KENTAと棒の話!「NEVER無差別6人タッグ」へ続く純愛劇

KENTAと棒の話!「NEVER無差別6人タッグ」へ続く純愛劇となるか。

恋愛の形は人それぞれであり自由なのだと、KENTA選手を見て思った。モノには魂が宿る。そんな話を聞いたことはないだろうか。

2017年。遡ること4年前。

新日本プロレスではベルトが喋るという一大事が起こっていた。

まず、高橋ヒロム選手が持つ「IWGPジュニアヘビー級ベルト」が突如として喋り出した。

「こんにちは、ベルトさんです」

高橋ヒロム選手が何度も何度も「ベルトさん」と呼び続けてきた影響か自らを「ベルトさん」と称し、前哨戦や配信番組で自らの意思を伝えていた。

続いて「IWGPインターコンチネンタルベルト」、「IWGPヘビー級ベルト」が次々に喋りはじめた。

まるで100メートル10秒の壁が破られた瞬間に次々と9秒台の記録が生まれるかのようなそんな感覚。

愛を込めて接していれば「ベルトは喋る」ことを僕たちは知っている。

そして、2021年。今度は新日本プロレスで棒が喋りはじめた。

そして、棒のことを「俺の女(女性だったのか...)」と呼ぶ男が現れた。

何を書いているのか意味が分からない人もいると思うが、これが今の新日本プロレスの話だ。

 

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最高のスマイル

たまにこの人こんな顔をするんだと思う時がある。

自分は全く見たことがない顔。限られた人の前でしか浮かべない表情が誰しもある。

まずは、この写真を見て欲しい。

こんな屈託のない笑顔のKENTA選手を見たことがあっただろうか。

東京ドームで内藤哲也選手を襲撃した時、確かに彼は笑っていた。

「やってやったぜ!」

そんな達成感を感じるような笑顔だったが、棒さん(敬意を表して)に向けているスマイルは別物だ。

毎日4時間は話している。FaceTimeで。

確かこの長さの棒は飛行機に乗らない?(持ち運び大変)みたいな話が以前あった気がするので、交際宣言直後から遠距離恋愛がスタートしているのかもしれない。

「ヒューヒューだよ。妬けるぜ」

 

NEVER6のブランド

棒への想いが爆発したKENTA選手とYOSHI-HASHI選手の向かう先は「NEVER無差別6人タッグ選手権試合」と見て間違いない。

「NEVER無差別6人タッグ」は近年の新日本プロレスで爆発的に価値を上げた王座だ。

2020年の夏。

“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”が保有していたベルトがEVIL選手&鷹木信悟選手&BUSHI選手が返上したベルトを懸けた次期王者決定トーナメントが行われた。

※返上理由はEVIL選手が“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”を脱退し、“バレットクラブ”へ加入したため。

決勝戦はまさかの“CHAOS”対決。

オカダ・カズチカ選手&矢野通選手&SHO選手を破り、石井智宏選手&後藤洋央紀選手&YOSHI-HASHI選手が「NEVER無差別6人タッグ」の王者となった。

この決勝戦を境に「NEVER無差別6人タッグ」の価値は爆上がりを続けている。

「物事が変わるのは一瞬だ」

ベルトの価値と己の価値を同時に上げることに成功したYOSHI-HASHI選手。そんな彼を中心に全タイトルマッチがベストバウト級の試合となっている。

現王者組が輝き過ぎていて、次の対戦相手が難しい。そう思ってしまうレベルにまで3人は到達しているように思う。

結果、内容、インパクト。石井智宏選手が掲げるテーマに加えて、エモーショナルまでプラスされている。

この激アツのベルトへ次に挑むチャレンジャーは“バレットクラブ”だと見て、まず間違いはない。

問題はKENTA選手と高橋裕二郎選手、そして最後の1人は誰か?という話だ。

 

3人の候補者

「NEVER無差別6人タッグ」は階級に関係なくエントリーが可能なタイトルである。その点を踏まつつ、候補を考えてみる。

EVIL「(※自らイスを手にやって来て、それに座ってコメントする)オイ、CHAOSなんて、雑魚ばっかりだろ。ざまあみろ、バカヤロー。(※そばにいた東郷に向かって)さあ、行くか……」

出典:新日本プロレス

最有力候補は“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手である。あの時、リング上にいた3人が挑戦する形が一番しっくりくるし、バックステージでは、雑魚ばっかりだろ...と言及している。

ただ、自身が返上したベルトに対してどのように絡んでくるのかがポイントだ。続いて、石森太二選手。

高橋裕二郎選手とのタッグも光りつつ、KENTA選手とはプロレスリング・ノア時代にKENTA選手とタッグチームで『GHCジュニアヘビー級ベルト』も戴冠している。

テクニシャン2人にアジリティーのある石森太二選手が加わることで、新しい化学反応が起きることは間違いない。

最後の一人が...。“G.oD”の弟・ヒクレオ選手。「NEW JAPAN STRONG」で成長した姿を魅せているヒクレオ選手がいよいよ新日本プロレスに逆輸入。

新日本プロレス随一の上背を武器に初のタイトルに懸ける。そんな展開はどうだろう?

個人的にはジェイ・ホワイト選手と“G.o.D”ですら獲れなかったタイトルをEVIL選手が奪取する姿が見てみたい気もするのが、いかがだろうか?

まずは、KENTA選手が次に俺の棒の話をする機会を楽しみに待っていよう。

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週刊プロレス 2021年 04/07号 No.2115 [雑誌]

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