KENTAが石井智宏いや、TOMOに萌え!ヒールの才覚が爆発する時

KENTAが石井智宏いや、TOMOに萌えている。白熱のバックステージが明らかにヤバい。ヒールの才覚が爆発する時が迫っている。文字にするとそのままなのだが、書いてみた時の違和感も凄い。KENTA劇場は今、新日本プロレスのバックステージで最も楽しみにされているものの一つなのかもしれない。

2019年秋。いよいよはじまった「保険見直し本舗 Presents Road to POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019~」。

新日本プロレスではジュニア戦士の祭典「スーパージュニアタッグリーグ」でタッグチームが凌ぎを削る中、新しいロックスターが誕生した。それもバックステージで、だ。

「バレットクラブ」の「NEVER無差別級王者」KENTA選手のバックステージは田口隆祐選手を彷彿とさせるようなコメントが飛び出している。

ヒールターンしたKENTA選手は一体どこに向かっているのか。柴田勝頼選手を裏切り、ヒールの花道を歩み出した男は現在、石井智宏選手、いやTOMO選手の一挙手一投足に釘付けとなっている。

ただ、これだけは言える。新日本プロレスに姿を現して約3ヶ月。KENTA選手は今が最も輝いている。

 

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名勝負製造機の今

正直に言ってしまうと、石井智宏選手は「試合の納得度」という意味で新日本プロレスの事実上トップに躍り出てしまった感がある。

シングルマッチを組めば全てがベストバウト級。石井智宏選手の試合は間違いない。そんなイメージがつき始めていた。世間はいつしか彼を“名勝負製造機”と呼んでいた。

だが、世の中は光があれば影もある。

完璧すぎる試合を行うことで、石井智宏選手の前哨戦に対する期待値が下がっていた気がするのだ。これは由々しき問題である。

本番は確実に面白い。常に100%以上の試合で僕たちの度肝を抜くものだから、前哨戦をマジマジと追うことが減っていたように思う。僕は山の頂上だけを見て登山しているため、途中にあった花を見逃してしまっていたのかもしれない。EVIL選手があれだけ突っかけた時は流石に話は別だが。

そして、リングの上だけで完結してしまうほどのクオリティを見せつけてきた石井智宏選手の前に天敵が登場した。

開き直ったことで圧倒的な魅力を放つようになった男。KENTA選手である。

 

彼、ジャニーズ系じゃない?

イギリスで石井智宏選手を破ったKENTA選手。石井智宏選手は久しぶりに手に入れた「NEVER無差別級」のベルトは短期間で手放す結果となってしまった。

この事態に立ち上がったのが同じ「CHAOS」のYOSHI-HASHI選手だ。

「狙え!初戴冠」とファンの想いを背負ったYOSHI-HASHI選手がKENTA選手へ挑戦表明。

ヒールを倒すのはベビーフェイスの仕事と言わんばかりにナイスファイトを繰り広げたが、ベルトに手が届くことなかった。

YOSHI-HASHI選手を退けた現王者に挑む男は誰か。僕たちのプロレスヒーロー石井智宏選手しかいない。

結果、内容、インパクト。全てが欠けた印象を受けたイギリスでのタイトルマッチを許せなかったのだろう。石井智宏選手はこれまで以上に感情を爆発させKENTA選手へと向かっていった。

第2ラウンドのはじまり。喧嘩上等な2人はどんな前哨戦を繰り広げていくのかと思ったら、バックステージはKENTA選手の独壇場となった。

プロレスリング・ノア時代を詳しく知らない僕からすると、正直驚いた。「相手をおちょくる」という意味では新日本プロレスでトップに君臨しているかもしれない。 

 

彼はこれ(NEVERのベルトを指し)を、これが欲しいんでしょ、これ、これが。そりゃそうだよね。だって、イギリスの試合、俺、そうとうしょぼかったから。それに負けて獲られたなんつったら、やっぱ、彼の思いが成仏できないのはわかるよ、うん。だから彼が次やるべきなんじゃないの?新日本のファンの皆さんもそれを望んでんじゃない、だからファンの皆さんと彼が一丸となってとなってこれを取り返してくれよ、頑張って。んで俺ここ数日、何かねーあの彼の風貌?何か好きになれねーなって思ってて、何でかなって思ったらやっぱ、彼って、あの、ちょっと顔がジャニーズ系じゃない、だから何かちょっとああいうタイプ好きじゃないのかなーって。本人もちょっと意識してるでしょ。そういうとこあるじゃない。何か立ち振る舞いとかちょっとイケメンっぽい何かそういう自分を自覚してるところもあるし。あと会社も推してるでしょイケメン方向で、あのSHO、YOH、TOMO、3人で何かイケメンのグループ作ろうとかって垣間見えてね。で、本人も、TOMOも満更じゃない感じが嫌だよね。で何でYOSHI-HASHIが嫌いになれないかなって思ったけどあいつブスじゃない。だから何か、何かどうにも嫌いになれないんだよね、多分。だってあいつブスじゃない。だからそれだよね。何が言いたかったかっていうと、YOSHI-HASHIはブスっていうこと、以上。」

コメントの要件はこうだ。

【1】イギリスでしょぼかった俺に負けた石井智宏選手は悔しくてしょうがないだろう。【2】石井智宏選手が好きになれないのはジャニーズ系の風貌とイケメン風な立ち居振る舞いにある。イケメングループを作ろうとしているところも鼻につく。SHO、YOH、TOMO。【3】 YOSHI-HASHI選手はブスである。

KENTA選手は一体何を言っているんだ!?

 

新日本プロレスファンを煽る

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ヒールの道を突き進むKENTA選手は、柴田勝頼選手を裏切ったあの日から多くのブーイングを浴びてきた。ブーイングのシャワー。KENTA選手が新日本プロレスで手に入れた財産の一つだ。

プロレスラーはファンが見た時に好きか嫌いか、どちらかに自分を位置させる必要がある。無関心が最も危ない。興味を持たれなければ誰の心も動かすことができないためだ。

新日本のファン! 元気ねぇなぁ! 最初の勢いはどうした、オイ? ブーブー言ってこいよ、もっと! 言っとくけどなぁ、俺はオマエらになぁ、好かれようなんてこれっぽっちも思ってねぇんだよ! オマエらの、オマエらの代表の石井が……いやいやTOMOがあんだけやってんだから、オマエらが声援送るのが当然だろ! 俺にブーイングの一つでも飛ばしてみろよ! 石井が……いやTOMOが、あんだけ頑張ってんだぞ? その気持ち分かんねぇのか、オマエら? 何回でも言うけどなぁ、俺はオマエらに媚びるつもりは一切ねぇし、テメェらがどんだけ悪口言おうが何しようが、マジで関係ねぇから! オマエらに応援してもらおうなんて、これっぽっちも思ってねぇからな! なぁ、もっと来いよ! 足りねぇよ! 物足りねぇよ! なぁ! もっと声援、まだまだ続くから! オマエらの声援を、石井に……いやいやTOMOに、ぶつけろよ! まぁ今日、何が言いたかったかっていうと、『YOSHI-HASHIはブス』ってこと!」

 オチにYOSHI-HASHI選手を使っている意図は分からないが、KENTA選手のバックステージはKENTA劇場的な感覚でファンの心を掴もうとしている。

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