エル・ファンタズモが「バレットクラブ」へ加入!新日本プロレスジュニアは新時代へ

エル・ファンタズモが「バレットクラブ(BULLET CLUB)」へ加入!新日本プロレスジュニアは新時代へ。

突如、会場で公開されるようになった謎のサングラスを掛けた男のムービー。

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」にも参戦が発表されるなど、その正体について様々な憶測が飛び交っていた。

予想通りの選手が現れるのか。それともサプライズで斜め上からのプロレスラーが発表されるのか。

「濵かつ Presents レスリングどんたく 2019」でその正体が明らかになった。
 群雄割拠とも言える新日本プロレスジュニアの戦況は大きく変わった。

KUSIDA選手が海の向こうに旅立ち、髙橋ヒロム選手は欠場中。2017年のリコシェ選手、2018年のACH選手など、田口隆祐選手とパートナーを組んだ選手が世界的に認められ、旅立ちも増えていた。

常に変化を続ける新日本プロレスジュニアにおいて、また1人日の目を浴びるべき選手が現れた。

エル・ファンタズモ選手である。「バレットクラブ」に加入した彼は新日本プロレスジュニアのレジェンドである獣神サンダー・ライガー選手をもって「だから新日本プロレスは唾をつけとけって言ったんだよ!!!」と激昂するほどの選手だった。

新日本プロレス本体でスカウトすべきほどの選手。前述したリコシェ選手やACH選手と比較してもそれ以上の身体能力を秘めたハイフライヤー。

そんな彼が選んだユニットは新日本プロレスを牽引するヒールユニット「バレットクラブ」だった。

ここからはエル・ファンタズモ選手について調べた内容についてまとめていきたい。

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レジェンドが認めた逸材

石森太二選手のタッグパートナーとしてセルリアンブルーのリングに現れたエル・ファンタズモ選手。

レボリューション・プロレスリング(RPW)のレスラーとして、その実力を発揮してきた。

日本ではほぼ情報のないノーマークなレスラーという見方もあるがその実、イギリスを中心に高い評価を得ている選手であった。

2018年に獣神サンダー・ライガー選手と激突。一度新日本プロレスに呼びたいとTwitterで投稿するほどのポテンシャルを秘めていること、またウィル・オスプレイ選手と幾多の戦いを繰り広げてきたこということが分かる。

実績とポテンシャル。

新日本プロレスジュニアの新しいスターがイギリスより舞い降りた瞬間だった。

 

個性のぶつかり合い

この日の4人タッグマッチはドラゴン・リー選手&ウィル・オスプレイ選手の新旧「IWGPジュニアヘビー級王者」チーム。また、ウィル・オスプレイ選手はMSGまで「NEVER無差別級王者」のベルトを戴冠していた。

そこにKUSIDA選手からベルトを奪い、田口隆祐選手、獣神サンダー・ライガー選手との激闘を経て、更に名を挙げた石森太二選手。今回発表となったエル・ファンタズモ選手が対峙する。

試合が始まる前からベストバウトの予感がプーンと漂っている。

何かが起こる緊張感と、新しい夜明けへの期待感。そんな思いを裏切ることなく、紛れもなく新世代のベストバウトが繰り広げられた。

そう、髙橋ヒロム選手、KUSIDA選手、ウィル・オスプレイ選手、マーティ・スカル選手の4WAYマッチを彷彿とさせるほどの試合だったのだ。

とにかく早く、トリッキー。パワーもあり、テクニックもある。

こんなレスラーが4人同時にリングに上がっていること自体がミラクルだ。

元々、新日本プロレスへの参戦をTwitterで吟味していたエル・ファンタズモ選手。最高のお披露目となった。

 

BSJ2019で魅せる姿

試合後のバックステージでエル・ファンタズモ選手はこう語っている。

ありがとう。トゥー・スイート♪(※と言って石森とウルフサインを合わせる)。いまは何をすればいいかわからないけど、せっかくだからここに集まった1人1人に言っておきたいことがある。ここ2年間、俺はいいヤツを演じてきたが、それはただ“フリ”をしていただけだ。いまはニュージャパンのBULLET CLUBに入った。もう“ミスター・ナイスガイ”はいない。IWGP Jr.ヘビー王座がBULLET CLUBに戻ってくるときがきた

出典:新日本プロレス

 

ナイスガイではない。ヒールとして、「IWGPジュニアヘビー級王者」を狙う。

その切符を手に入れる最高のチャンスが「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」である。

2018年は石森太二選手が決勝へ駒を進めたが、髙橋ヒロム選手に敗れている。

エル・ファンタズモ選手が狙うは初出場初優勝だろう。

その答えは電飾ジャケットに現れている。「バレットクラブ」の創設者であるプリンス・デヴィッド選手が“リアルロックンローラー”として見せてきた出で立ちを復刻させたのだ。

あの時、「バレットクラブ」としてヒールになったプリンス・デヴィッド選手は「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で全勝優勝を成し遂げている。

この記録は獣神サンダー・ライガー選手と2人しか実現できていない奇跡的な記録だ。

なぜ、エル・ファンタズモ選手は電飾ジャケットを着用したのか。

その答えが分かるのは「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」なのかもしれない。

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