「NEVER無差別級6人タッグ王者」の素晴らしさについて考える

「NEVER無差別級6人タッグ王者」の素晴らしさについて考える。

2021年2月14日からスタートする新シリーズ「Road to CASTLE ATTACK」。

我らが“混沌の荒武者”後藤洋央紀選手が「ムラムラする」と表現したシリーズがいよいはじまるのだ。

ファレ道場を経由した異色の経歴を持つヤングライオン・中島佑斗選手のデビュー戦や「NEVER無差別級選手権試合」が決まった棚橋弘至選手とグレート-O-カーン選手の前哨戦。

「CHAOS」VS「バレットクラブ」、約1年以上振りとなる「IWGPインターコンチネンタル選手権試合」。更には「IWGPジュニア」にも動きがある。

大阪城ホールへと続く道。それぞれの野望へと通じる道中でどんな物語が織りなされていくのか。

そして、決戦の地となる大阪城でどんな結末が待ち受けているのか。

「CASTLE ATTACK」への機運を高める前に、改めて考えておきたいことが一つある。

今やその価値はストップ高。ベルトの価値はチャンピオンが決まるものだと言わんばかりにその魅力を爆発させている3人がいる。

石井智宏選手、後藤洋央紀選手、YOSHI-HASHI選手。「NEVER無差別6人タッグ王者」だ。

ジェイ・ホワイト選手とG.o.Dを退け、エモーショナルなチャンピオンロードは終わらない線路の上を走り続けている。

改めて、彼ら3人それぞれの魅力を思い浮かべつつ、現王者の素晴らしさを書きこなしておきたい。

 

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名勝負製造機はタッグでも完璧

石井智宏選手が“名勝負製造機”と呼ばれるようになって3年近くが経とうとしている。

名シングルプレイヤーが必ずしもタッグの名手であるとも限らないが、石井智宏選手にとってはそんな言葉は無縁というものだろう。

結果、内容、インパクト。全てがハマらない限り、本人は納得しないが見ているこちらの視点としては満足そのものだ。

試合内容で3人を牽引する姿は“CHAOSの特攻野郎”そのものである。

また、彼はリングでの試合巧者ぶりだけでなく、試合後のパフォーマンスについても3人を引っ張っている。

例えば、3人が初戴冠した時にそっとYOSHI-HASHI選手をコーナーに登ってファンへアピールするよう諭したり。

今回のバレットクラブとの一戦が終わった後でも、YOSHI-HASHI選手と後藤洋央紀選手にサっとベルトを手渡し、「IWGPタッグ王者」への挑戦への空気感を作った(ちょ!待てよ!のインパクトが強かったので見落としがちだが)。

試合を決めるだけでなく、チームの舵を取るバランサー。

石井智宏選手の素晴らしい活躍がこのチームを輝かせている。

 

ピンチやってくるのがヒーロー

現「NEVERV無差別6人タッグ」の要は後藤洋央紀選手だと言っても過言ではないだろう。

これは個人的な感想なのだが、ヒロイック性の高い活躍を試合中に何度も魅せている。

仲間がピンチになった瞬間に颯爽と登場し、相手を大車輪の活躍で蹂躙していく。

この3人でのタイトルマッチや防衛戦で後藤洋央紀選手が試合を決めた(ピンフォールを取った)ことは未だないが、彼が試合の流れを引き戻し、仲間を鼓舞しているのは間違いない。

実は荒武者を勢いに乗せないことが、このチームを崩す上で最も重要なポイントなのかもしれない。

そう思わせるほどに、2人を守る盾として、一騎当千の矛として後藤洋央紀選手の活躍は素晴らしい。

 

愛される男の覚醒!

2020年の自粛明けからYOSHI-HASHI選手は変わりつつあった。肩のテーピングが取れて以降、明らかに動きの質が変わりパワーも上がっていた。

EVIL選手の“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”離脱により「NEVER無差別6人タッグトーナメント」が開催されると、才能が完全に開花。

「NEVER無差別6人タッグ」で初めてのチャンピオンベルトを手にすると、彼の魅力が爆発した。

先天的に持っていた「人から応援される力」に試合での巧さ、当て感、エモーショナルさが加味され、物事を一瞬で変えることに成功した。

「NEVER無差別6人タッグ」にそれまでなかった物語を持ち込み、その価値をストップ高まで向上させたのはYOSHI-HASHI選手の力が大きいと思う。

  • YOSHI-HASHI選手の初戴冠なるか!?(オカダ選手がYOSHI-HASHI選手にベルトを巻いた後、感動のマイク)
  • 石井智宏選手がSHO選手へプロレスで心を注入。「辛いことがあっても前を向いていくんだろ!?」というメッセージ性
  • YOSHI-HASHI選手VSDOUKI選手(尊敬している先輩に自分の今をぶつける&タイチ選手、ザック・セイバーJr.選手の献身)
  • VSバレットクラブ!テメェらの好きにはさせねぇ!(一撃必殺の隠し技!緊箍児が炸裂!)

このようにタイトルマッチとここだけの物語が「NEVER無差別6人タッグ」には存在している。

この3人だから作れる、この3人だから生まれるストーリーをこれからも楽しんでいきたい。

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