後藤洋央紀がオカダ・カズチカと今、向き合う意味

後藤洋央紀がオカダ・カズチカと今、向き合う意味について考えたい。

2022年3月9日。「ニュージャパンカップ2022」の二回戦がスタートした。オカダ・カズチカ選手はマスター・ワト選手に勝利し、ジュニアのチャンピオンから連続白星。

ヘビー級のチャンピオンがジュニアのチャンピオンを倒すというオカダ・カズチカ選手の“王狩り”が続いている。

次の相手はタイチ選手。YouTubeチャンネルを始動させるといきなりスーパーチャットで稼ぎまくる猛者だ。

2018年にジュニアからヘビーへと生まれ変わった“聖帝”が次の相手。さらに先まで見据えると、“CHAOS”の洞門対決が視野に入ってくる。

「IWGPタッグ王者」後藤洋央紀選手だ。王を狩り続ける王者とかつて何度もしのぎを削った“荒武者”。

2021年の「G1クライマックス」では久しぶりのシングルマッチとなったが、想定よりは落ち着いた内容に終わっただけに今回の対決は非常に楽しみである。

「IWGP世界ヘビー級王者」VS「IWGPタッグ王者」。

後藤洋央紀選手が一度も巻くことが叶わなかった「IWGPヘビー級ベルト」で最多防衛記録を作った男が今は新設された「IWGP世界ヘビー級ベルト」を腰に巻き、新日本プロレスを盛り上げ続けている。

今、このタイミングで後藤洋央紀選手がオカダ・カズチカ選手とぶつかる意味。後藤洋央紀選手の「IWGP世界ヘビー戴冠」に大きく関わる一戦となる予感がする。

※お互いがそれぞれトーナメントを進むことができたら、であるが。

 

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すでにオカダ・カズチカを見ている

後藤洋央紀選手は試合後、こう語っている。

後藤「言ってるだろう、俺には戦いの神がついてるんだよ。次、3回戦。ソイツに勝てば、きっとオカダが上がってくるだろう」

後藤「俺はオカダと戦いたい。この『NEW JAPAN CUP』で、俺はオカダと戦いたい。それまでは負けられねぇんだよ」

出典:新日本プロレス

次のCIMA選手ではなく、すでにオカダ・カズチカ選手だけを見ている。

まさかとは思うがここで後藤洋央紀選手が昭和ガウンを披露するなどあれば、全てが変わる気がしてくる。

王者VS王者のまたとないシュチュエーション。オカダ・カズチカ選手を倒すことができれば、それですでにタイトルマッチの挑戦権を手中に納めることができるはずである(G1クライマックスと同じ考え方であれば)。

 

前ほど楽な戦いにはならない

マスター・ワト選手に快勝したオカダ・カズチカ選手はこう語っている。

オカダ「ま、なかなかやるじゃない、ワト。ジュニアタッグチャンピオン、悪いけど、俺、世界ヘビー級チャンピオンだから。もちろん、ワトのジュニアタッグチャンピオンっていうプライドも感じますけど、こっちにもプライドがあるんで。いや、いろいろ効いたよ。でも、若いね。まぁジュニアヘビー級と戦っていれば、通用しているのかもしれない」

オカダ「ただ、ヘビー級とも戦うことを考えたら……戦う必要はないのかもしれない。でも、戦っていく、そこで同じレベルで戦える、それは凄く大事なことだと思うし、それがないことには、ジュニアのシングルのベルトも遠いんじゃないかな。デスペラードもそういうものはみせてくれたと思うし、何年か前、ヒロムとやった時も、それは見せてくれたと思います。まぁでも、若いし、まだまだ時間はあるから、しっかりプロレスを練習して、プロレスを見て、プロレスをもっともっと好きになって、またやることができたら、もっと、もっと、楽しませてください」

オカダ「そして、3回戦の相手も決まり、タイチさんですか。去年の『G1』ぶりですかね。まぁホントに、タイチさんもタッグのチャンピオンになってたし、それを失って、また何かしていかなきゃいけない、そういうところだと思うし。やっとね、ヘビー級の相手なんで……別に、待ち望んでたわけじゃないですけども、やっぱりこうやってね、ワトと戦うのとは違うと思うんで、しっかりとタイチさんを倒して、次に行きたいなと思います。まぁホントに、前ほど楽な戦いにはならないと思いますんで。……楽って言っちゃったねぇ……」

出典:新日本プロレス

マスター・ワト選手について“楽”だと残し、兜の緒を締めた。

“春男”が50周年を背負う男と激突するのか。それとも“聖帝”の「頑張った!感動した!」が発動するのか。新日本プロレスの春が動き続けている。

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鷹木信悟、暴れ龍の如く新ガウンを披露

鷹木信悟、暴れ龍の如く新ガウンを披露。そして、「一番じゃなきゃダメなんです!」と高らかに叫んだ。

なぜ、2022年の東京ドーム大会で鷹木信悟選手はオカダ・カズチカ選手に敗れたのか。

オカダ・カズチカ選手の方が強かったから。まぁ、シンプルにその理由なのだが、もう少し違った見方を楽しむのもプロレスファンの醍醐味だろう。

僕は、期待値でオカダ・カズチカ選手が鷹木信悟選手を上回ったからだと思っている。

オカダ・カズチカ選手は例年、東京ドームで新コスチュームのお披露目を行っている。

2020年からはそれまでの綺羅びやかでド派手なガウンから一転し、一見するとシンプルだが光を当てると光輝くという特殊加工のガウンへ。

そして、2022年は新日本プロレス50周年イヤーを背負うべく、昭和のガウンを現代的にアップデートとしたモノを用意してきた。

正直、あの瞬間にオカダ・カズチカ選手が勝利すると思った方も多いのではないだろうか。僕もその一人だ。

ひと目見た瞬間に、あぁこれはオカダが勝ったなと。2022年はオカダ・カズチカのいち年になるなと思った。これマジ。

多分、鷹木信悟選手も心のどこかでそう感じたのかもしれない。

「オマエ!そのガウンはさすがにズルくない!?」と。

結果はご存知の通り、オカダ・カズチカ選手の勝利に終わった。ガウンだけが理由のはずはないのだが、間違いなく少しは影響していたと思うのだ。

オカダ・カズチカ待望論の最後のピースを作ったのがあの昭和ガウンだっとするのであれば、2022年の春。鷹木信悟選手が流れを変えて、天下を取りに行くために必要なのは、もう一着の昭和ガウンだったのかもしれない。

「ニュージャパンカップ2022」最初の興行のメインイベントはオカダ・カズチカ選手が締めた。そして、一回戦の最終試合を鷹木信悟選手が石井智宏選手との激闘を制し、締めた。

この日、入場から“ザ・ドラゴン”は完璧だった。

 

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特注の手書き昭和ガウン

石井智宏選手とのメインイベントに登場した鷹木信悟選手は新ガウン、新コスチュームを用意してきた。

「ニュージャパンカップ」での新コスチューム披露はあまり前例がない(というか2017年以降ではなかったと思う)。

基本的にコスチューム・ガウンを変えるタイミングは東京ドーム、G1クライマックス、あるいはユニット移籍などの出来事があった時である。

それを敢えて春に変えてきた鷹木信悟選手。明らかに何かがある。何かを決意しての一撃である。

昨年の「ニュージャパンカップ」は準優勝。今年は優勝を飾り、オカダ・カズチカ選手からベルトを奪還する、と。

そのために必要だったのが自分の昭和ガウンだ。

効果は抜群だった。鷹木信悟選手が新しいガウンを着て登場した瞬間に、こりゃ優勝決定戦まで行くなと思った。率直にね。

SANADA選手が「IWGP USヘビー級王者」となり、内藤哲也選手がユニットとしてのリベンジに失敗。であれば、自分がもう一回行くしかない。

決意の炎に燃える“暴れ龍”に応えるかの如く、白のガウンが非常に生えまくっていた。

 

激闘の先

鷹木信悟選手と石井智宏選手がぶつかりあって、好勝負にならないわけがない。今回も説明不要なほど見応えのある一戦だった。

ゴツゴツとぶつかりあう度にお互いを高めあっていく。そんな試合。

名勝負製造機と名勝負製造機がお互いの今を試しあっているかのうような内容だった。

この二人の試合についてはどこかでじっくりと「何が違って」、「何が面白いのか」考えてみたい。ちょっと時間ください。

そして、激闘を制した漢は再び饒舌に語り始めた。まるで大仁田厚さんの如く。

鷹木「(イスに座って、しばらくペットボトルの水で額を冷やしてから)いやあ、キツかったね、キツかった。ホント、紙一重だよ、紙一重。一瞬でも気を抜いてたら俺が負けてた。負けてたに違いないよ。あいつには、石井には石井の世界がある。俺には俺の世界がある。ただ一つ分かったことがある。俺たちには俺たちにしかない世界があるかもな。別に因縁も冠もいらねえよ。ただただ負けたくない。その一心でここまで出来るんなら、こんなことを聞いたら石井のオッサンは『うるせえよ、顔じゃねえよ』って言いそうだけど、俺はそう思ったね。またいつでもあいつとはやってやるよ。だが、トーナメントとしては俺はスタートダッシュをしたいから1回戦、この勢いを持って一気に行くぞ。

なんか武道館の開幕戦を見た時に試合後のコメントで、オカダが『チャンピオンの僕が優勝して盛り上げなきゃいけないでしょう』って。それを聞いた時に『バカ野郎! ふざけんな!』って思ったな、俺は。それは新日本プロレスと新日本のファンからしたらそれを求めてるかもしれんが、俺らレスラーからしたらそんなものは関係ねえんだよ、オイ! 勝った奴が盛り上げる! それでいいだろう。俺は昨年、IWGP世界ヘビー級チャンピオンにもなって、東スポプロレス大賞のMVPにもなったが、俺の野心は全然満足してねえんだよ。こんなもんじゃねえんだよ。俺の野心を達成するためだったら今回のトーナメントに限っては、(イスから立ち上がって)同じ軍団のヒロムだろうが、SANADAだろうが、内藤だろうが、真っ向から叩き潰してやるよ。それがッ! プロレスラーだろ?」 

出典:新日本プロレス

 

1番じゃなきゃダメなのか?

「二番ではダメなんですか?」

あの日の言葉になぜかこのタイミングで“暴れ龍”が答えた。

「どっかの偉い政治家さんが言ってたな。なぜ、一番にこだわるんでしょうか、二番じゃダメなんでしょうか? 俺がお答えしよう、ダメなんです! 一番じゃなきゃダメなんです! やるなら優勝じゃなきゃダメなんです!」

鷹木信悟選手は新日本プロレスで一番の味を知った。知ったからこそ、敗れたからこそ登るだけでなく、這い上がる側へと回ることができたのだ。

敗北を知る漢が一番じゃなきゃダメだと語る意味。あまりにも深く、あまりにも強い覚悟が感じられたメッセージだった。

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田口隆祐がリメンバーEVILをぶち上げた

新日本プロレス春の祭典『ニュージャパンカップ2022』の一回戦が本日の大田区体育館大会で終了する。

ジュニアがヘビー級を倒したり、ヤングライオンが先輩からの勝利を手にしたりなどのサプライズはナシ。

恐らく「こちらの選手が有利かな?」と思ったレスラーが順当に勝ち進む結果となっている。

強いて言えば、グレート-O-カーン選手が飯伏幸太選手が一回戦でぶつかることから(お預けとなったが)、ここでの番狂わせとビッグサプライズが期待されていた。

2021年は内藤哲也選手を沈めているグレート-O-カーン選手。この春に期待値は非常に高い。

本日の大田区体育館だけは少々毛色が異なる。何かが起こっても不思議ではない香りがプーンと漂っている。

メインイベントは“元IWGP世界ヘビー級王者”鷹木信悟選手と石井智宏選手がメインイベントで激突。

セミファイナルは“ハウス・オブ・トーチャー”の“マーダーマシン”と化したSHO選手が高橋ヒロム選手と久しぶりにぶつかりあう。

この2つだけでも期待値が半端ないわけだが、“策士”が動いた。

カミソリ田口が“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手との戦いを控え、リメンバーEVILをぶち上げたのだ(ネーミングは棚橋弘至選手)。

タグチジャパンVSロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのぶつかり合いは記憶に新しいが、実はそれ以前にも深い関係がある二人。

闇の王とミスター69となった二人は一体どんな対決を繰り広げるのだろうか。

 

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師匠・田口隆祐

結論から書いてしまうと、田口隆祐選手はEVIL選手の師匠である。

内藤哲也選手と高橋ヒロム選手の師弟関係はあまりに有名だが、それと同じように田口隆祐選手がEVIL選手にプロレスを教えていた。

新弟子として練習についていけない高橋ヒロム選手。それを見越して声をかけた内藤哲也選手。

内藤哲也選手へ自分にもプロレスを教えて欲しいと直訴するも、ひとりで手一杯だと断られた恨み辛みが今の闇の王の深い深淵につながる第一歩だった?という憶測もある。

田口隆祐選手から見れば表立った発言はしないものの、若手時代に手ほどきした弟子。

EVIL選手のプロレスには田口隆祐イズムが深く刻み込まれているのだ。

田口「試合の権利と関係ないところだけど、場外でEVIL、ギブアップしたからね。タップしたから。明日、EVIL。今のEVILは、あんなの、本当のEVILじゃない。俺がNEVER6人タッグで鍛えた、ロスインゴの頃のあのEVIL、あのEVILを思い出してもらいたい。あんなんじゃない、EVILは。明日思い出させてやるよ、EVILを。明日、本当のEVILを思い出させる試合をして、なおかつ勝つ」

棚橋「じゃあ明日は『リメンバーEVILデー』だな」
田口「そうっすね」
棚橋「『#リメンバーEVIL』で」
田口「ありがとうございます。そういうことです(※先に控室へ)」

出典:新日本プロレス

 

EVIL。そのノリの良さ

僕がEVIL選手を手放しでこよなく愛するのがコーナーでラリアットを放つシーンである。

相手の名前を叫びながら繰り出される重い一撃。反則・介入などなくとも十分に強いとひと目見るだけで伝わってくる一発だ。

“バレットクラブ”へ移籍して以降、以前よりも感情表現が豊かになった闇の王。

そのチャーミングさというかノリの良さは「ワールドタッグリーグ2021」にて披露された。

“トオルとヒロシ”こと棚橋弘至選手&矢野通選手のタッグと激突した際、「トオルーーーー!!」と叫びながらラリアットを放ったのだ。普通は「矢野ーーー!!!」のハズ。

そこを敢えて、「トオルーーーー!!!!」と叫んでしまう闇の王。こうした細部に感じられるのが、田口隆祐イズムである。

EVIL「(※足首を気にしながら、呻き声を上げてインタビュースペースへ)田口! テメーだよ! 二度とふざけた真似できねぇようになぁ、事務所総出で潰してやるからな、よく覚えとけ!」
東郷「(※立ち去りながら)明日覚えとけよオラァ!」
出典:新日本プロレス

“ハウス・オブ・トーチャー”は事務所だったのだ。

 

策士の恐ろしさ

2020年以降、「ニュージャパンカップ」にジュニアヘビー級のレスラーが参戦することが珍しくなくなったが、そもそも近年で最初にジュニアからエントリーを果たしのは田口隆祐選手である。

必殺のオーマイ・アンド・ガーアンクルが完璧に決まれば、ウエイト差は関係ない。寝技の対決に持ち込めば、テクニックで田口隆祐選手が支配する可能性は十分にあるのだ。

“NEVER二冠王”と“IWGPジュニアタッグ王者”の激突。かつての師弟がどんな試合を繰り広げるのか。今日の試合が楽しみである。

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飯伏幸太がTwitterでヤバいことをつぶやいていた

飯伏幸太がTwitterでヤバいことをつぶやいていた。

飯伏幸太選手がヤバい。先日のツイ消しの一件もあったが、今回はさらにヤバい。

いや、飯伏幸太選手は元々ヤバい人ではある。

元々規格外で制御不能で新日本プロレスのジョーカーで、IWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタルの最後のチャンピオンで、IWGP世界ヘビー級の初代王者で、路上プロレスの天才児。

まぁ一言で言えば、天才過ぎて既存の枠に収まる人物ではない。実際、DDTの高木三四郎大社長も飯伏幸太選手をいわゆる新弟子として扱ってしまうと、プロレスから離れてしまうと考え、新人扱いせずに自由を与えたくらいである。

そんな飯伏幸太選手だが、今回のツイートはとんでもなかった。

「結局その程度の器しかない場所。残念でしかない。しょうもない」

この日、飯伏幸太選手はJUST TAP OUTの興行に登場。Takaみちのく選手のセコンドに付いていた。

新日本プロレスで言えば「ニュージャパンカップ2022」への欠場が発表されたばかりであり、「G1クライマックス31」の決勝以来、新日本プロレスの興行には一度も姿を現していない(よね?50周年興行での復帰が延期になったから、姿は現してないよね?)。

久しぶりの表舞台。彼を心酔しているマスター・ワト選手のセコンドなどではなく、他団体のセコンドに登場。

おそらくだが、この行為に新日本プロレスから注意が入ったのだと思う。

いわゆるフツーの大人であれば、そもそもこんな行為はしない(契約に書かれていなくともタイミング的にやったら大変なことになるよなぁと踏みとどまる)。

さらに、明らかに注意があったとSNSに発信もしない。これはもうある程度の覚悟があるか、リミッターが外れているとしか思えない。

飯伏幸太選手がヤバい。みんなが待っている飯伏幸太に今、何が起こっているのだろうか。

 

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聖帝のフォロー

Takaみちのく選手のセコンドについた飯伏幸太選手に対して、“聖帝”タイチ選手がコメントを残している。

あの「G1クライマックス31」の蹴り合いマッチのリベンジをちゃんとやらせろ、と。

この流れがいきつく先についてはまだ分からない。

タカタイチマニア2.5のフラグである可能性もあるし、飯伏幸太選手が新日本本隊を抜けて、“鈴木軍”に加入する可能性もある。

また、この勢いを持って孤立無援の超蒼穹ヒールになる可能性もゼロではない。

どこにつながっていくのか、全く分からなくなってきた。

 

中途のエース

なんだかんだと言っても新日本プロレスは生え抜きを大切にする団体だ。

“ハウス・オブ・トーチャー”はディック東郷選手以外、全員が新日本プロレスの生え抜き選手。

飯伏幸太選手は中途入社でありながら、団体を背負う役割を担った。

“三代目”鷹木信悟選手がガンガン引っ張る以前は飯伏幸太選手の時代になると誰しもが思っていたのだ。

だが、ウィル・オスプレイ選手に敗戦。「G1クライマックス31」の優勝決定戦では、不本意な敗戦を喫してしまう。そして、「ニュージャパンカップ2022」へのエントリーが発表されるも直前で見送り。

新日本プロレスを選んだあの日から、飯伏幸太選手は“最後の二冠王”と“IWGP世界ヘビーの初代王者”となったが、それが本当に幸せなことだったのかは誰にも分からない。

自由の翼を持った天才に色々な枷をつけてしまったのではないか。

人間の本質はそんな簡単に変わらない。見え方は変わるが中身が大きく変わることはよほどのことが起こらない限りないと思っている。

 

年齢を重ねても変わらない

僕も今年の1月で38歳になった。子どもの頃から比較すると随分な大人だ。新卒社員から考えても相当上の人って感じ。実際、年齢差から緊張してしまう人もいるくらいの年齢だと思う(自分がそうだったので)。

ただ、22歳の頃と激しく人間性が変化したかといえば、そんなことはなかったりする。極端な話、中学生くらいから変わっていない気もするのだ。

そりゃ、大人の対応は学んだし、マナーやモラルについても人並み程度には身につけたはずだ。

それでも、根幹にある何かは全く変わっていない。それが個性だからと言ってしまえばそれまでなのだけれど。

つまり、飯伏幸太選手も本質的には“あの頃”と何も変わっていないはず。

新日本プロレスで本隊で窮屈に生きている自分に気づいてしまったのかもしれない。

もっとメチャクチャにやって狂気の世界を生きるはずが、何をしているのだろう?と。

いや、本人のことなので全く分からないが、人はあまり変わるものではないし、今後がどうなるかも全く分からない。

ただ、飯伏幸太選手は人を酔わせることができる唯一無二の才能を持ったプロレスラーだ。

その才能がいつまでも輝き続けることを願うばかりである。

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エル・デスペラードが凄すぎる。

エル・デスペラード選手が凄すぎる。

約1年前。「IWGPジュニア」、「IWGPジュニアタッグ」の二冠王として、当時「IWGPヘビー」、「IWGPインターコンチネンタル」の二冠王だった飯伏幸太選手と激突。

これが事実上、最後の二冠戦(IWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタル)であり、兄貴分のタイチ選手ですらなし得なかった「IWGPヘビー級」挑戦に進む結果となった。

結果から言えば、好勝負ではあったものの飯伏幸太選手が完全に脅かされるところまでは届いておらず、試合を見ていてもこれは...!というシーンが多かった訳ではなかった。

理由にはシンプル。階級の差だ。ウエイトの差、飯伏幸太選手のパンパンに膨れ上がった筋肉。フィジカルの前にエル・デスペラード選手は沈んだ印象だった。

いい勝負ではあったけど、やっぱり飯伏幸太が勝つよね。そんな感想が僕の中に残っている。

あれから一年。新日本プロレスジュニアの主役へと上り詰めた男がさらなる進化を求めて、突き進んできた時間は確実にさらなる強さ・凄みへとつながっていた。

2022年3月2日。両国国技館のメインイベントでエル・デスペラード選手はオカダ・カズチカ選手と激突した。

正直、エル・デスペラード選手が勝っちゃうんじゃないかとすら思った瞬間が2度ほどあった。

これマジで獲っちゃうんじゃない?

スポーツを見ていると、こちらのチームが勝ちそうだなぁという機運を感じることがある。目に見えないが、たしかに存在する流れ。この流れを掴んだ者が勝者となるのであれば、エル・デスペラード選手は確かに、流れを掴んだ試合をしていた。

チャンピオン対決。ジュニアを代表してヘビー級の王者とノンタイトルではあるものの、一騎打ちという状況。昨年の飯伏幸太戦。

どうすればヘビー級に勝つことができるのか?この一点を突き詰めると、とんでもないことになる。

気づけばヘビーVSジュニアではなく、オカダ・カズチカVSエル・デスペラードの試合であり、それぞれの舞台でトップに立っている者同士の試合としか見れなくなっていたのだ。

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何かを掴むということ

中の人が変わったんじゃないか。

そう思うほどにエル・デスペラード選手は強く、逞しく、輝きを放っている。

僕がプロレスを見始めた2017年の時点では、たくさんいるジュニア戦士の一人だった。当時はタイチ選手がジュニアだったこともあり、鈴木軍のジュニアタッグと言えば、“タイチ&金丸義信”だったのだ。

金丸義信選手とのタッグ、葛西純選手との一戦を経て、2020年の石井智宏選手戦。ここまで来ると全てが変わっていた。

ジュニアの棚橋弘至選手が高橋ヒロム選手だとするならば、エル・デスペラード選手は中邑真輔選手だ。

アーティスティックな雰囲気とオリジナリティ、色気。そうしたものが溢れ出て堪らない。

今回のオカダ・カズチカ戦に関しても試合の序盤から主導権を握り、さらにはドロップキックを空中でキャッチし、ドラゴンスクリューをぶちかます。

その勢いのままヌメロ・ドスで締め上げる。階級の差をなくす攻撃で何度も攻勢に出る。

さらにウエイトの差が儚さにつながっていた。ここがまたいい。

エル・デスペラード選手が緻密に積み上げてきたロジックをオカダ・カズチカ選手がフィジカルで一気にひっくり返す。

この明確な戦力差が儚さと物語性を生む。この試合でさらにエル・デスペラード選手がファンの心を掴んだのは間違いないはずだ。

 

強かったです

今回の試合が終わった後、オカダ・カズチカ選手はエル・デスペラード選手に対して、瑞草区に「強かった」と語っている。

今、最もジュニアヘビー級を盛り上げている漢 エル・デスペラード選手。

彼のさらなる飛躍がジュニアヘビー級の躍進につながるのは間違いない。

──そんな中で1回戦はオカダ選手が指名した形でデスペラード選手との対戦になりましたが、ジュニアのチャンピオンと戦っていかがでしたか?
オカダ「強かった(笑)。こうやって階級のあるプロレスというものですけど、力強いのもありましたし、やっぱり戦ってないからこそああいう戦い方をやってくるとは思っていなかったんで。まあでも、デスペラードはヘビー級の戦いを知らないかもしれないですけど、ヘビー級にはジュニアヘビー級から上がってきている選手がたくさんいるんで、そういう中では僕のほうがジュニアヘビーの戦いは知っていると思うんで、そういう差がちょっとは出たんじゃないかなと思います。でもやっぱりジュニアでやっているプライドは凄く感じましたね」

──「強かった」という言葉とは裏腹に「こんなもんじゃないだろう、ジュニアは」という言葉もリング上では出ました。
オカダ「やっぱり昨日、OBの人たちを見て、ジュニアでも凄い選手はたくさんいたんだなと思いますし、過去の人たちばっかり凄い凄い言われて、俺たちは『今も凄いんだよ』って今の新日本プロレスの凄さを知ってもらわないとダメという中で、やっぱりジュニアヘビー級でもね。僕もまだまだだと思いますけど、やっぱりジュニアヘビー級でも『この選手が勝つところを見たかった』、『この選手カッコいいな』っていう選手に出てきてもらって、そういう素質のある選手がジュニアヘビー級にはたくさんいると思いますし、そのジュニアのプライドを持ってドンドン盛り上げていってもらいたいなと思いますね。それを僕たちが『うわッ、悔しいな。俺たちも負けねえ』と切磋琢磨して、ヘビー級とジュニアヘビー級で一緒に上がっていけたらいいなと思いますね」

出典:新日本プロレス

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なぜ、内藤哲也はジャックナイフ式エビ固めを選んだのか?

今の高橋裕二郎と内藤哲也を見ることができた一戦だった。

僕が新日本プロレスにハマったのは2017年。内藤哲也選手が「IWGPインターコンチネンタル王者」として棚橋弘至選手を東京ドームで破た年。“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”ブームが日本全国で巻き起こっていた時代だ。

※今考えると異常すぎるほどの人気っぷり。それほどまでに当時の内藤哲也選手ひいては“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”はとんでもなかった。

なので、僕は“スターダスト・ジーニアス”時代の内藤哲也選手を知らない。“ノーリミット”時代なんてさらに昔になるので、映像でしか見たこと無い。

シングルプレイヤーとなった内藤哲也選手の公式映像はたくさんあるが、“ノーリミット”の試合は少なく、二人が組んでいたことは周知の事実ではあるものの、どんなタッグチームだったのかは具体的に説明することができない。それがもどかしかった。

内藤哲也選手の本を読むと高橋裕二郎選手はそんなに仲がよかったわけではないことが分かる。趣味も志向も全然真逆。

メキシコに馴染んだ内藤哲也選手に対して、全く馴染めなかった高橋裕二郎選手。一方で、アメリカに行った途端に高橋裕二郎選手がハネを伸ばし始めたのは有名な話だ。

少し先輩とのタッグチーム。今で言うところのマスター・ワト選手が上村優也選手とタッグを組むようなものか。

“ノーリミット”は高橋裕二郎選手が内藤哲也選手のリードで試合をしていたという。

試合巧者の内藤哲也選手がスピードとテクニックで相手を翻弄し、高橋裕二郎選手がパワーで仕留める。

そんな二人のチームはIWGPタッグとジュニアタッグを巻いた唯一の日本人タッグチームとなった。この記録に並んだのは“ヤングバックス”のみ。

日本人タッグチームでこの記録を作るチームはもう出てこないかもしれない。それほどまでに素晴らしいチーム。最高のタッグチーム。それが“ノーリミット”だった。

僕はSNSを閉じて、部屋を暗くして、ヘッドフォンをつけてモニターを食い入るように見ていた。

どんな表情で二人が入場してくるのか。どんな気持ちがあるのか。どんな策略があるのか。

そして、今の二人はファンに何を魅せたいのか。僕にとって初めての“ノーリミット”対決。それは高橋裕二郎選手のどこか哀愁と決意が感じられる入場からはじまった。

 

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アミゴ・パサード

肝心の試合内容についてはあなたの目と耳で体感して欲しい。僕が伝えたいのは、“ノーリミット”対決であり、二人の物語は全く終わら無かったということ。

デスティーノも東京ピンプス(ビッグジュース)もなし。二人のフィニッシャーはお互いに決まることなく、決まり手はジャックナイフ式エビ固めだった。

気づいた人も多いハズ。この技は内藤哲也選手が“ひとりロス・インゴベルナブレス”時代に使っていたフィニッシャーだ。

スターダストプレスを封印し、棚橋弘至戦でデスティーノを披露するまではこの技をよく使っていた。

内藤哲也選手にとって、この技は特別なのだ。この技で勝つことに意味があった。

“制御不能”になった自分のはじまりの技で高橋裕二郎選手を倒すことに意味があったのだ。

運命で終わらせない。今の俺はこの技からはじまったんだ、と。

内藤「すごく久々に今の高橋裕二郎を感じましたよ。若手時代を一緒に過ごし、一緒に海外遠征に出た、2年先輩の高橋裕二郎。当時は、彼の背中がすごく大きく感じてたよ。それがいつの間にか、小さく見えてしまい、そして視界に入らなくなってしまった」

内藤「俺は今の高橋裕二郎を否定するつもりはない。だって、アレが今の高橋裕二郎なんでしょ? なら、自分の信じた道を突き進めばいいよ。そして、また俺の視界に入ってくればいいかな。アミゴ・パサード(昔の友達)。俺にとっては、外すことのできない人物なんでね」

内藤「またシングルマッチで向かい合えるその日を、楽しみにしてるぜ。カブロン!」

出典:新日本プロレス

アミゴ・パサード(昔の友達)。俺にとっては、外すことのできない人物なんでね。この試合に意味や特別な気持ちがあったのはやっぱり間違いない。

 

演技だとしても

「俺と内藤、二人でやらしてくれ!」

「今日だけ!」

「2人でやらせてくれ!」

どこまでが芝居なのか分からない。

EVIL選手、SHO選手と打ち合わせをしていて、あの懇願は最初から台本があったのかもしれない。

ただ、全てを欺くために二人にも言ってなかったのかもしれない。

二人が来るのは予定通り。ただ、あの展開・あの驚き・あの空気感を作るには、仲間すら欺いた可能性がある。

リスクがあった。何を甘いこと言ってるんだと懲罰の拷問を受ける可能性もあったと思う。

ただ、あまりにも必死な表情。本気の言葉に二人は退いた。

“キング・オブ・ダークネス”と“マーダーマシン”が退いたのだ。

仲間が本気で望むのであれば、それが例え本来の“ハウス・オブ・トーチャー”とは異なる道だとしても尊重する。そんな絆が感じとれた瞬間だった。

そして、多くのファンを自分の位置まで引きずり下ろした後に待っていたのは、金的攻撃だった。

全世界のファンが「マジか!?」となったと思う。僕も泣きながら爆笑していた。

これが今の高橋裕二郎なんだと。“俺たちの”高橋裕二郎はこうでなくちゃと。

勝つためには汚いことをする。それでいいんだよ。

例えトーナメントだとしても、勝った、負けた。そんな小さいことでプロレスをしていないのだから。

自分の生き方を貫くこと。ファンに何を伝えたいのか、伝えるのか。プロレスで大切なのはこの2つだ。

高橋裕二郎選手はこの日、最高の試合を魅せてくれた。

やっぱり高橋裕二郎は“俺たちの”高橋裕二郎なのだ。

「俺と内藤、二人でやらしてくれ!」

あの時の表情と言葉その後の流れが見れただけで、僕は大満足だ。

裕二郎「内藤、覚えてるか? 昔はよぉ、相手のこと一緒にベルトでぶん殴ったりよぉ、一緒に悪さしたよな。思い出せよ。内藤ちゃん、また一緒に、あ、来るか? HOUSE OF TORTUREに。また一緒によぉ、悪いことしようぜ! な!」

出典:新日本プロレス

高橋裕二郎選手が提示したノーリミットの復活。そんなことになったら、僕はきっと泣いてしまうだろう。

★2022年3月4日更新分★

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外道が悪魔の囁き!“バレットクラブ”が3つに分裂!

2022年3月1日、新日本プロレスの50周年旗揚げ記念興行が日本武道館にて開催された。

多くのレジェンドレスラーが参戦したようで、かなり盛り上がっていたようである。

新日本プロレスワールドでの配信は3月15日らしいので、その日を楽しみに待ちたい。

さて、本題へ。その旗揚げ記念興行で事件が置きた。

第二試合で勝利を飾った“バレットクラブ”のバッドラック・ファレ選手、石森太二選手、エル・ファンタズモ選手の前に“ブラックスミス”外道選手が姿を現したのだ。

人の道を外れた男はジェイ・ホワイト選手からのメッセージを預かっていた。

『お前はどっち側に付くんだ? お前たちが正しい選択をしてくれることを願ってる』と。

これで、明確になった。“バレットクラブ”は三つ巴の状況になる可能性が高い。

まず、ジェイ・ホワイト選手&外道選手に加え、カール・アンダーソン選手らを擁する“USバレットクラブ”。

次に“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手が率いるハウス・オブ・トーチャー。

そして、“バレットクラブ・オリジン”。

帝都は...。まぁいいや。今日は誰がどこを選ぶのか?どんな勢力図になるかを予想していきたい。

f:id:yukikawano5963:20220302084249p:plain

まずは大胆にこんな感じ

まずは、USA、HoT、オリジンがそれぞれどんなメンバー構成になるのか考えてみる。

●USバレットクラブ

  • ジェイ・ホワイト選手
  • 外道選手
  • カール・アンダーソン選手
  • ドク・ギャローズ選手
  • クリス・ベイ選手
  • KENTA選手
  • エル・ファンタズモ選手

●バレットクラブ・オリジン

  • バッドラック・ファレ選手
  • タマ・トンガ選手
  • タンガ・ロア選手
  • チェーズ・オーエンズ選手
  • 石森太二選手
  • 邪道選手

●ハウスオブトーチャー

  • EVIL選手
  • ディック東郷選手
  • 高橋裕二郎選手
  • SHO選手

 

生々しい感じになるがこれならば、4対4のタッグマッチが組める。

邪道外道がいったんは別れたフリをしつつも、最終的に合流するのは間違いない。本人たち曰くネズミ級の嗅覚があるらしく、成功者側に居続ける能力はピカイチらしいので。

それぞれの側に参謀となる外道選手、邪道選手、ディック東郷選手が別れているのも面白い。

石森太二選手はタマ・トンガ選手のスカウトで“バレットクラブ”入りしたので、まず裏切る可能性は低い。

また、オリジンとハウスオブトーチャーは共闘できる状態になるので、USバレットクラブを2ユニットで狙い撃つ可能性も十分にある。

ここで昨日のやり取り全文をチェックいただきたい。

ファレ「やっと戻って来れた!」

ファンタズモ「今日も楽勝だな! 問題なしだ!」

ファレ「『NEW JAPAN CUP』は俺がもらった!」

ファンタズモ「オイ、俺も『NEW JAPAN CUP』出場するぞ! 優勝するのは俺だ! それにしてもタンガとタマはどうすんだろうな? ヒクレオからメッセージをもらったけど。お前(ファレ)はあいつらと距離が近いだろ?」

ファレ「オイ、今集中すべきは『NEW JAPAN CUP』だ。そのことはあいつら(アメリカにいるメンバーに)に任せておこうぜ」

ファンタズモ「そうだな、あいつらに任せておくか?」

石森「(ここで石森が入ってきて英語で、ファンタズモに向かって)オイ、なんでスーパーキック使わなかったんだよ? なんでだよ?」

ファンタズモ「スーパーキックは必要ないだろ。ブラディー・クロスと俺のサンダーキス’86があるんだから。もうキックに頼る必要はないんだ」

外道「(さらに外道が現われ、英語で3人に向かって)落ち着けよ! 俺が今から言うことをよく聞けよ…ジェイ・ホワイトからメッセージを預かってる。ジェイは『お前はどっち側に付くんだ? お前たちが正しい選択をしてくれることを願ってる』って言ってる。俺もそう思うよ。分かったか?」

ファンタズモ「(明るいトーンで)FxxK.俺も判断を間違えないように気をつけないとな。(石森とファレに対し)お前らはどっちを選ぶんだ?」

ファレ「全く分からない…」

出典:新日本プロレス

 

KENTAとズモ太

恐らくKENTA選手とエル・ファンタズモ選手はUSバレットクラブを選ぶ可能性が高いと考える。

KENTA選手はアメリカが拠点になるので、今、現在物理的な距離が近いのはUSバレットクラブの方なのだ。

また、柴田勝頼選手の導きで加入しているため、義理人情なども特にない。アメリカでのリベンジを誓っているKENTA選手は最もグローバルな居場所を選ぶと予想する。

また、エル・ファンタズモ選手は石森太二選手との信頼関係に傷がついている印象がある(スーパーキック問題)。

また、彼はスーパージェイカップ2連覇の実績もあるので、USを拠点にすることに全く抵抗はないはずだ。

IWGPジュニアを席巻したタッグの解消は寂しいものがあるが、次のステージへと向かうためにそれぞれが必要な一歩なのかもしれない。

エル・ファンタズモがヘビー級に転向する可能性はゼロではないのだ。

いよいよ本格化した“バレットクラブ”の3分裂。前回のオリジンVSエリートとは異なり、今度は3分裂。

一体どうなるのか?と期待しながら今日の『ニュージャパンカップ2022』を楽しみにしたい。

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新日本プロレスの旗揚げ記念日興行は後日配信で見ることにした

新日本プロレスの旗揚げ記念日興行は後日配信で見ることにした。

2022年3月1日、いよいよ今日は新日本プロレスの旗揚げ記念日興行『CSテレ朝チャンネル Presents 旗揚げ記念日』が開催される日だ。

新日本プロレスワールドでのライブ配信は無い。

覆ることは無かったかと思いつつ、じゃあどうやって見ればいいんだっけと思い今朝は筆を取ってみることにした。

いや、マジでどうやったら見れるんだっけ。

この発表があったのは2022年2月3日。約一ヶ月も前となると人ってやっぱり忘れるものだなぁ思う。

新日本プロレスの公式サイトから特設ページに飛んでみると、スカパー!プレミアムサービス、プレミアムサービス光、auひかりテレビサービス、J:COMまたはケーブルテレビで放送。配信サービス「スカパー!番組配信」でもご覧いただけます。との記述が。

僕はどれも加入していない。結論から言えば、僕はアクションを起こさなければ新日本プロレスの旗揚げ記念日を生で視聴することができないのだ。

じゃあ、会場に行ったれや!と思いつつも打ち合わせがあるので無理。ふむ。確かアプリ?で見られる?みたいなことが発表されていたと思うので、もう少しよく読んでみることにした。

スカパーでテレ朝チャンネルのアプリを落とせば見れる。ただ、すぐには視聴開始できないようなので30分ほど待つ必要がある?なんかよく分からん。

これ...正直、やっちゃったってやつじゃない?

ここまでめんどくさいなら後日配信でよくない?ってやつじゃない?

 

f:id:yukikawano5963:20220301092350p:plain

マジで分からんぞ

この辺りを調べるとCSテレ朝に登録すれば見れることが分かった。

www.tv-asahi.co.jp

でもなぁ何か登録する気にならんのよなぁ。

何でだろう。PPVで倍額出すのでABEMA辺りで売ってくれんかね。なんか非常にめんどくさい上に、確実にこの興行が終わったら1秒も見なそうなんだわ。

明日からの『ニュージャパンカップ2022』に本腰を入れて、旗揚げ記念日は後日配信で見ることにする。そう決めた。流石に手間すぎる。

あんまりグチグチ言いたくないが、こんなの初めての経験である。

プロレスにハマってからビッグマッチを迷った結果見ないなんて経験がないのだ。

仕事で見れないことなんて数え切れないほどあったが、今回は別。あまりにも登録のコストが高すぎる。

これはちょっと無いな。ということで、今回の旗揚げ記念日は後日配信での視聴を決めた。

って配信は3月15日だそうだ。思ったよりも先やなぁ...。

いつも新日本プロレスワールドをご利用いただき誠にありがとうございます。
3/1(火)「CSテレ朝チャンネル Presents 旗揚げ記念日」につきましては日本国内ではご視聴いただけません。
3/15(火)より後日配信を予定しております。よろしくお願い申し上げます。

 

新日本プロレス50周年記念

新日本プロレスの50周年を盛り上げたい!という気持ちは痛いほどに伝わってくる。実際に各企業とのコラボ企画は新日SSのリリース、旗上げ記念興行にレジェンドレスラーの参戦などいろいろな仕掛けを行っている。

ただ、少し勿体無いなぁと思うことがある。新日本プロレスの主要配信をライブ配信!という新日本プロレスワールドの強みを消してまで後日配信に踏み切った理由が釈然としないわけで。確実に苦渋の決断なのは分かるので、何とも書きにくいのだが...。

ファンはフォロワーと違うので金は払うよ。ただ、払う価値を感じるものであればね。

ファンだってどんなものにも金を払いたいわけではなく、納得のいく体験にお金を払いたいのだ。

リスクを取ってでも何かを掴もうとしているのは分かる。ただ、マジで思うのがもう一回別でクラウドファンディングをきっちりやってみてはどうか?ということだ。

新日本プロレスはちゃんとやれば10億狙えるパワーを持っている。これマジ。

 

ともかく明日だな

兎にも角にも『ニュージャパンカップ2022』だ。

飯伏幸太選手の復帰が先延ばしになったり(いや、たしかに早くね?とは思っていたのだが、結果的に復帰は先延ばしとなった。おそらく4月以降の復帰になると思われる)。天山広吉選手もこの時期に欠場しているのは残念だ。せめてセコンドで登場してくれることを願っている(ご体調的に無理でなければ)。

ワンチャン会場行っちゃうか?と思ったら水曜日だ。毎週の定例があるのでNGである。

内藤哲也VS高橋裕二郎。この試合を僕がどんなテンションで書き上げるか。3月3日を楽しみにしていただきたい(予告)。

色々と書いたが、現地観戦の方やCSテレ朝でご視聴される方は楽しんでいただきたい。

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