YOSHI-HASHIが『NEVER無差別6人タッグ王座』でベルト初戴冠!

YOSHI-HASHIが『NEVER無差別6人タッグ王座』に輝いた。

2020年8月9日に新日本プロレスが開催した『SUMMER STRUGGLE 2020』後楽園ホール大会。4連戦の最終日となったこの日、“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”の鷹木信悟選手と“鈴木軍”鈴木みのる選手による『NEVER無差別』タイトルマッチが決定。

「神宮てどっちかがぶっ倒れるまでやるぞ!」という宣言から通常ルールプラスαであることが予想される。

また、エル・デスペラード選手が仮想小島聡選手として天山広吉選手を強襲。タイチ選手も執拗に飯伏幸太選手を挑発するなど、目にも止まらない試合が次々と繰り広げられた。

更にはセミファイナルで高橋ヒロム選手が乱入&反則負け後に大阪大会からの復帰宣言もあり、後楽園ホールは最高潮の状況で「CHAOS」同門対決を迎えた。

YOSHI-HASHI選手は夢を魅せてくれるのか!?

 

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CHAOS対決の出だし

YOSHI-HASHI選手、石井智宏選手、後藤洋央紀選手に続いて、SHO選手、矢野通選手、オカダ・カズチカ選手が入場。

矢野通選手の“消毒液の雨”で再度、手先を綺麗に整えて名乗りを受ける“レインメーカー”。

更には『NEVER無差別6人タッグベルト』も消毒。

ここでYOSHI-HASHI選手が大きな声を挙げる。

対戦相手にはオカダ・カズチカ選手を指名。ヤングライオン時代から続く2人の戦いから運命の試合はスタートした。

まずはロックアップから。オカダ・カズチカ選手定番の叩くフリをしたクリーンブレイクになるかと思いきや、YOSHI-HASHI選手が殴りかかる。

俺はお前のことを知っている。研究しつくしてきた。そんなメッセージが詰まっていたように見えた。

続いてSHO選手が先輩方へ向かっていく。後藤洋央紀選手に続いて石井智宏選手。

コーナーでボッコボコにされているSHO選手。

YOH選手、ラッキー・ロメロ選手が不在の今、自分に何ができるのか。

自分が強くならなければならない。タイトルマッチの最中にも俺は成長してやるんだ。そんな想いが彼の背中からヒシヒシと伝わってくるようだ。

過去、同門対決でかなり滑った試合があった。「戦いたくないでござる」そんな姿を見て、滑稽だなと思ったことがある。

同じユニットだからこそできる激しい試合がある。同じコーナーに立つ仲間だから負けたくない。

そんな気持ちが伝わってくる試合は矢野通選手の登場でさらに流れが変わっていく。

 

矢野マジック

矢野通選手がリング上をかき回すと、オカダ・カズチカ選手とYOSHI-HASHI選手のエルボー合戦へ。

オカダ・カズチカ選手の胸は既に逆水平はチョップで真っ赤に染まっている。

YOSHI-HASHI選手がトップロープに登るとダイビング式のヘッドハンターを披露。

再び大声を上げて気合を入れると乱打戦へ。

6人がリング上にダウンする展開になると、再びオカダ・カズチカ選手とYOSHI-HASHI選手が対峙する。

オカダ・カズチカ選手によるドロップキック、ツームストン・パイルドライバーからの変形コブラクラッチホールドが炸裂。

リング中央に移動するも耐える、とにかく耐えるYOSHI-HASHI選手。

このピンチを石井智宏選手が救うと、YOSHI-HASHI選手のラリアットがオカダ・カズチカ選手へ決まる。

ここで得意のバタフライロックへ。

後藤洋央紀選手が矢野通選手、石井智宏選手がSHO選手を抑える。

カルマの体制に入ると、ローリング式へカウンター。

ここでオカダ・カズチカ選手のドロップキックが炸裂し、石井智宏選手VSSHO選手のタイマンへ。

ここに矢野通選手が登場すると一気に石井智宏選手と後藤洋央紀選手に大ダメージを与える。

20分経過。どっちが勝つのかマジで分からんぞ!

 

ピットブルの咆哮

SHO選手を徹底的に痛めつけていた石井智宏選手だが、ここでカウンターの餌食に。

後藤洋央紀選手がアシストに入るも矢野通選手が一瞬で追放する。この辺りのインサイドワークが本当に凄い。

試合はまだまだ続く。後藤洋央紀選手を軸としたコンビネーションでSHO選手に大ダメージを与えると最後は石井智宏選手のブレンバスターでフィニッシュ。

この瞬間、YOSHI-HASHI選手の初戴冠が決定した。

そして、とんでもない試合だった。

試合後、チャンピオンベルトをオカダ・カズチカ選手が笑顔で巻く。

その光景が非常に美しい。とても美しい。「強かったよ。YOSHI-HASHIさん」そんな気持ちがリングからしっかりとこちらにも伝わってくる。

「CHAOS」の6人が同じフィルムに収まる。

YOSHI-HASHI選手を週刊プロレスの表紙にしようという粋な計らいに違いないと思うと胸が熱くなってくる。

そして、YOSHI-HASHI選手がマイクを持った。

「ようやくベルトを取ることができました!タイトルマッチする前とか試合に勝った後、他の人を考えてると思うけど、僕はノープランで話してますからね。物事が変わるのは一瞬。ずっと言ってきたけど、全然変わらなかった。なかなか上手くいかないから。だからすごく楽しいと思うんだ。昨日、俺が試合後に言った約束。約束を果たせたから。今は胸一杯だから。俺だけじゃないよ。明日、何かあっても大きく変わるんじゃないか。俺はね願ってるよ。もし、躓いても立ち上がればいいんだよ。俺も貴方たちも大きく変わりますように。物事が変わるのは一瞬だ!」

泣かせるなよ!YOSHI-HASHIさん!感動したよ!最高のマイクだよ!

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