内藤哲也「ベルトのレンタル期間は終了だ」EVILとのリベンジマッチへ!
内藤哲也「ベルトのレンタル期間は終了だ」EVILとのリベンジマッチ決定へ!
第3試合で勝利した「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」内藤哲也選手、SANADA選手、BUSHI選手が試合後に佐藤レフリーへ暴行。
今もなお“制御不能”と呼ばれているものの、こういったアクションはかなり久しぶり(SANADA選手に至ってはほぼなかったはず)のため、とにかく心がざわついていた。
そうなのだ。今日はとにかく何かがある。そんな予感がプーンと漂っていた。
高橋裕二郎選手の生き様を突きつける試合もエル・デスペラード選手と鷹木信悟選手による「NEVER無差別級」の新しい景色も見応えあり過ぎる試合の連発だったと思う。
そして、いよいよ迎えたメインイベント。
「IWGPヘビー&インターコンチネンタルWタイトルマッチ」“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手VS高橋ヒロム選手。
ヤングライオンの同期対決。同じ釜を食い、同じトレーニングをこなし、同じユニットに所属した2人だけの遺憾。2人だけの運命が交錯する一戦だ。
EVIL選手の「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」離反という想定外な出来事が引き金となった試合について、高橋ヒロム選手はこう語っている。
7年前に交わした約束の試合が明日なら、遠慮せずに攻めてこいよ。勝つのは俺だ。 https://t.co/ogsaOJks5x
— 高橋ヒロム / Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) 2020年7月24日
7年前。以前この記事で書いた“あの日”のことだ。
「渡辺高章! 絶対、帰ってきたら、もっともっと熱い試合しようぜ! オマエとなら出来るよ!!」
高橋ヒロム選手の言葉から7年。一体どんな試合が繰り広げられるのだろうか。高橋ヒロム選手と深い因縁があるエル・デスペラード選手が鷹木信悟選手もう一歩まで迫った試合後、メインイベントの幕が開けた。
ダイスケはんとヒロム
運命の一戦。この試合のセコンドはどうなるのか?と前夜から色々と考えていた。おそらくEVIL選手はディック東郷選手を連れてくるはず。
一方で、高橋ヒロム選手はどうするのか?一人で来るのか。それとも「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のメンバーを連れ添うのか。
まずはこの点が注目のポイントだった。
まずは、高橋ヒロム選手は単独での入場を果たす。
「見せてやるよ。夢が叶う瞬間を」高橋ヒロム選手。人生初となる「IWGPヘビー級」への挑戦である。
続いて新しいエントランスミュージックがヒットする。ラスボス感が半端じゃない新曲の中、白のスーツに身を包んだ“新しいパレハ”ディック東郷選手が登場。
続いて、現王者のEVIL選手が姿を現した。舌なめずり。ニヤッと浮かべる笑み。明らかにあの頃とは変貌を遂げた“闇の王”がそこにいた。
また、実況席には高橋ヒロム選手の盟友であるマキシマムザホルモンのダイスケはんが登場。高橋ヒロム選手がカマイタチ時代にマキシマムザホルモンの楽曲をエントランスミュージックとして使っていたという歴史がある。
2人は首の怪我で同時期に入院していたこともあり、一気に2人の中が急接近した。音楽業界のパレハに見守られる中で運命の試合がはじまる。
閃光、先攻・タイムボム
試合開始直後。まずは高橋ヒロム選手が突撃。だが、ディック東郷選手が試合に介入すると、いきなり椅子でフルスイング。
実況席のダイスケはん(マキシマムザホルモン)をEVIL選手が挑発。何をすれば高橋ヒロム選手が動揺するのか?その全てを抑えたような行動である。
さらにはコーナーマットを剥ぐ。何がなんでも勝つが板についてきたどころの騒ぎではない。
実際、「ニュージャパンカップ2020」では、覚醒モードのEVIL選手を誰も止めることができなかった。ここにディック東郷選手が加わったのだ。
今のEVIL選手に勝つのは並大抵のことではない。これだけは間違いないのだ。
夢にあと一歩
試合中盤、前哨戦に続きファルコンアローが炸裂。100キロ超えのEVIL選手を持ち上げることは決して簡単なことではないはず。
ただ、それをサラッとやりきるあたり、高橋ヒロム選手のダイナマイトボディには純粋なパワーが存在している。
だが、EVIL選手はとにかくエグい。今回のカードが決まった段階で「その首で俺の攻撃を耐えられるのか?」と言っていたが、宣言通り首攻めを連発する。
ただし、高橋ヒロム選手もエプロンでのデスバレーボムで応戦。続いてDOUKIボムの準備に入るが、EVILの選手は上村優也選手を人質に取る。EVIL選手を突き落とすと、再びDOUKIボムへ。
ジュニアのレジェンド、獣神サンダー・ライガーさんは身長がない中で、破壊力を最大化するために、色々なオリジナル技を作り上げてきた。
高橋ヒロム選手はリスクを承知で技を仕掛けていく。スピードに乗ったジョン・ウー。
キツくても辛くても高橋ヒロム選手は怯まない。だが、今のEVIL選手は強い。非常に徹している。
投げっぱなしジャーマンを連発。エグい。エグすぎる。高橋ヒロム選手が海外遠征する時に流した涙はもうどこにも残っていないのだと言わんばかりに3回ぶん投げた。
高橋ヒロム選手がビンタを連発。まるで内藤哲也選手が鈴木みのる選手に見舞ったビンタを彷彿とさせるかのように。
ここでビクトリーロイヤル、コーナーへのデスバレーボム。そして、タイムボムの体制へ。
だが、レッドシューズ海野レフリーをリングから排除すると、ディック東郷選手が試合に乱入。マジックキラーが炸裂すると、高橋ヒロム選手はほぼグロッキー状態に。
だが、ここで掟破りのEVILがEVIL選手に炸裂!!!!!
後はフィニッシャーが炸裂するのみ。
ここで勝利を確実にするために再びコーナーへのデスバレーボム。さらにタイムボム、タイムボム2が炸裂。
絶対勝利を確信した瞬間にディック東郷選手がレッドシューズ海野レフリーをリングから引きずり下ろした。
そして、EVIL選手が金的を見舞う。シーンと静まり返る会場の中、ダークネスフォールズ、EVILがが炸裂。
高橋ヒロム選手の「IWGPヘビー級」初挑戦は苦い思い出となった。
試合終了後、次の相手は俺だと言わんばかりに石森太二選手が登場。全方位での侵攻する構えだ。
ここで内藤哲也選手が登場。「ベルトのレンタル期間は終了だ」と宣戦布告を果たした。高橋ヒロム選手の敵を打つ。新しい戦いが名古屋ではじまった。
★ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン特集★
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