天山広吉、小島聡、永田裕志が再び「NEVER」へ!

第三世代が再び「NEVER」へ挑む!

2021年6月22日、新日本プロレスが「映画『ゴジラvsコング』PresentsKIZUNA ROAD 2021」後楽園ホール大会を開催した。

メインイベントは「NEVER無差別級6人タッグ選手権試合」。

チャンピオンの“CHAOS”石井智宏選手、後藤洋央紀選手、YOSHI-HASHI選手に“バレットクラブ”EVIL選手、ディック東郷選手、高橋裕二郎選手が挑む展開となった。

一言で言うと、今回も神試合。石井智宏選手とディック東郷選手の10年以上に及ぶ関係性、EVIL選手の存在感、高橋裕二郎選手の横で輝くピーターさんなど見どころ十分な試合だった。

結果はチャンピオンが防衛。鍵を握っていたのは後藤洋央紀選手とYOSHI-HASHI選手だった。

要所要所で繰り出される合体技の数々が相手に傾きかけた流れをシャットアウト。いいところで姿を現しては大技で勢いを取り戻すという勝ちパターンが定着していきようにも思う。

今回の試合についてたくさん書きたいことはあるのだが、まずはタイトルの話へ。

試合後、新日本本隊の第三世代こと天山広吉選手、小島聡選手、永田裕志選手がリングに姿を現したのだ。

3人が柴田勝頼選手と世代闘争を繰り広げたのが2016年。あれから5年の月日が経ち、再び第三世代が「NEVER」の世界に足を踏み入れた。

 

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腰ヌケ発言

試合後のリングに姿を現した永田裕志選手は挨拶代わりに宣戦布告した。

「新日本プロレス本隊を腰抜け呼ばわりしてるそうだが、なんなら試してみるか?石井、どうする?」

確かに近々で石井智宏選手がそのようなコメントを残していた気がする...。

調べてみると、2021年6月2日。“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”とのタイトルマッチ後のコメントだった。

石井「見たろ? これでCHAOS、鈴木軍、BULLET CLUB、ロス・インゴ、次はどこだ? 本隊の腰抜けどもか? どこでもいい、誰でもいいよ。そう簡単に俺ら潰せねぇよ。なぁ?」
YOSHI-HASHI「この記録更新、よほどのことがないと絶対にできないと思うから。このまま、リング上でも言ったように、永遠に俺らが防衛しまくってやるよ。そして、そして、他のベルト、俺も、後藤さんも石井さんも、他も狙ってるから。これだけじゃないから。それだけは忘れるなよ。とりあえず、今日勝ったこと、それだけは大きな収穫だから。次も勝つ」

出典:新日本プロレス

最多防衛、最多通算防衛の“記録”は塗り替えた。既に新日本プロレスにおいて最もエモーショナルなタイトルマッチとしてファンの“記憶”に残る試合も連発している。

それだけにここからの目標はどれだけ防衛できるか。さらに記憶を上書きできるか?という点にあると思う。

敢えて書くが、第3世代の3人は過去の挑戦者で最強の相手である。

 

絆の強さがこのチームの強さ

石井智宏選手、後藤洋央紀選手、YOSHI-HASHI選手がタイトルマッチを重ねる度に「危ない!」と思うことはあれど、「これはヤバい、負けるかも」とまで思ったことは正直なかった。

主人公として3人を引っ張るYOSHI-HASHI選手。一騎当千の活躍で試合をリードする石井智宏選手。

獅子奮迅の動きでピンチをチャンスにひっくり返す後藤洋央紀選手。この3人のバランスとチームワークが完璧すぎて、正直勝てる相手と言われてもピンと来ないレベルにまで到達していたのだ。

実際、オカダ・カズチカ選手、内藤哲也選手、ジェイ・ホワイト選手までもが敗れている。

シングルでの実績で言えば3人ともに「IWGPヘビー級ベルト」を巻いたことはない。

ただ、3人の心が一つになる「NEVER」の世界では無類の強さを発揮する。

3人の絆の強さがこのチームの強さの証なのだ。

このチームに勝てる3人がいるとすれば...。その最右翼が第3世代だと僕は睨んでいた。

チームワーク。実績。タイトルへの飢え。

特に永田裕志選手と小島聡選手はアメリカの地で自由な風を全身に浴びてから帰国している。

ファンの歓声。世界基準で見た時の自分の価値。そして、自分の実力を肌で感じているはずなのだ。

その結果、導き出された答えが、まだまだヤレる。だったのだ。

天山「しばらく新日本のリングで俺たち、タイトル戦線に絡んでなかった。いや、遠かった。でもね、満を持して、俺たち3人があいつらに挑戦、見ての通り俺ら挑戦する。ガッチリ行こうよ」

出典:新日本プロレス

 

対戦カード変更要求

この日、石井智宏選手はバックステージで「三バカトリオ来たな」と前置きし、新日本プロレスへカード変更を提案した。

バレットは終わった。3人来い。本隊から後2人用意しろ、と。

個人的に2人を選ぶのであれば、棚橋弘至選手、田口隆祐選手になる。

第3世代 With タグチジャパン(小島聡選手は代助監督だった過去もある)。タイトルマッチにはセコンドにもついて欲しい。

何はともあれ。第3世代にとってはかなり久しぶりのタイトルマッチだ。

永田裕志選手はジョン・モクスリー選手とAEWでタイトルマッチを行ったものの、新日本プロレスのリングとしては何と2016年以来(全日本プロレスをカウントすると2018年)。

テンコジとして「IWGPタッグ」を戦ったのも2017年以来。小島聡選手は2020年1月にCMLL世界ヘビー級選手権試合、を戦っているが、新日本プロレスのタイトルとしては約3年ぶりだ。

他団体を見れば武藤敬司選手や秋山準選手が猛威を振るっている。天山広吉選手、小島聡選手、永田裕志選手ができない訳がないのだ。

ベテランと中堅の世代闘争が勃発だ。

永田裕志選手と石井智宏選手は因縁がバリバリにある。

後藤洋央紀選手の“牛殺し”は天山広吉選手を病院送りにしたところから生まれている。

そして、小島聡選手とYOSHI-HASHI選手は世代違いのナチュラルベビーフェイス同士だ。

「NEVER無差別級6人タッグ」史上最高の一戦が今から楽しみである。

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