内藤哲也の正論炸裂!どうしたメイ社長!?

2020年6月2日、新日本プロレスの内藤哲也選手が東京スポーツで正論を炸裂させた。

久しぶりのファミレス劇場(岡本記者による取材)はソーシャルディスタンスを採用し、一定以上の距離が取られた状況で実施されたよう。

直近ではオンライン取材や電話取材も増えているだけに“聖地”で取材を受けるスタンスには、正直感銘を受けた。

取材の大きなテーマは、現在内藤哲也選手が保有している「IWGPヘビー級ベルト」と「IWGPインターコンチネンタルベルト」のタイムリミットについて。

「バレットクラブ」のKENTA選手と戦った二冠戦から早くも4ヶ月が過ぎてしまうという状況なのだ。

後2ヶ月以内に防衛戦を行わなければ返上もやむなしということで、少々トランキーロではいられないといったところだろうか。

実際、高橋ヒロム選手は長期欠場に伴い、「IWGPジュニアヘビー級ベルト」を返還しているし、ジョン・モクスリー選手に至ってはフライトができなかったことで、ベルト返上となってしまっている。

ジュース・ロビンソン選手とランス・アーチャー選手の一騎討ちが実現した日と言えば記憶に新しいだろうか。

あの試合が2019年10月14日なので早くも8ヶ月前...。時間が経つのはあまりにも早すぎる。

と、本題へ。僕が気になった内藤哲也選手の一言は新日本プロレスのYouTubeチャンネルで5月13日に公開されたハロルド・ジョージ・メイ社長の動画についてだ。

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あれから半月。音沙汰なし

あの動画から半月以上が過ぎたが、実は次の一手について一切の音沙汰がない。

グループ内で悲しい事件があったのは事実としてある。ただ、それにしても6月に入って何一つ発表がないのは流石にあの動画の意味は?とも思ってしまう。

 内藤は「あれはあれでよかったけど、なら1週間おきでもいいからその後も続けてほしかったですよね。こうなったらこうしますというガイドラインのようなものを出すとか。所属選手である僕でさえいつ再開されるか不安なんですから、楽しみに待ってくださっているお客様はもっと不安だと思うので」と問題提起した。

新日本プロレスは日本のプロレス団体としては最大手。世界でも2位のプロレス団体である。

スタートアップやベンチャー企業と異なり、関係各社もあるため動きが遅いのは致し方ない。

致し方ないのだが、内藤哲也選手の言葉が胸に刺さった。

 

制御不能な問題定義

内藤哲也選手は今後のロードマップやガイドラインが提示されていない点について指摘している。

この意見は割とごもっともで。全日本プロレスやDDTプロレスリング、ドラゴンゲート、プロレスリング・ノアは無観客試合を開催しているのだ。

また、サイバーエージェントグループの2団体については、有人の試合についても発表を開始し始めている。

この状況で無観客試合は開催するのかしないのか。はたまた今後のシリーズはどうなるのか。

レスラーの発信や豊かな時間を届けてくれるのはとても大切なことなのだが、流石に今後の計画について発表があるべきなのではないだろうか。

僕がなぜ、こういったことを書くのかというと。現在、ギャランティが完全にストップしている本間朋晃選手のことが心配だったりするのだ。

完全に所属選手の雰囲気がありつつも、内情はフリー契約であることが明かされて以来、彼のことがずっと気がかりなのだ。

ひょっとすると内藤哲也選手も本間朋晃選手のことが...?

制御不能な男の内面は誰にも測り知ることはできないが、団体を牽引するチャンピオンとして視野に入っていても不思議ではないだろう。

 

新日本プロレスの灯

新日本プロレスはすぐに再開するのではなく、過去の魅力を改めて伝える戦略を取った。

実際、ユニオーネ特集は最高の企画であり、あんな素晴らしい時間を体験することができたのは感謝しかない。

ただし、新日本プロレスのフロントはそろそろ動く時期なのだとも思っている。

正直、東京スポーツを通じて内藤哲也選手から指摘されるのは中々手痛いものではないだろうか。

2015年の内藤哲也選手であればかなりの批判をしていたとも思う。

「いい加減にしてくれ!レスラーやお客様は不安なわけですよ。不安な状況だこらこそ、定期的に細かなことでも発表すべきではないのか?あの動画は一体何のアピールだったのでしょうか?お客様のことをもっと考えてくださいよ」と。

まぁ、こんなことを書いたのですが、今週か遅くとも来週には何らかの発表があることでしょう。

高橋ヒロム選手がぶち上げた「BEST of G1クライマックス」クラスの構想があることを願っている。

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