棚橋弘至の新ユニット「チームこっから」が始動!三冠王への秘策を考察する

棚橋弘至の新ユニット「チームこっから」が始動!棚橋弘至選手は本間朋晃選手、YOSHI-HASHI選手と共に、「NEVER無差別6人タッグ」のベルトを狙っていくのだ。

いよいよ新日本プロレスの秋が始まった。

「NEW JAPAN ROAD」は新潟と東京を巡るサーキットだ。

オカダ・カズチカ選手とSANADA選手。EVIL選手と飯伏幸太選手。鈴木みのる選手と獣神サンダー・ライガー選手。

ライバル関係や遺憾。はたまたゴールデン☆スターとダークネスワールドという真逆の世界観がぶつかりあう瞬間へと物語は続いていくのである。

「NEW JAPAN ROAD」にはもう一つ楽しみな対戦カードが組まれている。

「棚橋弘至デビュー20周年記念試合」だ。前代未聞なことが大好物な棚橋弘至選手だけに、20周年をキッカケに再び新日本プロレスのど真ん中に向かおうとしている。

いよいよ迫ってきた新日本コンクルソにも注目しつつ、棚橋弘至選手がなぜ「NEVER無差別6人タッグ」のベルトを求めたのか。

この理由についてもしっかりと考えてみたい。この物語は2017年まで遡る。

激闘を繰り広げてきた棚橋弘至選手が田口ジャパンに加入したことで見つけた新境地。どうしたって人間には好調な時と不調な時がある。棚橋弘至選手は今回のデビュー20周年をシリーズで過ごす中で、「流れを変えていく」ことの大切さを伝えているのではないだろうか。

 

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標的はNEVER6人タッグ

棚橋弘至選手はこれまでに3度「NEVER無差別6人タッグ」のベルトを戴冠している。

これまてのパートナーはマイケル・エルガン選手、ヨシタツ選手。中西学選手、田口隆祐選手。最後に戴冠した時は田口隆祐選手、リコシェ選手である。

これまでのジンクスとしては全て1ヶ月ほどの期間でベルトを手放してしまっているものの、棚橋弘至選手が再浮上するキッカケを作ってきたのは事実だ。

 

タグチジャパン

ミスター東京ドームとまで呼ばれた棚橋弘至選手が内藤哲也選手の持つ「IWGPインターコンチネンタルベルト」を狙った2017年のイッテンヨン。

支持率を爆発的に高めた内藤哲也選手の前に立った棚橋弘至選手はリング内外でペースを掴まれた結果、敗北を喫してしまった。

胸を叩く素振りからの一礼。内藤哲也選手は東京ドームで引導を渡される結果となってしまった。

ここから半年後の大阪で棚橋弘至選手はV字回復を果たし、内藤哲也選手から「IWGPインターコンチネンタルベルト」を奪取。その期間にあったのが田口隆祐選手が発起人となり結成したタグチジャパンであり、「NEVER無差別6人タッグ」での経験だったのだ。

そして、再び棚橋弘至選手が20周年の節目に「NEVER無差別6人タッグ」獲りを宣言した。

その意味は棚橋弘至選手が「お前らまだまだ青いな」と言い放った三冠王宣言へとつながっていくのかもしれない。

ここで、昨日のバックステージコメントを見てみよう。

 

本間「棚橋さん、20周年おめでとうございます」
棚橋「ありがとうございます。本間さん、20……?」
本間「3年目」
棚橋「23年目……。まあ、いつも、節目節目にきて思うんだけど、特に20年目。この20年っていう年を、過去を振り返る年じゃなくて、新しく何かを始める年にしたい。俺とか本間さんはすでに、ロールプレイング(ゲーム)とかすっごいレベル上げてて、突然(データが)消えて、レベル0になって、また1から始めることだって、趣があっていいじゃないかって。だから今日、NEVERの6人タッグのチャンピオンチームに圧倒的に勝ったから、俺、本間選手、YOSHI-HASHI……十分、挑戦できるでしょ。下半期、ここから、ここから、這い上がってく男たち3人。“チームここから”、“チームこっから”」
本間「共通点、ないと思いきや、あるんだよ。こっからだよ、こっから」
棚橋「こっから。“チームこっから”……。いろいろ巻き込んでいこうよ」
本間「“チームこっから”、俺が負けなければ絶対いける。絶対獲ってやる、NEVER 6人タッグ。欲しい。欲しい。願いは叶えるもの。絶対獲ってやる」
――挑戦するとなると、王者チームにはGBHのパートナーである真壁選手が含まれてますが……。
本間「真壁さん、いやあ、(対戦するのは)何年か前の『NEW JAPAN CUP』以来なんだよ。もうかれこれ3、4年ですか? になるんですけど、いやあ、デカく感じた。正直、ヤベェと思ったけど、俺は恩はアダで返せない。勝って、恩返ししたい。真壁さんからこけしでスリーカウントとって、恩返ししたい。NEVER 6人タッグ、真壁さんから俺が獲る。それで“チームこっから”、幸せになろうぜ」
――じゃあ、晴れてベルト奪取に成功したらGBHは解散で?
本間「それはわからない。それも、こっから……」

 

逸材ボンバーズ

棚橋弘至選手と本間朋晃選手は同級生。

YOSHI-HASHI選手は棚橋弘至選手が2018年オカダ・カズチカ選手に「オカダはYOSHI-HASHIを懸けろよ」と言い切るほどに欲していたレスラーだ。

棚橋弘至選手が語っていた「逸材ボンバーズ」が姿を変えていよいよお披露目となったのだ。

チームこっから。

耳馴染みがらよくいいネーミングである。

「NEVER無差別6人タッグ」は近年の新日本プロレス内で唯一同時戴冠が珍しくないベルトである。

これは僕の考察だがわ、真壁刀義選手、矢野通選手、田口隆祐選手からベルトを奪取し、「ワールドタッグリーグ」で「IWGPタッグ」を狙う。最後に「IWGPヘビー」を狙う。

逸材ならではの三冠王ルートが実現する日は近いのかもしれない。

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