新日本プロレスの新しい“ディーバ”棒ちゃんの話

新日本プロレスの新しい“ディーバ”棒ちゃんについて考えていきたい。

朝っぱらから何を書いているのかと言われると、自分でも首を捻ってしまうのだが、今の新日本プロレスは過去最大級の“棒ブーム”である。

2021年3月21日。KENTA選手がかねてからラブコールを送っていたYOSHI-HASHI選手の棒を強奪。

ここから嵐を呼ぶハネムーンがはじまった。

交際宣言。この時はまだ“棒さん”と呼んでいた。

今思うと少し距離がある感じ。確かに“棒さん”からすれば、前の男から無理やり連れてこられて、“俺の女”だといきなり言われた形になる。

いくらKENTA選手が危険な香りのする色男だとしても、流石の急展開に戸惑うこともあったはずだ。

ただ、強引に見えるところもあるが、KENTA選手にとっては純愛だった。

“俺の女”を元カレから絶対に守る。そして、離さない。

そんな健気な気持ちがいよいよフィルムにも現れ始めた。

この写真を見て欲しい。もう一度目を擦って見て欲しい。

なぜだか分からないが、ちょっと祝福したい気持ちにはならないだろうか。

 

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ベルトさんと棒ちゃん

2017年の新日本プロレスでは、ベルトが喋っていた。

「IWGPジュニア」のベルトが“ベルトさん”となり、ウイットに富んだトークを連発。

「こんにちは!ベルトさんです!」

と元気のいい挨拶は今も多くのファンの耳に残っているはずだ。

これを書いていて、なぜ「ワンダーランド」が終わってしまったのかと残念でならない。

新日本プロレスワールドで「ワンダーランド」と検索したら最後に出てくるのが、内藤哲也選手と高橋ヒロム選手な登場した問題回。

いや、正確には大問題回だ。

番組中、手を叩くと高橋ヒロム選手が猿になり、ベルトさん(IWGPジュニアヘビー級ベルト)、「IWGPインターコンチネンタルベルト」が喋りだす。野上慎平アナウンサーは立場をわきまえ、本気で笑いを堪えた。

内藤哲也選手は“制御不能”なキャラクターを活かして、カメラに背を向けた。

野上慎平アナウンサーは笑いを堪えた結果、男泣きしていた。

人は例えそれが楽しいことだとしても、限界までの我慢を強いられると涙を流す。

そんな生理現象が世の中に伝わったことが直接的な原因ではないと思うが、「ワンダーランド」の更新はストップした。

なぜ、今さらこんなタイミングで「ワンダーランド」の話題を出したのかというと、野上慎平アナウンサーがKENTA選手に突っ込む瞬間が見たいからだ。

ミラノ・コレクションA.T.さんは、元プロレスラーというキャリアがあるせいか、非常に柔軟な発想を持っている。

KENTA選手が棒と付き合っていると言えば、「まぁそんなこともあるよね」とアッサリ受け入れる。

流石は現役時代に“透明犬”ミケーレを連れて、リングインしていただけはある。

獣神サンダー・ライガーさんも1度目は「棒ちゃん...?」と訝しげな声を挙げていたが、次回の実況では「棒ちゃん!!!」とそのままを受け入れていた。

プロレスラーは度量が深いのだ。

ただ、アナウンサーはその立場上突っ込まざるを得ない。

KENTA選手が棒ちゃんを連れて、番組に登場した場合、野上慎平アナウンサーあるいは大西洋平アナウンサーはどんなリアクションをするのか。

そんな番組が見たくてしょうがないのだ。

NJPW WORLD ワンダーランド 2017年6月7日 ワンダーランド 出演:内藤哲也選手/髙橋ヒロム選手

 

YOSHI-HASHIのデレ

「失ってからはじめて気付く 大きすぎた その愛の意味を 誰に消せない この気持ちは ずっとココにあるよ」

言葉は悪いが“自分のもの”だと思っているうちは大切に扱っていなくとも、己の手から離れた瞬間に恋しくなるケースがある。

YOSHI-HASHI選手は棒を持って入場するのが当たり前すぎて、棒についてのコメントなど出したこともなかった。

一問一答でもこんな感じ。棒についての深い愛情を語ることはなかった。

某KENTA選手が棒の事をイジッてこられますが実際のところ如何なものでしょうか

YOSHI-HASHI そもそも接点がないのでイジられる筋合いもないと思うんですけど、きっと俺よりも“棒”に興味があるんじゃないですか?(笑)

――ただ、KENTA選手みたいなタイプは新日本にいないと思いますが。

YOSHI-HASHI そうですね。よくあんなにSNSをやるなって思いますね。ボクはそこまでSNSにかじりつく感じではないので、逆にすごいですよね。ホント新しいタイプだと思います。

出典:新日本プロレス

 

SAY BO(U)

そんな彼が“棒を懸けたスペシャルシングルマッチ?”に臨む。

4月19日の「Road to レスリングどんたく 2021」。

メインイベントはKENTA選手とYOSHI-HASHI選手の一騎打ちである。

翌日には「NEVER無差別6人タッグ選手権試合」もあるため、ここでの結果がタイトルマッチにつながることは間違いない。

YOSHI-HASHI選手からすれば、ここでKENTA選手を敗り棒を取り戻せば、翌日への弾みにもなる。

「余計なものなどないよね 全てが棒と僕との愛の構えさ」

「愛には愛で感じ合おうよ リングサイドに並ばないように」

「何度も言うよ棒は確かに僕を愛してる」

SAY BO(U)

結局、僕が何を書きたかったというと、流石に棒ちゃんのサイドストーリーがインパクト強すぎて、ほかの話が入ってこないってこと!

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週刊プロレス 2021年 04/28号 No.2118 [雑誌]

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