KENTAとYOSHI-HASHIの「NEVER」!真逆な2人の対決

KENTAとYOSHI-HASHIの「NEVER」真逆な2人の対決について書きていきたい。

先日の「IWGPインターコンチネンタルネンタル選手権試合」内藤哲也選手VSジェイ・ホワイト選手の一戦であることに気付いた。

ジェイ・ホワイト選手に対する理不尽なブーイングがかなり減ってきている。そう。いよいよジェイ・ホワイト選手が新日本プロレスのファンに実力を認めさせることに成功したのである。

外道選手、邪道選手と共に「CHAOS」を離脱して1年。ジェイ・ホワイト選手は大きく成長した。この話は改めて書きたいと思うので、今日はこのくらいで。ただ、ジェイ・ホワイト選手の代わりにブーイングを一身に浴びている男が柴田勝頼選手を裏切り「バレットクラブ」に加入したKENTA選手だろう。

入場しても試合に出ても、SNSでもブーイングの嵐。一部擁護しているのはノア時代からの熱心なファンたちであり、新規層の大半は彼へブーイングを贈っている。

まぁ、そもそもで「バレットクラブ」はヒールユニットなので、ジェイ・ホワイト選手がリーダーに立つ以前のように、声援だけが巻き起こる状況の方が異常事態だった訳なのだが。

ここからは今、新日本プロレスで最もブーイングを浴びるレスラーであるKENTA選手となぜだから応援したくなる才能を持ったYOSHI-HASHI選手について考えてみる。

YOSHI-HASHI選手が「NEVER無差別級」に挑むのは2017年にプロレス王鈴木みのる選手に挑んで以来。今度こそ結果を残すことができるのか。まずは2人の違いについて考えてみたい。

 

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ヒールがハマった男

「バレットクラブ」に加入後、KENTA選手の潮目は大きく変わった。“名勝負製造機”石井智宏選手との「NEVER無差別級選手権試合」では、タマ・トンガ選手らの介入もあり、ベルトを奪取。新日本プロレスで初となるシングルベルトを戴冠した。

その流れを受けて「IWGPタッグ選手権試合」で突如花道から姿を現し、YOSHI-HASHI選手のカルマを妨害した。

黒から金へ髪の毛を染め上げ、ヘラヘラしていることが増えた。入場曲も変えた。

「KENTAのプロレス」を魅せるために、様々な工夫を凝らしていることが分かる。ただし、ここに来てナイーブなコメントも目立つようになってきた。

ダチョウ倶楽部のように「押すなよ!絶対押すなよ!」というフリなのか。それとも本音なのか。どっちなんだい!

 

KENTA「オラ、YOSHI-HASHI! こんなとこかな? いや、もっと熱くしてくんないと。ちょっと、座って話そうよ。(※と言ってフロアにあぐらをかく。そしてNEVERのベルトを示して)これが欲しいんでしょ、彼? ねえ? いつでもやるよ。やる準備はできてるよ。ねえ、彼なら獲れるよ。みんな、新日本のファンは、彼が獲ること望んでんじゃない? ねえ? 彼ならやれるよ。頑張って。でも、もうちょっと熱くしてほしいな、あのことに関しては。新日本のファンも喜ぶよ、それの方が。新日本のファンは、俺のツイッターとかに『辞めろ』とか『(新日本に)来んな』とか『引退しろ』とか(書き込んできて)。怖いなあ……。ひどいこと言うな、新日本のファンは。やめてよ。やってやるから、いつでも。YOSHI-HASHI。あとね、彼はね、目がヤバイ。目が怖い。変な意味で。目が怖いな。(※立ち上がりながら)新日本のファン、絶対に俺の悪口、ツイッターに書くなよ。絶対、書くなよ。絶対だぞ。書くなよ。書くなよ。書くなよ……」

 

応援したくなる男

YOSHI-HASHI選手は絶対的な個性を持ったレスラーである。棚橋弘至選手も認める光属性。誰しもが気付いたら応援しているという魅力を持っている。

「本当か?」と思う方は会場でYOSHI-HASHI選手を見てみて欲しい。群雄割拠の新日本プロレスの中でも彼の特異性に気付いてしまうはずである。

つまり、「バレットクラブ」加入後のKENTA選手が自然とブーイングを集めてしまうことに対して、YOSHI-HASHI選手は自然と歓声を集めてしまうタイプなのである。

2人は対局に位置している。だからこそ、今回の一戦が決まった場合、色々な角度から試合が楽しめると思うのだ。

YOSHI-HASHI「オイ、KENTA! オイ!タッグの時もちょっかい出して、今日もだろ。おまえ、おまえのNEVERの相手、探しているんだろ? それも、こいつなら簡単に防衛できんじゃないかって、そんな有利に思っているような相手を探しているんだろ? ベルトを持っていた方がこの先もいいからな。だがな、そう簡単には安安と防衛できると思うなよこの野郎。やってやるよこの野郎。この前のイギリス。それ以上にボコボコにしてやっからなこの野郎、覚悟しとけコノヤロー!」

 

NEVERが求めるのはだれだ

今後のシリーズに関する情報はこちらもチェックいただきたい。

過去新日本プロレスで一度もベルトを戴冠したことがないYOSHI-HASHI選手。

新日本プロレス参戦後、いきなりシングルベルトを戴冠したKENTA選手。

新日本プロレスでのキャリアを比べるとあまりにも差が出てしまう。念願叶って「G1クライマックス」のエントリー権を手にしたかと思えば、2019年は再び出場枠から漏れてしまった。

YOSHI-HASHI選手の目線から見れば、単なるタイトルマッチへの乱入を除いても気に食わない点があるに違いない。

「NEVER無差別級」王者としてKENTA選手は一体どんなプロレスを魅せていくのか。

ジェラシーに燃えるYOSHI-HASHI選手は勝利を掴むことはできるのか。まずはタイトルマッチの決定を待ちたい。

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