小島聡選手おかえりなさい!1+1+1+1は4じゃない!

新日本プロレスが2018年9月9日開催した『Road to DESTRUCTION』 千葉・東金アリーナ大会にて、小島聡選手が約8ヶ月振りのリング復帰を果たした。

小島聡選手は1月22日のファンタスティカマニア・後楽園大会翌日に前十字靭帯断裂を発表。以前からの古傷が表に出てしまった形となっていた。

あれから8ヶ月。小島聡選手に用意された舞台は第3世代の同期である永田裕志選手がプロモーターを務める東金アリーナ興行だった。

本来であれば、永田裕志選手の生誕50周年記念興行になるはずだった本興行。だが、永田裕志選手の粋な計らいにより、小島聡選手の復帰戦がメインテーマとなった。

第3世代の4人が横並びになるのは、2018年1月5日以来。年に多くとも数回しかない貴重な天山広吉選手、小島聡選手、中西学選手、永田裕志選手の4人タッグは、プロレスの素晴らしさを訴えかけるものとなった。

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コジ!腕がもう凶器だよ! 

小島聡選手は2018年8月31日に開催された『TAKAYAMANIA EMPIRE』で天山広吉選手のセコンドとして姿を現していた。

その時はTシャツを着ていたため分からなかったが、小島聡選手は欠場中に凄まじい上半身を作り上げていたのだ。欠場前よりも明らかに絞れていて太い。肉厚。この身体からスタン・ハンセン直伝のウエスタン・ラリアートを繰り出したら、とんでもないことになってしまうのではないか。そんな期待を感じさせるほどの肉体を作り上げて来た。

また、入場時にも永田裕志選手からプレゼントがあった。毎年恒例のブルージャスティスパネルの裏に小島聡選手を彩ったオレンジのパネルが隠れていた。

第3世代の絆。

タイトルマッチを中心とした展開に視線が注がれるが、この4人も十分に新日本マットを盛り上げる力を持ったいるのだ。

暴走キングコングの漢気

当日の対角線に立ったのは、真壁刀義選手、本間朋晃選手、ジュース・ロビンソン選手、デビッド・フィンレー選手の4人だ。

それぞれが奮闘したが、特に印象に残ったのは真壁刀義選手だ。

「練習してるのは知ってる。ぶつけてこいよ?」と上から目線。第3世代が繰り出す技を全て受け切り、魅力を十二分に引き出した。

小島聡選手と真壁刀義選手と言えば、10年前の出来事が印象深い。

天山広吉選手が飯塚高史選手の『友情タッグ』が裏切りにより決裂した後、ランバージャック・デスマッチルールで試合が行われた。

試合は天山広吉選手が勝利を収めたが、この結果に納得がいかないGBHの筆頭・真壁刀義選手は天山広吉選手を徹底に痛めつけた。

そこに現れたのが当時、全日本プロレス所属の小島聡選手だ。

「オレたちが世界一有名で世界で一番カッコいいチーム、天山&小島、略して天コジだ!」

高らかに宣言された天コジの復活。ここから再びタッグを組んだ2人は多くのドラマを作っていった。

対角線にライバルがいる。それがとても尊い。

 

1+1+1+1は4じゃない

タイトルマッチやイッテンヨンを軸に試合が展開されている現在の新日本プロレスでは、第3世代が出場する試合は減少傾向にある。

だが、久しぶりに4人が揃う姿を見るとプレミア感が漂っていて、これはこれで希少価値があっていいのではないかと思わせた。

現在の新日本プロレスの選手層は非常に厚い。だが、出番が少ないのは求められていないということではない。

4人の揃い踏み。天コジ、中西&永田組として対角線に分かれる。満を持して登場するからこそ、見ているこちらの感動も大きくなる気がした。

いつでも見たいし、ここぞという時に出てもいい。どちらでも価値を発揮できるのが第3世代なのだ。

1+1+1+1は4じゃない。400、いや4000だ。

一つひとつの個性が重なることで、化学反応が生まれる。だからこそ、単純な足し算は成立しない。この笑顔を見れば誰もが納得することだと思う。

欠場中、色々な想いを乗り越えた小島聡選手はさらに強い姿を見せてくれるだろう。僕たちは、その姿に勇気を元気を受け取るのだ。

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これからもこの4人の活躍が見たい。そして、『中西ランド』の復活も楽しみにしている。

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なぜ、新日本プロレス後楽園ホール大会に現れた男性はここまでバッシングを受けたのか

新日本プロレスが開催している『Road to DESTRUCTION』。その9月8日に行われた後楽園ホール大会で、マナー違反をした男性が非難を浴びている。

色々な見方によっては一概に非難もよくないとは思う。例えば、あの男性は転勤が決まっていて、ひょっとしたら最後の後楽園ホール観戦だったかもしれない。子どもとプロレスを観戦するという夢がずっとあってそれが叶った瞬間だったかもしれないなど。

色々な角度で考えると「しょうがないか」という見方もなるが、ルール・マナーを守るのは大人としての責務だと思う。

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マナー違反は以前から言われているが、なぜここまで叩かれるのか

これまでにもチビBUSHIが出現したり、ダリルを持っている女性がいたり、ライガー選手のそっくりさんがいたりなど、プロレスラーの入場にとって、観客の存在も大きなアクセントになっていた。だが、これまでとは異なる要素が男性にはあったように思う。

3つの要素から考えてみる

男性の行動が物議を呼んだ点を分析すると、3つの要素があった。

  1. 席から離れてジュース・ロビンソン選手の前に移動した
  2. 子どもではなく、自身が目立とうとした
  3. ジュース・ロビンソン選手推しなのか不明

この3つの要素が複雑に絡み合った結果、同男性に非難の声が集まったのではないだろうか。

選手が要望すれば多少はあり

1.については試合前にアナウンスが行われている。席から離れての観戦は禁止、と。だが、ある程度目を瞑られている現実もある。例えば、棚橋弘至選手やゴールデン☆ラヴァーズがリングの周囲でタッチをしている時に多少なりとも観客の移動がなければ寂しい絵になってしまう。

あれ?会場ノッてないのかな?と。

また、中邑真輔選手の壮行試合のように、スタンディングオベーションが起こった際もイレギュラーケースになる。行くなという方が無理な話という瞬間もあるのだ。決して推奨はしないが。

なので、選手から「Go」の合図が出ている時は大人の倫理観を持った上で、アリだと思う。

子どもたちは未来の新日本プロレスを支える存在だ

2.については、これまでにも数多くのケースがあった。“制御不能”になった内藤哲也選手が、“スターダスト・ジーニアス”から変わっていないのが、子どもファンには優しいことである。

大人がグータッチを求めてもまず無反応な内藤哲也選手だが、子どもを発見すると立ち止まってでも拳を合わせる。目を見開くポーズを取って、ちゃんと見てるぞ?というアクションも行う。

その裏側には、子どもにプロレスを好きになって欲しい、自分に憧れてプロレスラーを目指してくれたら最高に嬉しいという気持ちがある。

新日本プロレスブックス トランキーロ 内藤哲也自伝 EPISODIO1

新日本プロレスブックス トランキーロ 内藤哲也自伝 EPISODIO1

 

僕自身、子どもとプロレスラーの触れ合いは大好きだ。こうやって新しい世代に新日本プロレスが、プロレスが広がって行く。最高じゃないか。

ただ、今回の場合は子どもよりも男性が喜んでしまい、カメラにアピールまでしてしまった。

もしも、子どもにカメラアピールするように諭していたら、ここまで非難されることはなかったように思う。

推しなのか?

僕が一番気になったのがこの点だ。男性はジュース選手の大ファンなのか?推しなのか?という点である。

これまで、プロレスラーが観客をいじる時は必ず自身のファンという法則があった。

ロスインゴファンの子どもと内藤哲也選手のグータッチ。KUSHIDA選手のコスプレをした子どもにネックレスをプレゼントするKUSHIDA選手。ライガー選手のコスプレをした方を見つけた時のライガー選手の目をゴシゴシする仕草。

溢れる愛は会場でも目立つ。その結果、レスラーとの絡みが生まれる。微笑ましい光景だと思う。「羨ましい!」と思う方もいるだろうが、席はあくまでも運。もっとチケットを買うしかないのだ。

ただし、今回の男性はジュース選手のTシャツを着ていなかった。

いや、着ていないからファンじゃないということにはならないのだが、あそこまでオーバーにやるなら証明書であるTシャツがないと見ている側も正直キツイのだ。

溢れる愛から出た行動なら「次回からはしない方がいいですよ(ニッコリ)」となる気持ちも多少なりとは生まれる。実際はアウトだが。だが、目立ちたい、自己満足に走るのだけならば、さらに話が違ってくる。

それほどにプロレスTシャツは重要だと気付かされた。 

ジュース・ロビンソン Heart and Honor Tシャツ グレー L

ジュース・ロビンソン Heart and Honor Tシャツ グレー L

 

愛を伝えるための前提として、着用の必要性はあるな、と。

レスラーがいじって来るのはいいが、自分から無視できないほどにアクションを求めるのは完全にアウト。

ツイッターを見ていると本当に気分を害している方も大勢いた。僕もちょっとキツいよなぁと思い筆を取った。

 

まとめ

  1. 子どもがプロレスラーに多少近づくのはご愛嬌としていいよ。でも、危ないから気をつけるのと、入場の邪魔になることはしちゃダメだよ
  2. もし、レスラーの方がリアクションを取った場合、大人はあくまでも子どもが主役の立ち居振る舞いをしてね
  3. そもそも、大人はよほどのことがない限り席は立っちゃダメだよ
  4. 推しの選手やユニットを明確にするためにTシャツを買おうね

こんな感じだろうか。

何はともあれマナー違反は良くないと思う。以前の記事でも書いたが、ファンそれぞれが注意(指摘)していい空気を作るべきではないだろうか。

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やったもん勝ちの世界から、みんなでルールを守って観戦を楽しめるようになることを切に願う。

アーティストのライブで席を離れて近づく人はいない。宝塚や2.5次元舞台にもお作法がある。

プロレス観戦もそういったお作法が生まれる時期なのかもしれない。

僕は新日本プロレスが大好きだ。会場で見るプロレスは極上の体験だ。だからこそ、観戦マナーの話題がタイムラインに流れて来ることがない日を祈っている。

今日はよかったではなく、いつ行っても皆が楽しい新日本プロレスの会場を目指していけたらと思う。 

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キーワード『F』、YTRのGLKっぷりがヤバい、後藤洋央紀選手タグチジャパン入り!?後楽園興行2日間で生まれた伏線を5つまとめてみる

2018年9月8日、9日に行われた新日本プロレス『Road to DESTRUCTION』の後楽園2連戦は非常に熱く、贅沢な時間となった。

リング上での熱い戦い。それぞれのストロングスタイルのぶつかり合いが新日本プロレスの持ち味。ただ、試合以外のエピソードも盛りだくさんとなったのだから、これは素晴らしい。

ここでは、余りにも多いエピソードの中でから5つの伏線を厳選し届けたい。

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EVILの意味深キーワード

EVIL選手がバックステージでも巨大な存在を発揮した。9月8日の試合後、今日のキーワードは『F』と意味深発言。

謎かけと言えば髙橋ヒロム選手の専売特許になりつつあったが、EVIL選手が髪色と同様にヒロム選手のオマージュを発揮した。

『F』とは何か。クリス・ジェリコ選手のバンド名の頭文字は『F』だが、その真意は如何に。

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また、2018年6月2日にヒロム選手がまだまだ先の話と言った「H、E、S、Y」についても気になるところ。

  • H HIROMU
  • E EVIL
  • S SHO
  • Y YOH

この4人と言えばヤングライン時代に同じ時を過ごした仲間である。生え抜きVS外部の興行を模索しているのか。『F』と共にこのメッセージからも目が離せない。

エースが試合中にナンパ!?

9月8日の第6試合では、棚橋弘至選手がYOSHI-HASHI選手に詰め寄り何やら話しかけている姿が。その内容はバックステージでも一切語られず、謎に包まれたままだ。

東京ドームメイン管理書マッチで何か動きがあるのか。光属性と言われた『逸材ボンバーズ』の期待を裏切り、棚橋弘至選手、平成最後の年にヒールターンを実現するか!?

飯伏幸太VSウィル・オスプレイ

9月8日、9日と連戦した2人。初日で意識はしているもののアクションまではいかないと思っていた矢先にオスプレイ選手が仕掛けた。

「Give me Ibushi!」

G1クライマックス準優勝者とジュニアの至宝がシングルマッチを戦うは近い!?

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後藤洋央紀、タグチジャパン行きか!?

僕の大好きな後藤洋央紀選手とタイチ選手。まぁ、実際は箱推しなので、全レスラーが好きなのだが。今、一番注目しているタイトルマッチである。

9月9日に行われた調印式にタイチ選手は遅刻。怒った後藤洋央紀選手が試合の中止を宣言し、リングを降りようとしたところで、副業で遅れた聖帝は現れた。

とことん下手に出て後藤洋央紀選手にサインを促す小ズルさ。サイン後には普段の言動に戻り、後藤洋央紀選手へ悪態をつく始末。

タイチ選手は後藤洋央紀選手へ、もしも負けたら「タグチジャパン」に入れと提言。同期の軍門に下ることに拒否感を示したのか「お笑いでやってるように見えるのか?お笑いでも(タイチ選手を)倒せるけどな」と問題発言。

大丈夫か!?タグチジャパン!

また、田口隆祐選手にセコンドを要請するなどG1クライマックスの決勝を彷彿とさせる試合になることも匂わせる。

G1クライマックスから漏れてしまった聖帝はどこまでもネタを提供し続ける。

タイチ選手にベルトを戴冠して欲しい。ただ、後藤洋央紀選手にも負けて欲しくない。手に汗を握る、別府大会はもうすぐだ!

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YTRのGLK健在!

ケニー・オメガ選手、飯伏幸太選手、高橋裕二郎選手VS石井智宏選手、矢野通選手、ウィル・オスプレイ選手のセミファイナルに注目したい。

前日の余韻そのままに白熱した好勝負を繰り広げた。が、やっぱり試合を決めたのはこの男だった。

崇高なる大泥棒・矢野通選手だ。場外への部ランチャーで盛り上がる会場を尻目に高橋裕二郎選手を丸め込みで一蹴。高橋裕二郎選手は必勝パターンにうまくはめられてしまった。

矢野通選手はこれでゴールデン☆ラヴァーズの2人から連勝。GLKの名は伊達ではない。

矢野通選手に勝つことができないゴールデン☆ラヴァーズ。いつかタッグマッチでの決着となるか?

濃すぎる2日間。“主役”は何故、試合順にこだわるのか

とにかく濃すぎる2日間だった。

当然、まだまだエピソードはある。BUSHI選手、石森太二選手のタッグパートナー問題もそう。これはまた別で記事を書くので楽しみにしていただきたい。

最後に一つ、内藤哲也選手の発言の裏側について考えてみる。

内藤哲也選手は鈴木みのる選手を煽り続けている。また、NEVER無差別級タイトルマッチの試合順についても言及し続けている。

内藤哲也選手としては今のところノーテーマなスペシャルシングルマッチではなく、後藤洋央紀選手対タイチ選手の試合をメインにすべきではないかと言ってるように思う。

NEVER無差別級ベルトの誕生させたの内藤哲也選手だ。自分がキッカケとなっているベルトの価値が低すぎることに対して遺憾に思っているのではないだろうか。ベルトを超えた存在だとしても、ベルトの価値が低いことには納得がいかないのだろう。

この点について、後藤選手に続き、タイチ選手にもコメントを求めた。

この2日間で張られた伏線がどう回収されていくのか?これからが楽しみだ。

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ゴールデン☆ラヴァーズ対名勝負製造機&空王に見る、ワールドタッグリーグの可能性

凄まじい好勝負だった。

2018年9月7日に後楽園ホールで行われた新日本プロレス秋の大会『Road to DESTRUCTION』。

そのメインイベントは現IWGPヘビー級チャンピオンケニー・オメガ選手と挑戦者石井智宏選手の前哨戦だった。

以前から好勝負を繰り広げて来たケニー・オメガ選手、石井智宏選手、飯伏幸太選手の3選手に、新日本ジュニアが誇るハイフライヤー ウィル・オスプレイ選手が加わった同勝負は、前哨戦という言葉には収まらない時間となった。

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急造どころか名タッグチームだ

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同じユニット内でこれまでにないタッグを組むだけで、こんなにも新しい景色が広がる。

それを証明したのがこの一戦だったように思う。

ケニー・オメガ選手、飯伏幸太選手のゴールデン☆ラヴァーズはDDT、新日本のマットを席巻した名タッグチームだ。

現IWGPヘビー級タッグベルトを戴冠しているヤングバックスに勝利している実績からも、その完成度は比類ないものがある。

ゴールデン☆トリガー、クロス・スラッシュ。この試合では失敗に終わったがゴールデン☆シャワーなど、派手で見栄えのいい合体技も多数。これからも新日本プロレスマットの熱を高める2人だと思う。

一方で、石井智宏選手とウィル・オスプレイ選手のタッグはあまり記憶がない。

石井智宏選手は矢野通選手、ウィル・オスプレイ選手はオカダ・カズチカ選手のイメージが強い。

誤解を恐れずに言えば急造のタッグチーム。だが、歴戦の猛者2人が横に並べば、名タッグチームの出来上がりだ。

石井智宏選手を踏み台にした飛び技や合体技。シングルだけではない2人の可能性を感じさせた。

 

 

 

ワールドタッグリーグへ

4強であるオカダ・カズチカ選手、ケニー・オメガ選手、棚橋弘至選手、内藤哲也選手は2017年のワールドタッグリーグに未出場だった。

だが、今日のような好勝負を見せつけられるとイッテンヨンは関係なしに最高のタッグの祭典を見せて欲しいと思う。

それほどに石井智宏選手&ウィル・オスプレイ選手のタッグチームは素晴らしかった。

ヤングバックス、KESなど名タッグチームが連なる中で、この2人の試合をもっと見てみたい。そう感じるほどの一戦だった。

そして、9月8日にはこの4人に矢野通選手と高橋裕二郎選手が加わる6人タッグマッチが行われる。

うん。やっぱり新日本プロレスは最高だ!

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「生まれた時から新日本プロレス」柴田勝頼選手がカリフォルニアで見る夢に、僕たちはまた勇気を受け取る

2018年9月6日、柴田勝頼選手の動画『"ザ・レスラー 柴田勝頼" LA道場密着ドキュメンタリー「CALIFORNIA DREAMIN' 」 #1』が、新日本プロレスワールドとYouTubeにて公開された。

同日、北海道でM6.8の震災があった。僕自身ブログを書いていいのか迷ったが、色んな思いが交錯した結果、柴田勝頼選手の「今」を見て筆を取ることを決意した。

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一歩踏み出す勇気をプロレスラーからもらった

僕はこのレベルの震災を経験したことがない。当然、気持ちを理解することはできない。だから、いつもと変わらないスタンス、いつもと同じ気持ちでブログを書いている。

目の前の景色は変わってしまっても、スマホやPCで目に映る情報は変わらない、いやもっと面白いものを届けたい。そう思った。

次回、新日本プロレスが北海道に帰った時に、もっとプロレスを楽しんで欲しいと心から願っている。

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後悔したくない

2017年のSAKURA GENESISで負傷した柴田選手は、G1クライマックス最終日に新日本マットへ姿を現した。

その時、会場の升席に座っていた僕は条件反射的に涙を流してしまった。隣に座っていた初対面の男性も泣いていた。肩を組みながら柴田コールを送ったことは今でも覚えている。

柴田勝頼選手を見ると、いつも感情が表に出てしまうのは何故だろう。

あの時、柴田選手は何を思っていたのか。その胸中が動画内で明かされた。

「怪我人だと思われたくなかった。とにかく前に進みたかった」

柴田選手は、LA道場の話が浮上した時にも真っ先に手を挙げたという。怪我のことを聞かれたくないから、渡米したところもあると本音を語った。一方で、THE WRESTLERの表情は明るい。カルフォルニアの空気がとても自分に合っているそうだ。

タイガー服部レフリーからも「You 顔色いいよ?」と言われるほどに。

スポットライトが恋しくないかと聞かれれば、素直に中心に立ちたいと答えた。

怪我をしたことを悔やむ気持ちはあるが、あの試合を後悔していない。どこまでも続く青い空に柴田勝頼選手の笑顔は最高に映えていた。

 

柴田勝頼は柴田勝頼

「自分にしかできないことをする」

動画の冒頭で柴田勝頼選手はこう熱く語った。

誰もができることなら興味がないと言わんばかりに。

柴田勝頼選手は常に自分らしく、自分がやりたいように生きてきた。桑名工業高校時代、後藤洋央紀選手と共に大学進学を予定していたはずが、自分だけが新日本プロレスの入団テストを受けたことでもそれは分かる。

柴田勝頼選手はいつでも柴田勝頼選手なのだ。

変わらないように見えて変化している。イギリスでの試合を経験すれば、ランカシャー・スタイルのレスリングを取り入れた。

リアリストであり、とことんロマンチスト。そんな柴田勝頼選手だからこそ、最強のベビーフェイスであり最も新日本プロレスらしい男だと呼ばれるのだろう。そして、最強のベビーフェイスは多くを語らずともドラマを作り上げる。

犬猿の仲とまで呼ばれた中邑真輔選手が新日本プロレスを退団する際、ロッカールームで柴田勝頼選手は声を掛けた。棚橋弘至選手が必ず勝たなければいけない平成最後のG1クライマックスでは、セコンドを名乗り出た。まさに、ロマンチックの権化だ。

新・闘魂三銃士。そんなくくりが無くたって、この3人に僕たちは夢中なのだ。今も昔ももこれからも。

柴田勝頼選手はいつだって「今」が一番強い

柴田勝久さんのご子息として生まれた時から、柴田勝頼選手は新日本プロレス。あの時、新日本プロレスを出て行くことが柴田勝頼選手にとっての新日本プロレス。

そして、海外展開に期待が集まる中、新日本プロレスの新しい可能性を育てることが“今”の柴田勝頼選手にとって新日本プロレスになった。

セルリアンブルーのリングで躍動する黒パンツ、黒レガース姿の柴田勝頼選手は最高に決っている。ただ、THE WRESTLERのTシャツと“燃える闘魂”を彷彿とさせる赤タオル。片手には竹刀を振るう柴田勝頼選手も負けないくらい魅力的だ。

“夢のカルフォルニア”で今を「生きる」柴田勝頼選手は最高に美しい。

同級生 魂のプロレス青春録 (G SPIRITS BOOK)

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新日本プロレス夢のタッグチームランキング!1位は“逸材”と“天才”!【NJPW FUNアンケート#1結果発表】

2018年のG1クライマックスは全国各地を歓喜の渦に包んだ。

真夏の祭典、G1クライマックスの盛り上がりは凄まじいものがある。G1ロスという言葉に象徴されるように、ツイッター上にも早く試合が見たい!という声が溢れていた。

その寂しさを紛らわすために、僕はドリームタッグトーナメントのアンケートを企画してみた。

お題は簡単。新日本プロレスに参戦しているレスラーたちが、ユニットの垣根を超えてタッグを組むならどのタッグチームを見たいか?というアンケートだ。

シンプルだが奥深い。

歴戦を繰り広げてきた2人を選ぶのか。過去のタッグチームを復活させるのか。それとも、因縁のカケラもない2人を選んでみるのか。

ブログを開始して約10日。時期早々の企画だったにも関わらず多くの投票が集まった。

NJPW FUN発、新日本プロレス夢のタッグチームランキングを発表したいと思う。

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アンケートの募集記事はこちら

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投票数ランキングトップ5

まずは投票数ランキングのトップ5を発表する。

1位 内藤哲也選手

2位 オカダ・カズチカ選手

2位 棚橋弘至選手

4位 “キング・オブ・ダークネス”EVIL選手

4位 SANADA選手

新日本プロレスドリームタッグで最多投票を集めたのは“制御不能のカリスマ”内藤哲也選手。Numberプロレス総選挙でも2年連続の1位。2年連続プロレス大賞は伊達ではない。まさに納得の結果だろう。

2位タイに付けたのは、2018年9月に権利者マッチを行うオカダ選手と棚橋選手。この2人については、シングルのイメージが強い。共に実力者だけに誰とでもタッグを組むことができる柔軟性が強みか。

4位タイはEVIL選手、SANADA選手。前IWGPタッグチャンピオンのタッグが同率の順位をマーク。ここでも競い合っている感が出る。なんともロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンらしい。

ちなみに6位以降は、ウィル・オスプレイ選手 、高橋裕二郎選手が続いた。

それでは、ドリームタッグランキングを発表する。

新日本プロレスのドリームタッグ

1位 棚橋弘至選手 & SANADA選手

2位 内藤哲也選手 & 高橋裕二郎選手

3位 タイチ選手 & 高橋裕二郎選手

3位 内藤哲也選手 & 飯伏幸太選手

こちらはトップ3までを発表する。※想像以上に票が割れてしまい。5位まで発表するとすごい数となった。

“逸材と天才”が1位を記録!これは誰しもが見たい景色だ。

クラシカルな雰囲気とほとばしるセンス。この2人が組んだ試合はぜひ、一度見てみたいものだろう。

続いて2位にマークしたのは『NO LIMIT』。

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余談だが、僕もこのタッグに投票した。やはりこの2人が組んでいる瞬間がまた見たい。

それぞれの道を行った2人が同じコーナーに立った時、“制御不能”のリミットが更に外れるのか?

いつか、どこかで見たいタッグチームだ。

3位は同率でタイチ選手&高橋裕二郎選手と内藤哲也選手&飯伏幸太選手。

裕二郎選手が連続でのランクイン。美女を連れての入場パフォーマンスに期待する声が集まっていた。意外とこの2人の組み合わせもしっくりくる感じがある。

タイチ選手のキックで動けなくなったところにTOKYOピンプスなんて出て来たら鳥肌ものだろう。

そして、内藤哲也選手も連続ランクイン。かっては同じコーナーに立ったこともある飯伏幸太選手だ。

高い身体能力も持つ2人。“制御不能なスター”となもれば好成績を残すのは必達目標か。

レインメーカーはやっぱりモテる

オカダ選手はパートナーがバラけたことで3位にランクインとならなかった。パートナー候補には、棚橋弘至選手、後藤洋央紀選手、ウィル・オスプレイ選手、内藤哲也選手、矢野通選手、ケニー・オメガ選手などが並んだ。“金の雨を降らす男”はここでもモテモテだった。

 

新日本のタッグからも目が離せない

新シリーズ『Road to DESTRUCTION』の幕が開けた。

そして、SUPERJr. TAG LEAGUE 2018とWORLD TAG LEAGUE 2018も控えている。

これから下半期の新日本プロレスも大きな盛り上がりを見せていくと思う。

もっと!もっと!もっと!盛り上がっていく季節になってきた。

思わず目を見開いたタッグチーム【管理人からのお礼】

たくさんのアンケート投票ありがとうございました!これからも皆さんと一緒に楽しめる企画をたくさん出していけるように運営がんばります!

最後に、今回の投票で実現したらとんでもないことだなぁと思った投票を発表します。

クリス・ジェリコ選手&成田蓮選手

もしもこれが実現してトーナメントに出場したら、いきなり成田選手が世界デビューしそうですね。

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クリス・ジェリコ選手の手によって、IWGPインターコンチネンタルベルトは生まれ変わる

2018年現在、新日本プロレスには4本のシングルベルトが存在している。

  • IWGPヘビー級ベルト
  • IWGPインターコンチネンタルベルト
  • IWGP US ヘビー級ベルト
  • NEVER無差別級ベルト

ベルトを巡っての好勝負が繰り返されるセルリアンブルーのリング。当然、“ベルトの価値”も試合を彩る重要な要素である。

“ベルトを価値”を上げられるのは戴冠しているレスラーのみ。勝つだけでは不十分。挑戦者の個性を引き出し、好勝負を行うのがチャンピオンとして相応しい戦い方だ。

事実、IWGPヘビー級チャンピオンとして、V12を達成したオカダ・カズチカ選手は「受け」を主軸に置いた試合をしていたように思う。

自身とベルトの価値を高め、新しい景色をお客様に魅せる。これがチャンピオンの宿命なのだ。

そんな中、不可思議な道を歩んでいるベルトがある。

現在、クリス・ジェリコ選手が保有するIWGPインターコンチネンタルベルトだ。

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誕生の経緯とキング・オブ・ストロング・スタイル

2011年1月、新日本プロレスがアメリカで自主興行を行ったことをキッカケに誕生したのが、IWGPインターコンチネンタルベルトだ。

初のチャンピオンはトーナメントで決定した。矢野通選手を破ったMVP選手が最初のチャンピオンとなった。

ちなみにレインメーカーになる以前のオカダ・カズチカ選手も、同トーナメントに参加していた。

IWGPインターコンチネンタルベルトの運命が変わったのは、2012年7月だろう。

中邑真輔選手が後藤洋央紀選手を倒し、第4代王者となった試合後、事件は起こった。

新王者は新設されて1年ほどのベルトに対し「10円玉」と揶揄し、デザインの変更を言い放ったのだ。

NWFヘビー級ベルトを封印した現在のロックスターは、IWGPよりも上の価値を目指す“白いベルト”を生み出すために、再生を要望した。この時、中邑真輔選手がベルト自体を封印していれば様々ドラマは生まれなかっただろう。

中邑真輔選手が新日本プロレスを退団した2016年まで、“中邑色”に染まったベルトはIWGPヘビー級ベルトとは異なる輝きを放ち続けた。

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桜庭和志選手や飯伏幸太選手、AJスタイルズ選手。数多くの選手が白いベルトの価値を認め、ベルト戦線に挑んでいった。

 

“制御不能なカリスマ”による破壊行為

中邑真輔選手の退団後、“中邑色”に染まった白いベルトが最も注目を集めたのは、2017年の内藤哲也選手が起こした破壊行為だろう。

「俺はこんなベルト欲しいなんて一言も言っていない」

こう切り捨てた内藤哲也選手は、ベルトを踏み、投げるだけでなく、最終的には破壊行為にまで走った。

常軌を逸した行為。会場人気NO.1の男に対して、再びブーイングが巻き起こった時期だった。

この背景にはIWGP USヘビー級ベルトの新設が存在している。

内藤哲也選手は、IWGP USヘビー級ベルトの誕生が理解できなかった。そもそも海外向けに作られた白いベルトが存在しているにも関わらず、何故新しいベルトが誕生させる意味があるのか。理解と納得ができない故の行動だったという。

確かに妙な話だ。海外向けに作ったIWGPインターコンチネンタルベルトの権威はどこにあるのか。

誰にも正解が見えない暗闇に明かりを灯したのが、“100年に1人の逸材”棚橋弘至選手だった。

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“ガイジン”レスラーならではの喜び

クリス・ジェリコ選手はインタビューで、IWGPインターコンチネンタルベルトへの愛着を語った。

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“ガイジン”レスラーがIWGPのベルトを戴冠することがいかに難しいのか。その険しい道を知っているからこそ、IWGPインターコンチネンタルベルト用にファーストクラスのチケットを用意するというリップサービスも飛び出したのだと思う。

クリス・ジェリコ選手が来日してから、26年の月日が流れた。60回以上の来日を経て手に入れた新日本プロレスの至宝は、彼にとって大きな価値があったに違いない。

WWE・インターコンチネンタル王座を含めるとクリス・ジェリコ選手にとって10度目の戴冠。Y2Jは一体どんなチャンピオンロードを魅せてくれるのか。 

クリス・ジェリコ「ALPHA CLUB」Tシャツ M

クリス・ジェリコ「ALPHA CLUB」Tシャツ M

 

 

どうなる?白いベルト

クリス・ジェリコ選手は対戦したみたい相手として、オカダ・カズチカ選手、棚橋弘至選手、飯伏幸太選手、そしてEVIL選手の名を挙げた。

ケニー・オメガ選手とのリベンジマッチを除けば3選手共に日本人レスラーである。

僕はここで、“キング・オブ・ストロングスタイル”とも“制御不能のカリスマ”とも違う“Y2J”が作るIWGPインターコンチネンタル王座としてのあり方を感じた。

新日本プロレスの“日本人”レスラーを世界へ

これまで“白いベルト”は大関のベルトという認知が一般的だった。だからこそ、中邑真輔選手も内藤哲也選手もどうすればIWGPヘビー級ベルトよりも注目を集めることができるのか。この点にこだわってきた。

クリス・ジェリコ選手は2人と違う考え方で、今後の防衛ロードを歩む予感がする。

それは新日本プロレスの“日本人”レスラーを世界に発信し、新日本プロレス自体の価値を高めるということだと思う。

・IWGP USヘビー級ベルトは、“ガイジン”レスラーを中心に「NEW JAPAN PRO-WRESTLING(NJPW)」を広げるためのベルト

・IWGPインターコンチネンタルベルトは、クリス・ジェリコ選手が“日本人”レスラーと戦うことで、「新日本プロレス」の名前をより普及させるために存在するベルト

この棲み分けが進むと考えられる。

クリス・ジェリコ選手はケニー・オメガ選手、内藤哲也選手とハードコアマッチを繰り広げた。あの試合展開は“あっちの団体”では不可能なことである。

「新日本プロレスは、非常に刺激的でレベルの高いレスラーの戦いが繰り広げられる最高の団体だ」

世界2位のプロレス団体を自身の手で飛躍的に成長させる。これが、クリス・ジェリコ選手のモチベーションなのではないだろうか。

そのためには、世界がまだ知らないレスラーと戦う必要がある。

十分な力を持ちつつ、未だその価値が世界に轟いていない選手。そう、“闇の王”とクリス・ジェリコ選手の戦う日は近い。

新日本プロレスの海外戦略は加速している。

 

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『有田と週刊プロレスと』倉持明日香さんの『もっちぃ〜ずRoom』は革命への第一歩だ

『有田と週刊プロレスと』でアシスタントを務める倉持明日香さん。

3シーズンからは新コーナー『もっちぃ〜ずRoom』を担当し、さらに魅力を発揮しているように思う。

ここでは『もっちぃ〜ずRoom』の魅力と、今後の倉持明日香さんに期待したいことを伝えたい。

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舌の肥えた視聴者ほど楽しい

『有田と週刊プロレスと』を通じて、新日本プロレスや全日本プロレスを中心に我々視聴者も一定の知識が身に付いてきた。

有田哲平さんのトークは質が高く、コンパクトにまとまりつつも要点はインプットできるためだろう。

  • ジャイアント馬場さんの奥さんの名前は?
  • 全日本四天王を全員答えてください
  • FMWで大仁田厚さんと電流爆破の試合を最初に戦ったのは誰?

など、番組がない時期には全く知らなかったことを今では即座に回答できる方も増えたはずだ。

日本のプロレス史の基礎が、僕たちにも身についてきた。

一方で、DDTやドラゴンゲート、大日本プロレス、WRESTLE-1についてどれほど語れるのか。と言われると、まだまだ初心者クラスである。有名選手の名前は知っているけど、というレベルだ。

ここに新しい一手を打ち込んで来たのが『もっちぃ〜ずRoom』である。

旧シリーズからの伏線

今、改めて『有田と週刊プロレスと』を見返して見るとシーズン1の初期の倉持明日香さんは今よりも前に出ていた。

相槌も多く、会話に入る回数も格段に多い。

それがいつからか前に出る回数が減ってきた。これが英断だったように思う。

一歩下がりつつも、話題を振られれば的確なコメントを返す。

有田哲平さんが作り出す世界観にゲストとは違ったアクセントを生み出すのが、倉持明日香さんの重要な役割なのだ。

シーズン2頃から倉持明日香さんがデスマッチが好きなことが表面化されてきた。

「安全ピンで刺してみたい」という言葉に驚愕した番組ファンも少なくないだろう。

前に出ずとも、彼女の個性は徐々に発揮されてきていた。

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有田さんも知らないこと

満を持してスタートした『もっちぃ〜ずRoom』について説明したい。

これまでのシーズン1、シーズン2にもショートコーナーは存在した。

シーズン1であれば、プロレス技の紹介。シーズン2であれば番組でお題となっている『週刊プロレス』で語りきれなかったところを捕捉する、など。

シーズン3で誕生した『もっちぃ〜ずRoom』もシンプルなコーナーだ。倉持明日香さんが有田哲平さんにプロレスに関する問題を出す、それだけ。

そこでの出題は、大日本プロレスに関するものに偏っている。

これが非常に面白いのだ。

個人の意見だが、ある意味でシーズン1の頃に戻ったような気分になる。

出題者は常識だよね?という顔をしつつも、こっちは、全然知らないよ(笑)という世界観だ。

倉持明日香さんも練った問題を出しているだけに、短いながらも非常に愉快な時間が過ぎる。有田さん自身が「流石に知らない」と笑いながら答えるところも、ある意味で人間らしく清々しい。

我以外、皆師なり。

こんな古い言葉があるが、誰しもが先生であり、生徒なのだ。

 NO007から少々毛色が変わったが諦めてはいけない...!

 

倉持明日香さんへ

『もっちーずroom』は今、歴史を作っている段階のように思える。

『有田と週刊プロレスと』はシーズン3に至るまで、タイトル通り有田哲平さんを中心に番組が展開されてきた。

唯一の例外は大のプロレスファンである水道橋博士が登場した回のみだろう。

僕は、シーズン3以降で、倉持明日香さんがメインを張る回が出てきても不思議ではない気がするのだ。

『週刊プロレス』の表紙ともなれば、飾ることはそう簡単なことではない。

事実、有名レスラーでも表紙を飾ったことがないケースもあるほどに。

これまでにも表紙以外で盛り上がった回はあった。

橋本真也さん対栗栖正伸さんの試合である。

福田充徳さんの初登場回である。

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このように、『週刊プロレス』の表紙は飾ることができなかったけれど、取り上げるべき話がプロレスにはまだまだあると思う。

倉持明日香さんには、ここぞと言う時に噛み付いてほしい。

「有田さん!私、いつまでも噛ませ犬(脚シスタント)じゃないですよ!今回は私に語らせて欲しい!」と。

これから僕がデスマッチにハマる可能性は十分にある。

何故ならば、有田さんと倉持さんとスタッフさんが作り上げた『有田と週刊プロレスと』を見るまでは、プロレスに興味はなかったのだから。

国民的アイドルユニット『AKB48』を卒業して、3年。これまで以上の活躍が彼女を待っている。

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