絶好調のYOSHI-HASHI!石井智宏との化学反応
絶好調のYOSHI-HASHI!石井智宏との化学反応について書きたい。
「ワールドタッグリーグ2019」が発表になった時、ある意味「なるほど」と思わず膝を叩いたのがありそうでなかった「CHAOS」のタッグチームだった。
矢野通選手とのタッグチームで第73代「IWGPタッグ王座」に君臨。「NEVER無差別級王者」を5度戴冠。ベルトの有無に関係なく常にファンの心を掴んで離さないファイト。
気付けば“名勝負製造機”の2つ名が自然発生するほどの人気レスラーとして石井智宏選手は爆発的な支持を得る存在となっていた。
石井智宏選手の素晴らしさは相手を光らせるところにもある。勝ち星だけを重ねて、相手が光らない。そんなプロレスは面白くないと言わんばかりに、石井智宏選手の試合は対戦相手を120%光らせた上で勝つ。そんな充実の時間が流れるのだ。
そして、その化学反応は一つの試合に止まらない。2019年の「ニュージャパンカップ」で対戦したレスラーに何か大きな影響を与えたように思うのだ。
未だ新日本プロレスでベルトの戴冠経験がないYOSHI-HASHI選手。彼がはじめてベルトを手にする瞬間は石井智宏選手が隣にいる時なのかもしれない。
そう、「ワールドタッグリーグ2019」で石井智宏選手&YOSHI-HASHI選手組が絶好調なのだ。
と、ここまで2019年11月19日の朝に書いていたのだが、「新日本プロレスワールド」の配信がストップした当日の試合て矢野通選手&コルト・カバナ選手組に敗れ、連勝がストップしてしまった。
大物食いもすれば、勢いに乗るチームの流れを断ち切る。究極と至高の2人はどこまで今回の「ワールドタッグリーグ2019」を掻き回すのだろうか。
生まれ変わった春
YOSHI-HASHI選手の機運が変わったのは間違いなく「ニュージャパンカップ2019」での石井智宏選手戦だろう。
僕はこれまでに何度もYOSHI-HASHI選手の凄さについてこのコラムで触れてきた。
「何だか分からないけれど応援したくなる」
これこそがYOSHI-HASHI選手最大の魅力であり武器である、と。ただし、これは「新日本プロレスワールド」などの配信では伝わりにくい。
会場でYOSHI-HASHI選手のファイトを観ていると何故だか応援したくなる気持ちが強くなってきて彼に興味を持ってしまうのだ。
新日本プロレスはその魅力を理解している。だがらこそ、セルリアンブルーのリングに上がって以降“一度も”ベルトを戴冠したことが無いにも関わらず、選ばれ続けているのだ。
そんなYOSHI-HASHI選手が今、「ワールドタッグリーグ2019」でその魅力を爆発させている。
献身的な動きと的確なサポート。石井智宏選手の危機を何度も救うファイト。気付けばこのタッグチームのキーマンだと感じさせるほどになってきた。
物事が変わるのは一瞬。俺のハートは砕けたか。
今、砕けないハートを持つYOSHI-HASHI選手が物事を変えようとしている。
名勝負製造機の今
「TOMO」で一世風靡した石井智宏選手が東京ドームを目前にして、足踏みをしている。
2019年のスタートでザック・セイバーJr.選手との「ブリティッシュヘビー級選手権試合」に敗戦。
その後は「NEVER無差別級」戦線で結果を残すもKENTA選手に連敗を喫してしまった。「ワールドタッグリーグ2019」の初戦でザック・セイバーJr.選手から直接ピンフォールを取ることができなかったため、ここに挑戦する可能性も低い。
イッテンヨン東京ドームは新日本プロレスにとって非常に重要な大会である。ここでの試合を望まないレスラーはいないだろう。
人気、実力共に新日本プロレスのトップクラスにある石井智宏選手に残されたチャンス。それはYOSHI-HASHI選手との優勝により導かれるのかもしれない。
現在の順位
SANADA選手&EVIL選手組と“G.o.D”タマ・トンガ選手&タンガ・ロア選手は試合数が一つ少ないため、一概には言えないが現在トップを走るチームを走っているチームをピックアップしてみたい。
まずは、本日の主役である石井智宏選手&YOSHI-HASHI選手組。続いて、矢野通選手&コルト・カバナ選手組、ジュース・ロビンソン選手&デビット・フィンレー選手組。この3チームが勝ち点6で並んでいる。
現在、試合数は4試合。折り返しもまだ先にある。ここからどのチームが一歩飛び出すのか。
しばらく「新日本プロレスワールド」の生配信はないがじっくりと結果を追っていきたいと思う。
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