NEVER無差別6人タッグに第3世代の挑戦を希望する

NEVER無差別6人タッグに第3世代の挑戦を希望する。

2020年、最も価値を上げたベルトは何か?と聞かれれば「NEVER無差別6人タッグ」だと僕は応える。

SANADA選手がNEVERで一番好きなのは6人タッグと発言した時点から、これから来る空気が流れはじめていたのだが、石井智宏選手、後藤洋央紀選手、YOSHI-HASHI選手が戴冠したあの瞬間に、全てが変わった。

新チャンピオン誕生以降のタイトルマッチは全てが神試合。これは何度も書いているが、「IWGPヘビー&インターコンチネンタル」W選手権試合よりも、「NEVER無差別6人タッグ」の方が期待値が高い。

物事が変わるのは一瞬だと何度も言い続けてきたYOSHI-HASHI選手だからこそ実現できた、新しい価値観は、新日本プロレスの景色を大きく塗り替えることとなった。

ただ、そんな「NEVER無差別6人タッグ」に黄色信号が。現時点で東京ドームの対戦カードに組み込まれていないのである。

現在、発表済みの対戦カード数はイッテンヨンが5試合、イッテンゴが4試合となっている。

神宮野球場大会が6試合だったことを踏まえると、追加カードは3。多くても5といったところだろうか。

ただ、「IWGPジュニアタッグ選手権試合」、「IWGP USヘビー級選手権試合」もまだ未発表。東京ドームに向けての機運が高まる中で、新しい動きは生まれるのか。ここからは僕の希望を書いてみたい。

 

f:id:yukikawano5963:20201219084853p:plain

YOSHI-HASHIの魅力

なぜ、「NEVER無差別6人タッグ」に新しい価値が生まれたのか。その理由を紐解いていくと、いくつかの要素が見えてくる。

  • YOSHI-HASHI選手が人生ではじめて掴んだベルト
  • 連携が完璧な3人ならではの試合運び
  • 対戦相手とのエモーションなエピソード

大きくはこの点だろうか。

YOSHI-HASHI選手は純度100%のベビーフェイスだ。40手前になるまでうだつが上がらないヒーロー。だからこそ人の心に響く力を持っている。

ヒールターンすることなく、ベビーフェイスがベビーフェイスのまま人気者になり、ピープルズチャンプとなった。

これは近年のヒールレスラーが人気を博す傾向にある新日本プロレス史においても、中々にレアなことである。

そんな彼を支えるのが石井智宏選手と後藤洋央紀選手というのがまたニクい。

未だ「IWGPヘビー」に手が届いていない2人が「NEVER無差別6人タッグ」で新しい世界観を作り、大きな盛り上がりを作っている。

ただ、「NEVER無差別6人タッグ」には難しい点もある。

 

ライバルチーム不在

「NEVER無差別6人タッグ」と言えばこのチーム!というイメージがかなり限られている。

最多連続防衛回数を誇る矢野通選手、真壁刀義選手、田口隆祐選手が印象としては強いくらいか。

現在、東京ドームでの試合が確定していない選手で3人タッグを結成するとなると、どうしても急造チームの印象を拭うことができない。

現王者の連携が完璧だったのは、YOSHI-HASHI選手を中心に石井智宏選手、後藤洋央紀選手との連携が既に出来上がっていた点が大きい。

YOSHI-HASHI選手をハブにして全てが繋がっている。繋がっていく。そんなイメージだ。

連携した時の化学反応。YOSHI-HASHI選手たちと対峙した時のエモーション感と考えれば、東京ドームで対角線に立つ相手は1つのチームしか思いつかない。

 

天山広吉、小島聡、永田裕志

新日本プロレスが誇るプロレス界の至宝。天山広吉選手、小島聡選手、永田裕志選手が「NEVER無差別6人タッグ」に挑戦する。

これが今、一番盛り上がる「NEVER無差別6人タッグ」のタイトルマッチなのではないだろうか。

天山広吉選手がディーバとしての活動に重きを置いているため、若干の難しさを感じるものの、イッテンヨンで「IWGPジュニアタッグ」、イッテンゴで「NEVER無差別6人タッグ」のタイトルマッチが組まれれば問題なしなはず...だ。

今回、新日本プロレスは東京ドーム大会の特別プロモーターにドン・キナシこと木梨憲武さんを起用した。

彼のコアなファン層を考えると僕ら世代(30代中盤以降)か更に上くらいがピークになると思う。

その世代に最も知名度があるレスラーと言えば天山広吉選手、小島聡選手、永田裕志選手だと言ってもまず間違いない。

今こそ、第3世代が立ち上がり、東京ドームの花道をセコンドを含め“4人”で歩く時なのだ。

 

NEVERというブランド

「NEVER」

ベルトを持つ者次第で大きく景色が変わる。

「IWGP」とは全く異なるイメージを持つブランドだ。

シングルは鷹木信悟選手の手によって“無差別級戦線”が本格化。ジュニアの猛者たちが挑戦することも珍しくなくなった。

ジャイアンが支配する世界観にチャレンジャーが挑む。そんなイメージだ。

6人タッグはYOSHI-HASHI選手の力でエモーショナルかつパートナー同士の絆がモノをいうタイトルになった。

IWGPで戦い続けてきた第3世代をNEVERで迎え撃つ。かつて柴田勝頼選手が歩んだ道を今度は6人タッグで実現させる。

「第3世代は日々進化中」

東京ドームでスターライトしちゃって欲しいと願うばかりだ。

★新着記事★

www.njpwfun.com

→【ランキング参加中】人気プロレスブログはここからチェック!【クリックで応援お願いします】

→NJPW FUNのTwitterフォローはこちら