KENTAとTOMOの「NEVER」が新しかった理由
KENTAとTOMOの「NEVER」が新しかった理由をいくつか挙げていきたい。
まずは、スタッフとの関係性。新日本プロレスオフィシャルである「新日本プロレスワールド」のカメラマンとの見えそうで見えない絆が醸成されていったこと。更に英訳している方にまで飛び火したこと。
次にTOMO(石井智宏選手)を徹底的にフォーカスし、Twitterのトレンドに入れるようなアクションを行ったこと。
最後に、何故か前挑戦者であるYOSHI-HASHI選手について言及し続けたことだ。
KENTA選手が新日本プロレスに来て、セルリアンブルーのリングに立って3月が経とうとしている。
「G1クライマックス」で魅せた破竹の連勝劇から衝撃の「バレットクラブ」加入。「NEVER無差別級王者」への挑戦劇。
いよいよ今日のタイトルマッチへが総本山である。対角線に立つ石井智宏選手(TOMO)もそう。
「IWGPヘビー級ベルト」や「ブリティッシュヘビー級ベルト」戦線で戦ってきた石井智宏選手が久しぶり手を伸ばした「NEVER無差別級ベルト」。
それぞれの終わらない気持ちが錯綜するベルトを掛けた秋の一騎討ちはどんな試合になるのだろうか。
オープンな男
新日本プロレスにアジャストする。調子を取り戻す。側から見ても全盛期のコンディションから少し離れたところにいたKENTA選手。
僕もそうだが、多くのファンがKENTA選手に対して辛辣な意見と視点を向けていたように思う。
選ばれた者ですから立つことを許されないリングだ。新日本プロレスの前に所属していた団体のネームバリューだけでは納得することができないのは性だろう。
ただ、変化があった。その変化はこれまでの新日本プロレスになかったものであり、新しい可能性が封切られた予感すらした。
KENTA選手は今シリーズから明らかにキャラクターを変化させてきた。
猪突猛進なように見えて器用。何でもできるが技の数を厳選させ、洗練させている男・石井智宏選手を相手にSNSを活用した前哨戦を繰り広げてきた。
これは、これまでの新日本プロレスでオカダ・カズチカ選手や棚橋弘至選手、内藤哲也選手らを含めて誰もできていなかったことだった。
Twitterのタイムラインには#TOMOが並ぶ。そして、Instagramでも人気俳優の写真が並ぶ中で石井智宏選手の姿を確認できた。KENTA選手の策略はバチッとハマった。
石井智宏選手からすれば「ふざけるな!」という事態であるが、企業から見れば非常に素晴らしいことである。
イッテンヨン、イッテンゴ
新日本プロレスでトレンドに入りやすいワードはいくつかある。オフィシャルの#njpwは勿論、SANADAも頻繁にトレンド入りを果たしている。
そこで今回の#TOMOである。
色々なタレントが想像できるこのハッシュタグ。
TOMOと呼ばれる可能性のあるタレントやアイドル、アーティスト、ミュージシャンの名前を想像してみると何人も顔が浮かんでくる。
そんな中でトレンドをクリックしてみると出てくるのがゴン太顔のニ枚目だ。インパクトが半端じゃない。
では、KENTA選手が同じ手法で別選手をファチャーしたら一体どうなるだろうか。新日本プロレスが運命を決め、歴史を変える2日間。
勿論、SNSでの盛り上がりも必須だと言えるだろう。そこで力を発揮するのはKENTA選手なのかもしれない。
そして、待ちに待った本調子のKENTA選手も近づいてきている。その証拠に身体付きも変化してきているのだ。
見つけた。今日も、来てくれたんだ。(※そのビデオカメラつ顔を寄せて)もしよかったら、今夜いっしょに、タコ焼き食べに行かへん? ……イメージビデオかよ! 日にち迫ってんだよ。どう、このメンタル。メチャクチャ安定してるよ。もう、あと数日。あと2日か? なんだろうな、この気持ち? 自分の好きなドラマが来週、最終回になっちまうみたいな、何とも言えないこの寂しい気持ち。なんなんだろうな? もう、いよいよだよ。お前らが俺と石井……俺とTOMOに望むもの。『KENTA負けろ』『KENTAいらねえ』『KENTAどっか行け』、何でもいいよ、『TOMO頑張れ』『TOMO燃えろ』、何でもいい、その代わり“ハッシュタグT・O・M・O”使って、このあさっての試合、盛り上げてみたらいいんじゃないの? もうあと2日だよ……」
柴田勝頼が大阪へ?
棚橋弘至選手のInstagramで柴田勝頼選手がアメリカから大阪へと“密航”を果たしたポストが行われていた。
後藤洋央紀選手のセコンドか。それとも、KENTA選手へのリベンジを果たすためか。はたまた解説席に座るのか。
見逃せない大阪大会。Sleepしている暇はなくなってきた。
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