KENTAが男の戦いを宣言!せめて、棒らしく...
KENTAが男の戦いを宣言!せめて、棒らしく...。
2021年4月18日。新日本プロレスは後楽園ホール大会を開催した。
現在、注目が集まっているのは、ウィル・オスプレイ選手VS鷹木信悟選手の「IWGP世界ヘビー級選手権試合の前哨戦。
そして、KENTA選手とYOSHI-HASHI選手、そして棒ちゃんの物語だろう。
KENTA選手の胸に棒ちゃんが飛び込んでから明日で1ヶ月が経つ。
1人と一本は沢山の想い出を作ってきたが、本来の持ち主はそろそろ限界といったところだろう。
「オイその棒、俺の所有物だからな、オイ! 明日返してもらう。覚悟しとけ!」
棒は俺の物だ。確かに棒とYOSHI-HASHI選手には長い歴史がある。
入場の時にはいつも持っていた棒。海外や地方ではサイズが変化していたものの、常に一緒だった(何本目かはさておき)。
いよいよ本日の後楽園ホール大会のメインイベントで2人が激突する。
「NEVER無差別選手権試合」の前哨戦もクライマックスだ。
4月20日(火)後楽園ホール
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) 2021年4月18日
NEVER 6人タッグ選手権。 pic.twitter.com/GzekHpInzP
シングルマッチ
今のYOSHI-HASHI選手がシングルマッチでどこまでやるかというと、EVIL選手を完璧に追い詰めるまでの実力がある。
2019年までのYOSHI-HASHI選手とは既に別人のような動きを魅せる。
正直、KENTA選手との試合も決して不利だとは思っていない。
この試合に勝って、前哨戦に弾みを持たせつつ、棒も取り返す。そう考えていたのだが、アテが外れた。
何とKENTA選手は1人で行くと宣言したのだ。男と男の戦い。控室で見ているように、と。
KENTA「(※棒を持ってインタビュースペースに登場)オイ、見た? こないだの、こないだの後楽園のアレ、見た? 連れ去り。(※ビデオカメラに)見た?(※カメラ、うなずく) 目の前で自分の女連れ去られた気持ち、分かる? (※棒に)メッチャ怖かったよねぇ、アレね? ちょ、オマエ、何なんアイツ? 何なんアイツ? しかもアイツから、棒ちゃんに対する思いみたいなの、(※棒に)全然感じないよね、アイツね? それで、聞こえなかった? 棒ちゃんの『ヘルプ・ミー!』っていう声、(※ビデオカメラに)聞こえなかった? (※棒に)ねぇ、棒ちゃん。でもああいう時はねぇ、『助けてー!』って日本語で言ってくれた方がスッと行くから。ね? (※ビデオカメラに)聞こえた? あの声、聞こえた? (※カメラ、うなずく) 聞こえたの? え、大丈夫? ……まぁいい、それは。(※棒に)ね、棒ちゃんね。
で、明日はいよいよ、ブスとシングル。棒ちゃん、明日は俺、一人で行くから。棒ちゃんは来なくていいから。男と男の戦い、ね、棒ちゃんは控室で見てればいいから。マジ、ブス。アイツ、マジ、1対1で終わらせてやっから。タイトルマッチ前に、息の根止めてやるよ、あのブス。(※棒に)ね。だから結局、俺が、何が言いたいかっていうと……(※ビデオカメラに向き直って、金八先生の声マネ?で)
はい、先生、棒を手にしました。棒を手にするということはどういうことか分かりますか? 『棒を手にする』。棒という字を、『てへん』に変えてください。『捧げる』という字になります。棒を手にするということは、お互いの思いを捧げ合うということです。皆さんにとっても、人生の棒を手にする日が来ることを、先生、心から願ってます。卒業おめでとう!
気をつけ! 礼!(※と、一礼)」
棒という字をてへんに変える
そもそも棒ちゃんは入場を彩るアイテムとして生を受けた。時には間違った使い方をする時もあるが「私は元気です」ではなく、それも持ち主の自由といったことだろう。
今回、KENTA選手はそんな棒ちゃんのアイデンティティに踏み込む言葉を出した。いや、守るために存在意義にすら一歩踏み出したのだ。
これが吉と出るのか凶と出るのか。はたまた控室から棒ちゃんが飛び出してくるのか。
いや、やっぱり連れてくるのか。展開が全く読めない。
棒に振られる?オチはこれか?
おそらく「NEVER無差別選手権試合」が終われば、KENTA選手と棒ちゃんの物語は一旦の終わりを見せる(はず)。
もしも、“バレットクラブ”が勝てば、棒ちゃんを含めたリベンジマッチが組まれる可能性もあるので、少し楽しみにしている。
今朝起きた瞬間にこんな妄想が頭に浮かんだので書き残しておきたい。
“CHAOS”に敗れたKENTA選手のバックステージコメントだ。
「俺が棒に振られたんじゃない。俺が棒を振ったんだ。結局、何が言いたかったかというと、これが本当の『棒に振る』ってこと!」
まさかのオチはコレなのか?
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