『新日本プロレスTogetherプロジェクト』が面白い件
『新日本プロレスTogetherプロジェクト』が面白い件について書きたい。
2020年3月4日から本格的に始動した『NJPW Together』。新日本プロレスが大会が開催できない状況の中「自分たちに何かできることはないか?」、「今の自分たちにできることを形にしていく」ために生まれた取り組みは大きな盛り上がりを生んでいる。
本来であれば旗揚げ記念日のメインイベントで試合をするはずだった「ロス・インゴベレナブレス・デ・ハポン」の内藤哲也選手と高橋ヒロム選手のトークショーからプロレス史上でバカ売れした映像作品『CHAOS学園』の外伝を仕込んできた矢野通選手。
そして、特別なセットや台本、演出なしにファンからのお悩み相談に乗り続けた真壁刀義選手と本間朋晃選手。
この先にも『IWGPタッグ王者タッグチーム』“ゴールデン☆エース”棚橋弘至選手と飯伏幸太選手のスペシャルトークや田口隆祐選手による『月刊シックスドットナイン!生だョ!一緒にTogetherしようぜスペシャル』の二本が控えているだけに、例え試合がなくとも賑やかな時間は続いていきそうだ。
ここからはこれまでに配信された3番組の面白さや特徴について振り返っていきたい。
『新日本プロレスワールド』に未加入だったり、まだ配信を見ていない方はぜひチェックいただければ幸いだ。
まずは『ワンダーランド』で伝説を作った2人が帰還した『内藤哲也&高橋ヒロムのスペシャルトークショー」からだ。
そりゃ怒られるわ
「手洗い!うがい!元気!元気!手洗い!うがい!元気!元気!!!」
高橋ヒロム選手は今の自分たちにできることとして、予防の大切さを訴えた。
そうなのである。実際、我々に今できることは何かと問われると、ウイルスの予防以外ないのだ。
そもそも新日本プロレスが興行を自粛しているのは大切なファンに危険が及ばないためである。
プロレスをやりたい。プロレスを見たいという気持ちはレスラーもファンも一緒。
ピンチに強いプロレスが不測の事態で通常の興行を開催できない中、『新日本プロレスTogetherプロジェクト』の幕開けに相応しいキャッチーなメッセージだったように思う。
また、見どころについても少しだけ。内藤哲也選手の素顔を引き出す高橋ヒロム選手のトーク術は勿論のこと、久しぶりにベルトさんが喋ったことが印象深い。そして、インターコンチネンタルさん(ドM気質)に続き、とうとう『IWGPヘビー級ベルト』が喋ったことだろう。ここはぜひチェックいただきたい。
※そういえば昔、ベルトさんを名乗るTwitterアカウントがあったのだが、あれはどうなったのだろうか
学校に行けない子どもたちのために
『新日本プロレスTogetherプロジェクト』が産声を上げる前から矢野通選手は「オレにやらせろ!」とアピールを続けていた。
会場の空気と同様、すべてを一瞬で掻っさらう“敏腕プロデューサー”の狙いは何か。僕はこの場所で色々と思案してきたが、全く的外れな考えだったことが配信開始5秒で分かった。
『CHAOS学園 外伝』
2015年に発売された矢野通プロデュースDVD Y・T・R!V・T・R!第4弾 「CHAOS学園」が帰ってきたのだ。
中邑真輔選手や邪道選手、外道選手が去った(卒業と中退と言った方が正しいか?)後、『CHAOS』の日本人レスラーとして新加入したYOH選手とSHO選手と“留年”した石井智宏選手が矢野通選手の無茶振りに応え続ける充実のバラエティ番組となった。
また、もう1人の新入生である後藤洋央紀選手がどんな扱いになったのか。この点もチェックいただきたい。
ちなみに、『CHAOS学園 外伝』は約2時間の大ボリュームで配信された。本編とほぼ大差のない時間は本来数千円を出して購入するはずの内容と同等である。
『CHAOS学園 外伝』を見るために「新日本プロレスワールド」に加入する。そんな選択もアリだと思う。
※また副担任として村田晴夫さんも登場。仕事を作るという意味でも動いた矢野通先生に脱帽だ。
G.B.Hのお悩み相談
『CHAOS学園 外伝』とはうって変わって、演出や台本は最低限の立て付けで配信された真壁刀義選手と本間朋晃選手のお悩み相談。
前述した2つの配信と比較するとカメラも固定の一台のみという明らかに派手さはないものの、充実の内容になっていた。
“雑草”と揶揄されつつも、新日本プロレスで欠かすことのできない立ち位置にたどり着いた2人の言葉は深い。
と、有料配信のため悩み相談の内容はここで触れることはできないものの、新日本プロレスファンであれば必見の内容に仕上がっていたと伝えておきたい。
プロレスラーの魅力
新日本プロレスのレスラーたちが試合以外で「何かできることはないか」と作り上げている『新日本プロレスTogetherプロジェクト』は今のところ大成功だと言っても過言ではない。
これまで中止になった大会だけでなく、これからだってまだどうなるのか分からない。そういった状況でもファンを喜ばせようという気持ちが各配信から伝わってきた。
では、僕たちにできることは何だろうか。この点を考えていきたいと思う。
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