新日本プロレスに混沌を巻き起こす。ジェイ・ホワイト選手と外道選手の狙いとは何か
2018年9月23日に開催された新日本プロレスの『DESTRUCTION in KOBE』。
メインイベントは棚橋弘至選手とオカダ・カズチカ選手の東京ドーム挑戦権利書マッチだ。
この興行に先駆けてNJPW FUNでは色々な考察か妄想を膨らませてきた。その全ての予想が外れた時、ジェイ・ホワイト選手と外道選手が現れた。彼ら二人の狙いとは何か。
これから新日本プロレスには混沌が巻き起こっていく気がしてならない。
人の道を外れた男がナイフを持った瞬間
- BUSHI選手はKUSHIDA選手との一戦でダリルを持って入場する → 外れ
- 棚橋弘至選手からオカダ・カズチカ選手に権利書が移動する → 外れ
- YOSHI-HASHI選手が本隊に行く可能性を考察。棚橋弘至選手と何か動きがある → 外れ
想像していなかったことが起こった。
メインイベントで棚橋弘至選手が勝利を収めた後、ジェイ・ホワイト選手が乱入。
レインメーカーを倒し、疲労困憊の棚橋弘至選手に対して、必殺技『ブレードランナー』を決め、一撃で葬り去る。
「オカダの次は自分だ」という乱暴な挑戦表明。と、思いきやオカダ・カズチカ選手にも襲いかかった。
ハイフライ・フローを受け、ダメージのあるオカダ・カズチカ選手を救出に来たのはYOSHI-HASHI選手。
流血というアクシデントが発生したにも関わらず、オカダ・カズチカ選手を守った。ただ、一歩及ばず、力尽きてしまう。
そして、この日最後にリングに上がってきた男を見て、僕は安心してしまった。だが、完璧に裏切られた。
「えっ!? よかった。これで外道さんは(オカダ・カズチカ選手の)マネージャー復帰で、ジェイ・ホワイト選手は追放かぁ。って!!!!! ちょ!!!!!」
椅子を振り上げるジェイ・ホワイト選手の制止し、凶器を取り上げる。
「俺のレインメーカーに下手なことはさせないよ?」と言っているようないつもの表情。だが、この後外道選手はオカダ・カズチカ選手を強襲。マイクを手に取りこう言い放った。
「そこに転がったいる2人は『負け犬』だ!」と。
レインメーカーとレインテイカー
「レインメーカーにもう俺は必要ないよな?」
「今までありがとうございました」
外道さん6年半マネージャーありがとうございました!
— オカダ・カズチカ (@rainmakerXokada) August 12, 2018
ケイオスだし、タッグも組む事もあるので、ほとんど何も変わらないと思いますが!
2人で記念撮影……って2人とも笑顔じゃないんかい! pic.twitter.com/DF85LmHGKw
改めて外道選手がオカダ・カズチカ選手に椅子を振り下ろしたシーンを観ると、色々な出来事が走馬灯のように蘇ってくる。
- オカダ・カズチカ選手と外道選手が棚橋弘至選手の記者会見に乱入し、挑戦表明をしたこと
- 外道選手がオカダ・カズチカ選手の無茶振りからIWGPジュニア王者プリンス・デヴィット選手に挑戦し、ベストバウトを繰り広げたこと
- 棚橋弘至選手に東京ドームで敗れ、涙を流すオカダ・カズチカ選手を外道選手が支えたこと
- オカダ・カズチカ選手がピンチに陥ると、エプロンを叩いて鼓舞していたこと
- 「その姿を見ると元気が湧いてくるんです」とオカダ・カズチカ選手が語ったこと
- 2人でIWGPを12回防衛するという歴史的快挙を成し遂げたこと
全てが過去のことになってしまった。これからは外道選手はオカダ・カズチカ選手にとって敵なのだ。
今夜23:59〜
— オカダ・カズチカ (@rainmakerXokada) July 31, 2018
『ウチのガヤがすみません!』
みんな見るべし!https://t.co/VfdyZ7KThh pic.twitter.com/CxvQckqvBI
Thank you for my birthday! Gedo. Okada Yano Ishii good time. pic.twitter.com/lifmDTCD2b
— Tiger Hattori (@TigerHattoriNY) July 21, 2018
自身を育ててきた男が敵になる。
『巨人の星』で言えば星一徹。『あしたのジョー』なら丹下段平。
手の内を知り尽くした相手が選んだのはオカダ・カズチカ選手自身がCHAOSにスカウトしたジェイ・ホワイト選手だった。
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どうなるCHAOS
ここからは妄想を膨らませてみたい。
まず、今回の外道選手とジェイ・ホワイト選手の行動はCHAOS内でも物議を醸し出している。
何なんだよ?どうした!兄弟!?
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) September 23, 2018
おいおい!どうなってんだよ
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) September 23, 2018
今回の一件は往年の名タッグ邪道外道の間ですら共有されていないことだったのだ。
時計の針が動き出すのはこれからである。
CHAOSが変わった瞬間
元来、極悪ヒールユニットGBHの中心メンバーだった矢野通選手と中邑真輔選手が手を組み、誕生したのがCHAOSだ。
ヒール色が徐々に薄まった要因はオカダ・カズチカ選手とYOSHI-HASHI選手の加入以降である。
ウィル・オスプレイ選手や後藤洋央紀選手、SHO選手、YOH選手とベルトを戴冠する選手たちが集ったが、加入後ヒールターンした印象はない。
ただし、ヒールの匂いがする。いや、狂気を持った男が久しぶりに現れた。それが、ジェイ・ホワイト選手だったのだ。
プロレス人気ブログランキング上位も今回のネタでもちきりである。
2人の行き着く先は?
ジェイ・ホワイト選手と外道選手に賛同するのは誰なのか。可能性はいくつかある。
- CHAOSメンバーが離脱あるいは追放
- 他のユニット所属選手をスカウト
- 既存ユニットへ加入
GBHの一件を振り返ると真壁刀義選手と本間朋晃選手以外は全員CHAOSに加入した。
今回も同じことが起これば、オカダ・カズチカ選手とYOSHI-HASHI選手以外全員が新ユニットとなる。または、2人がCHAOSを追放されると言ったほうが正しいか。
次に他のユニットだがここの候補は2人。タイチ選手と高橋裕二郎選手である。
タイチ選手のコスチューム、ツイッターから鈴木軍の名前が消えた。時を同じくして、高橋裕二郎選手のツイッターアカウントも消えた。
何かが起こる前兆を暗喩していたのかもしれない。
最後の既存ユニットへの参加だが、候補は2つある。『バレットクラブOG』と『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』だ。
『バレットクラブOG』は新日本プロレス育ちの“ガイジン”レスラー集団である。青い目をしたヤングライオンだったジェイ・ホワイト選手がたどり着く場所としては相応しいとも思う。
Chaos ok? 🙊🤣😆 pic.twitter.com/5Oa0k5DZkH
— 'Bad Boy' Tama Tonga (@Tama_Tonga) September 23, 2018
次に『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』たがこれはnWo JAPANに武藤敬司選手が加入したイメージに近い。人気ユニットをさらに爆発させるための起爆剤として、2人が加入する可能性もある。内藤哲也選手自身もメンバー増員を予見しているだけに、何か起きる可能性はゼロではない。
2人の狙いは1つ。新日本プロレスに混沌を巻き起こすことだ。
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