・ホワイト選手は手が届きそうなところまで来た。

これは、プリンス・デヴィッド選手をキッカケにジェイ・ホワイト選手が新日本プロレスへの門を開いた歴史から踏まえれば、夢のような出来事でもある。

そして、もう一つの道もある。バットラック・ファレ選手と共に挑むタッグ戦線への道だ。EVIL選手&SANADA選手を脅かすのはこの2人かもしれない。

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