「タイチ選手の制圧前進なるか?」後藤洋央紀選手VSタイチ選手NEVER無差別級タイトルマッチの行方

愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!

『DESTRUCTION in BEPPU』大分・別府ビーコンプラザにて開催されるNEVER無差別級タイトルマッチ。

挑戦者、聖帝・タイチ選手とチャンピオン、混沌の荒武者・後藤洋央紀選手の煽りPVが公開された。

『北斗の拳』のパチンコ、パチスロを打った経験のある方は吹き出したに違いない。

まさに新日本プロレスで制圧前進を見据える聖帝・タイチ選手に相応しいPVが完成した。

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北斗神拳と南斗聖拳

www.youtube.com

※公式の動画で世紀の大誤審と言っちゃてる。

ストロング・スタイル

アントニオ猪木氏がカール・ゴッチ氏と作り上げた、強さを象徴する“ストロング・スタイル”を北斗神拳と捉えてみる。

一方で、特異な状況下で生まれた“四天王プロレス”を南斗聖拳だと見てみる。

まず、北斗神拳の伝承者はヤングライオンであり、生え抜きの選手たちだろう。

ヤングライオンか否か。野毛道場で過ごした時間はあるのか。誰の付人だったのか。誰と同部屋だったのか。こうした1つひとつの因縁がヤングライオン卒業後に生きてくる。

第3世代超えを果たす際にも話題になるのが、若手の頃世話になっていた過去があるためである。

いきなり来た外敵は因縁が薄い。だからこそ、試合で強さを見せなくてはならない。

ストロング・スタイルとは怒りや生の感情をプロレスに昇華させることを指す。強いだけでも、気持ちだけでも成立しない。

両方の側面を見せる必要があるのだ。そして、後藤洋央紀選手はメキシコ遠征後、こう言われていたことがある。

復刻ストロング・スタイルと。

四天王プロレス

当時の全日本プロレス超世代軍は、ピンフォールでの完全決着を運命付けられた。

それら、凶器、流血、リングアウトは一切なし。ピンフォールのみで完全決着するスタイルだった。

どこまでも高みに登り続けることでしか、お客様を楽しませることができないと考えたため、誕生したのが、“四天王プロレス”だったと言える。

そして、タイチ選手は四天王の1人である川田利明選手の付人だった。

ステップキックやデンジャラスバックドロップは、“四天王プロレス”から受け継いだタイチ選手のルーツであり魂だ。

鈴木軍で身に付けたヒールとしてのファイトスタイルから、デンジャラス“K”の遺伝子が解き放たれる時、タイチ選手は現代の“四天王プロレス”体現者となる。

事実、今最も歓声を集めているスープレックスは『タイチ式ラストライド』だろう。

進化した男

タイチ選手の持ち味は“四天王プロレス”を彷彿させる激しい戦いだが、大きく異なる点がある。

彼自身の言葉を持っている。ということだ。

マイクアピールすら禁じられた“四天王プロレス”とは異なり、現在のステージは新日本プロレスである。

その先にいる人たちの感情を良い意味で揺さぶるのならば、何を言ってもいい場所だ。

名勝負と舌戦はタイチ選手の株を上げ続けた。

現代の“四天王プロレス”に新日本プロレスの言葉を併せ持った男は2018年に躍動している。

ジュニア時代のタイチ選手とヘビー級のタイチ選手では、注目度が全く異なる。

それほどまでにこの半年間でタイチ選手は生まれ変わったのだ。

さぁ、注目のタイトルマッチは明日だ。

メインイベントを喰う試合になるのか?G1に選ばれなかった男とBグループ最下位タイ止まりの凡戦になるのか。

純血ストロング・スタイルか四天王プロレスとストロング・スタイルのハイブリッドが勝つか。

僕は『セロリ』とベーコンのスープを飲みながら待ちたい。

おれの拳 南斗鳳凰拳に構えはない!!

構えとは防御の型 わが拳にあるのは制圧前進のみ!!

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「勝つだけが全てじゃない。ただ、勝ってほしかった」ケニー・オメガ選手VS石井智宏選手のIWGPヘビー級選手権レポート

9月15日に開催された新日本プロレスの『DESTRUCTION in HIROSHIMA』。そのメインイベントはIWGPヘビー級選手権ケニー・オメガ選手VS石井智宏選手だった。

ゴングと同時の歓声は五分と五分。この試合の展開を暗示させるものだった。

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序盤、お互い負けられない戦い

ケニー・オメガ選手のセコンドではなく、特別ゲストとして新日本プロレスワールドの実況席に現れた飯伏幸太選手は「(ケニー選手は)いつもよりも緊張している」と語った。

ケニー・オメガ選手とすれば、ここでベルトを落とすようなことがあれば東京ドームのメインイベントの座が遥かに遠のく。

確実に落とさない試合だけにその緊張感は、これまでの比ではないのだろう。

一方の石井智宏選手はノリに乗っている状態。序盤の攻防で手が痺れた印象もあったが、すぐに立て直し「来いよ!オラ!」と、ケニー・オメガ選手を挑発する。

魂が身体を突き動かす。プロレスラーは魂で動くものだと、雑用係からプロレスラー人生が始まった石井智宏選手が証明している。

派手な技、硬派な技

『ノータッチ・トペ・コン・ヒーロ』や『コタロークラッシャー』。派手な技を繰り出すケニー・オメガ選手に対し、石井智宏選手はエルボーや逆水平で対抗する。

天龍源一郎氏の薫陶を受けた石井智宏選手は相手の技をすかすことはない。全部受けきり、その上を行くスタイルを崩さない。その背景には、自身では語らないバックボーンがある。

真壁刀義選手はデビュー以降の待遇の悪さから、雑草と比喩されてきた。だが、石井智宏選手は新日本プロレスの雑草よりも遥かに劣悪な状態からのスタートだった。

派手さはない。ビジュアルも決して華があるタイプではない。だが、石井智宏選手は無骨に見えて器用なファイトスタイルとバチバチの好勝負でその地位をここまで高めた。

試合中盤、石井智宏選手は長州力のバックドロップを見せた。その直後に喉笛にチョップを見舞った。

天龍源一郎と長州力。己の歴史を全て出す。この試合に懸ける思いが痛いほどに伝わってくる。

 

ベストバウト・マシンと名勝負製造機

トップコーナーから石井智宏選手が、雪崩式のブランバスターを放つ直前。ケニー・オメガ選手の蹴りを受けながら、石井智宏選手の表情から僅かな笑みが溢れている印象を受けた。

最高の勝負ができている。

ケニー・オメガ選手なら全てを出し尽くすことができる。そんな満足感から来た笑みだったように思う。

だが、ここからケニー・オメガ選手のペース。石井智宏選手は『Vトリガー』を連続で見舞われ、掟破りの垂直落下式ブレンバスターを受けた。次々とケニー・オメガ選手の膝が襲いかかる。

だが、雪崩式『片翼の天使』を狙うケニーオメガ選手に対し、流れ式のフランケンシュタイナーで切り返す。

ここから石井智宏選手が掟破りの『Vトリガー』が炸裂。流れを作りたいところだか、ケニー・オメガ選手は流れを渡さない。

歓声は半々から石井コールへ

チャンピオンシップは途中から歓声が偏るケースが多い。だが、この試合は常に半々から歓声が動かない。

それほどまでにこの日のお客様はケニー・オメガ選手と石井智宏選手に酔っているのだ。

そして、ここから試合は『Vトリガー』と『ラリアット』へ。さらに秘密兵器である『ケニー・ドリラー』まで飛び出した。

次々と『膝』を受けてもカウント1で返す。垂直落下式タイガードライバーもカウント2で返す。

 

決着

石井智宏選手はどんな技も受けきった。

30分54秒。ケニー・オメガ選手の『片翼の天使』の前にとうとう石井智宏選手の肩は上がらなかった。

試合後、飯伏幸太選手は実況席を飛び出し、ケニー・オメガ選手の元に駆け寄った。

それほどに勝者であるケニー・オメガ選手も追い詰められていたのだ。

石井智宏選手にとった、2年4ヶ月ぶり、2度目のIWGPヘビー級ベルト挑戦。その結果は敗北という結果に終わった。

勝つことだけが全てではないのがプロレスだ。だが、石井智宏選手にはいつかIWGPヘビー級ベルトを戴冠して欲しい。そんな気持ちがより強くなった好勝負だった。

ベストバウト・マシンと名勝負製造機の名勝負数え歌はまだ始まったばかりだ。

試合前にこの記事を読んだために明らかに石井智宏選手に偏った内容になってしまった。ただ、それほどまでに金沢さんのブログには石井選手の魅力が詰まっていたと、最後にお伝えしたい。

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石井智宏選手は170センチのIWGPヘビー級チャンピオン。になれるか?

石井智宏選手の大一番が目前に迫っている。

2018年9月15日、『DESTRUCTION in HIROSHIMA』でケニー・オメガ選手が持つ、IWGPヘビー級ベルトに挑戦する。

もしも勝利を掴みとることができれば、170センチのIWGPヘビー級チャンピオンの誕生だ。これは、歴史的な快挙となる。ここでは石井智宏選手の勝機について、ベルトを戴冠した場合の挑戦者について考察してみたい。

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1度目とは違う

石井智宏選手がIWGPヘビー級に挑戦するのは2度目である。

1度目は2016年5月3日。相手はオカダ・カズチカ選手を破りベルトを戴冠した内藤哲也選手だった。

www.youtube.com

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで『ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン』、内藤哲也選手に注目が集まっていた時期である。

会場は「大内藤コール」に包まれ、石井智宏選手には一歩及ばなかった。

いや、挑戦表明時にはブーイングまで飛び交っていた。

だが、今回は違う。明らかに追い風ムードが漂っている。G1クライマックスで石井智宏選手が魅せた好勝負の数々は、彼の評価を圧倒的に引き上げた。

僕は“ベストバウト・マシン”に“名勝負製造機”は勝利すると考えている。

ケニー・オメガ選手が勝利を重ねてきた背景には、「片翼の天使」よりも「Vトリガー」の存在が大きいと感じている。ミラノコレクションA.Tさんも以前に「Vトリガー」対策なしにケニー・オメガ選手は倒せないと語った。

2018年のG1クライマックスにて石井智宏選手は完璧なVトリガー対策を講じてきた。

また、今回は石井智宏選手が掟破りの「Vトリガー」を繰り出す可能性もあると思っている。

そして、IWGPヘビー級ベルトにはあるジンクスもある。

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相性は五分と五分。今、ノリに乗っているのは石井智宏選手だ。

170センチのチャンピオン

新日本プロレスの歴史において、史上最初のチャンピオンとなる。

何故、この内容について触れたかと言えば、9月14日に公開された煽りPVで石井智宏選手が自ら公言していたためだ。

www.youtube.com

新日本プロレスで最も上背がないIWGPチャンピオンは180センチの内藤哲也選手とAJスタイルズ選手である。

それをここまで大幅に更新する可能性を秘めているのは、石井智宏選手しかいない。

確かにジュニア選手よりも低い上背だ。だが、石井智宏選手の試合を見ているといつも、相手と遜色ないサイズに見えてくる。心の目で見ているわけでもないのだが、存在感が大きいとはこういうことなのか。

今、日本には勇気が必要だ。ジャパニーズ・ドリームを倒し、“豆タンク”がIWGPヘビー級ベルトを戴冠する。

天龍源一郎と長州力。

2人のレジェンドレスラーから寵愛を受けた男は、最大の勝負に必ず勝つと信じている。

防衛戦の相手、内藤哲也

少し気は早いが防衛戦の相手も考えてみた。

石井智宏選手の初防衛選手の相手。それは、内藤哲也選手あるいはオカダ・カズチカ選手だと思う。

内藤哲也選手は2018年のG1クライマックスで石井智宏選手に白星を上げている。また、Bブロックの勝点で言えば飯伏幸太選手、ザックセイバー・ジュニア選手の可能性もある。

ただ、170センチのIWGPチャンピオンに喧嘩を売るのは、因縁深い内藤哲也選手だと思う。

前述した通り、2016年のIWGP初挑戦で敗れた相手であり、NEVER無差別ベルトについのての因縁もある。

2017年の両国国技館。権利証を懸けて2人は戦った。その一年後に170センチのIWGPチャンピオンとして、“制御不能のカリスマ”を迎え撃つ。昭和の香りが漂う男が、平成最後の年の話題をかっさらう。

プロレス王を倒した後に、マイクを掴み石井智宏選手への挑戦を公言する内藤哲也選手。そんな世界を想像してしまうのだ。

 

平成最後の年だから 

平成最後の年。オカダ・カズチカ選手から始まった東京ドームの権利証マッチのジンクスも、そろそろ終焉の時期なのかもしれない。

このジンクスに止めを指すのがオカダ・カズチカ選手だと感じている。

60分一本勝負のルール。反則・介入なしでオカダ・カズチカ選手を倒したのは、2015年のイッテンヨンの棚橋弘至選手である。

また、2014年はG1クライマックス後にIWGPヘビー級ベルトが動いた唯一の年でもある。

もしも、オカダ・カズチカ選手が勝利すれば、石井智宏選手VSオカダ・カズチカ選手の可能性が生まれる。

天龍源一郎の介錯を務めた男を愛弟子が迎え撃つ。この光景が東京ドームのメインイベントになってもおかしくはない。

身長170センチのIWGPチャンピオンは誕生するのか。その結果を焦らずに今日を過ごしたい。

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現、新日本プロレス最長ユニット『CHAOS』。結成10周年に向けて何かが起きる?

2009年4月5日。両国国技館で行われた中邑真輔選手VS真壁刀義選手の一戦をキッカケにCHAOSは誕生した。

当時の極悪ヒールユニットG・B・HのNo.2、矢野通選手が背後から真壁刀義選手を強襲。中邑真輔選手は椅子で強打された真壁刀義選手をランドスライドでマットに沈めた。

矢野通選手と中邑真輔選手。アマレスエリート2人が作り上げたCHAOSは過去に類を見ないヒールユニットとなった。

現在のメンバーは以下の14名。

  • 矢野通選手
  • 石井智宏選手
  • 邪道選手
  • 外道選手
  • ロッキー・ロメロ選手
  • オカダ・カズチカ選手
  • YOSHI-HASHI選手
  • バレッタ選手
  • ウィル・オスプレイ選手
  • 後藤洋央紀選手
  • YOH選手
  • SHO選手
  • チャッキー・T選手
  • ジェイ・ホワイト選手

2009年の結成から9年。混沌の名前が指し示す通り、ベビーフェイスからヒール、コミカルまで幅広く対応できるユニットへと成長した。

ただ、ここ最近CHAOS内を取り巻くニュースが溢れているように思う。

 

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2人の動き、2人の変化

2016年1月30日の中邑真輔選手、2016年7月の桜庭和志選手以降、CHAOSからは脱退、離脱したメンバーは出ていない。

たが、2018年に2人のメンバーが脱退の可能性を含み始めている。

  1. YOSHI-HASHI選手
  2. 後藤洋央紀選手

逸材からの告白

YOSHI-HASHI選手は現在、棚橋弘至選手から熱烈なラブコールを受けている。2018年G1クライマックスでの一戦、逸材の目にヘッドハンターは「誰もが応援したくなる選手」に映ったそうだ。

2018年9月11日には「オカダは...YOSHI-HASHIを懸けろよ」と、ユニット結成の枠を超えた爆弾発言も飛び出した。

njpwfun.hatenablog.com

癒し系のキャラクター。新日本プロレスの生え抜きにして、未だベルトの戴冠歴はゼロ。G1クライマックスに選出された際は一部から心ない声も挙がった。

YOSHI-HASHI選手が何かを変えるのは、このタイミングなのかもしれない。

ワールドタッグリーグに棚橋弘至選手とYOSHI-HASHI選手のタッグが出場を果たす。今は、そんな予感がしてならない。

矢野通プロデュースDVD Y・T・R!V・T・R!第4弾 「CHAOS学園」

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同期のユニットへ?

NEVER無差別級王者選手権が迫っている後藤洋央紀選手。この重要な一戦に向け、全日本プロレス出身の“同級生”タイチ選手の口撃が止まらない。

ファイプロに始まり、現在はセロリ。負けたらタグチジャパンでお笑いやれよ?と、バッサリ。

僕個人としては、タイチ選手の戴冠の願っている節もある。理由は2つある。

  1. タイチ選手が魅せるベビーとジュニアの枠を超えた無差別級の戦いが見たい
  2. 後藤洋央紀選手はそろそろ違うベルト戦線に向かって欲しい

1.についてはこのNJPW FUNで何度も語ってきた通りだ。

2.については、IWGPインターコンチネンタルベルトとIWGPヘビーベルトに挑戦する後藤洋央紀選手が見たい。

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まず、IWGPヘビー級戦線に行くには、CHAOSにいることがマイナスに作用するという見方がある。IWGPヘビー級戦線のみを主戦場とするオカダ・カズチカ選手がいるためだ。

本隊時代の後藤洋央紀選手はオカダ・カズチカ選手と何度も好勝負を繰り広げてきたがCHAOS加入以降の挑戦はなし。NEVER無差別級の番人として、多くの挑戦者を退けてきた。

このタイミングで後藤洋央紀選手には新しい戦場に臨んで欲しいと思う。

僕はタグチジャパンに行くのが正解とも思えない。ただ、本隊ベビー級が寂しい現実もある。後藤洋央紀選手の離脱、柴田勝頼選手の負傷などがあり、本隊の日本人ヘビー級レスラーは棚橋弘至選手、真壁刀義選手、第3世代のみとなっている。

有望なヤングライオンは全員、悪くなって帰ってくる流れを断ち切ることができなければ、今後とこの構図は変わらない。

タグチジャパンを名乗りつつも、ほぼ“ガイジン”レスラーという現状を打破するために、田口隆祐監督みずから後藤洋央紀選手をスカウトする可能性もゼロでではない、はずだ。

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マネージャーとの決別

オカダ・カズチカ選手が2018年のG1クライマックス最終戦で、外道選手とのマネージャー関係を解消した。

レインメーカー・ショック以降、常に2人で道を切り開いてきた印象があるだけに、今後のオカダ選手についても不安がないと言えば嘘になる。

「マットを叩く外道さんを見ると元気が出てくるんです」

僕はこの言葉がとても印象に残っている。次のタイトルマッチの結果が楽しみだ。

矢野通プロデュース CHAOS結成5周年記念DVD Y・T・R的修学旅行

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41歳、全盛期を更新中

石井智宏選手は“名勝負製造機”として2018年のセルリアンブルーのリングを席巻している。

2016年、内藤哲也選手とIWGPヘビー級タイトルマッチを行った時とは打って変わり、追い風ムードすら漂っている。

この結果を招いたのは好勝負を連発したこと、言葉を使いはじめたことだと思う。

2018年のG1クライマックス。これは僕の所感だが、MVPは石井智宏選手だ。

毎試合がベストバウト。ゴツゴツのスタイルの裏側にある器用なプロレスはどんな相手の魅力も引き出していく。

また、トーア・ヘナーレ選手にはあくまでも己のスタンスを貫いた上での激励を。SANADA選手、ケニー・オメガ選手にはグサッと刺さる挑発をそれぞれ送った。

41歳にして更に魅力を高め続ける石井智宏選手はケニーでオメガ選手からベルトを奪取できるか。

ゴールデン☆ラヴァーズキラー。10周年記念DVDにも期待

ケニー・オメガ選手、飯伏幸太選手の2人を沈めたのはこの男しかいない。

CHAOS結成時のラフファイトは鳴りを潜め、最近ではコミカルな秒殺が目立つ矢野通は、2018年にフェアプレーを宣言した。

ただし、試合が進むごとにフェアプレーよりも勝つことを重視し始め、日大タックルを繰り出した。

話題がすぐに風化する現代社会だからこそ、日大の問題にクビを突っ込む必要はない。ただし、何か自分にできることはないか。と、追求した崇高なる大泥棒は汚名を敢えて背負う道を選んだ。

日大出身を提唱し、ブランドの復権に全力を投じる。その姿は美しく見えた。

前述した通り、CHAOSを立ち上げDVDの記録的な売上を作ってきた矢野通選手。敏腕プロデューサーが次に見据える景色から目を離すことができない。

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ジェイ・ホワイト選手の新世界

 

新日本マットに戻ってきたジェイ・ホワイト選手。ロッポンギ3Kとのタッグでは、ラフファイトを勧める、見殺しにするなど明らかに不穏な動きを見せている。また、後藤洋央紀選手の「ざんまい」も共に手を叩くことはない。レッドシューズ海野レフリーから注意が入るほどに。

ただ、唯一タッグを組んだ時に素直に接している選手が1人だけいる。そう、矢野通選手だ。

オカダ・カズチカ選手の対談コンテンツ「オカダの部屋」にロッポンギ3Kの2人が登場した際、こうコメントを残している。

「怖い先輩は誰?」

「矢野さんです、、、」と。

さすがのSwitch bladeも矢野通選手の言うことには素直に従っていることから、新しい展開が見えてくる。

2018年のワールドタッグリーグ。矢野通選手のパートナーはジェイ・ホワイト選手なのではないか、と。

従来のパートナーである石井智宏選手はウィル・オスプレイ選手と最高の相性を見せた。柔と剛の化学反応が、あの瞬間セルリアンブルーのリングには確かに発生していた。

njpwfun.hatenablog.com

 

ジェイ・ホワイト選手が次に混沌を巻き起こすのは、ワールドタッグリーグであるとここで予言しておこう。

CHAOS10周年、何かが起きる?

CHAOS10周年に向けて、様々な動きが想定される。まず、記念DVDの発売。次に、CHAOS自主興行。最後に一部選手の離反、脱退だ。

現存する新日本プロレスのユニットでは最も歴史のあるCHAOS。

不穏な動きを見せるジェイ・ホワイト選手や今後の動向が気になるオカダ・カズチカ選手、スカウトを受けているYOSHI-HASHI選手など、話題は事欠かない。

これからも新日本プロレスに混沌を巻き起こすことを心から応援している。 

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『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』は、現代の新日本プロレスの要素が詰まった傑作である

『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー(以下、ルパパト)』が面白い。

特撮ヒーローなんて、子どもの見るのものでしょ?と侮るなかれ。

この『ルパパト』は子どもファンだけではなく、大人ひいてはプロレスファンにも喜ばれる要素が詰まった作品なのである。

ここでは、『ルパパト』の魅力に触れつつ、プロレスファンならではの視点で楽しむ見方を伝えたい。

これから見ても楽しめるようにネタバレは一切無しでいく。

・・・その予定であったが、本当の意味でこの作品の素晴らしさをプロレスと重ねてみると、多少のネタバレが必須だった。

『ルパパト』に興味を持ったらぜひ、視聴いただきたい限りだ。

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ヒール2.0VSベビーの構図

『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』はタイトルに『VS』と入っている通り、『快盗戦隊ルパンレンジャー』と『警察戦隊パトレンジャー』がそれぞれの目的のために戦い、時には共闘するストーリーが展開される。

以前、この記事を公開した。 

njpwfun.hatenablog.com

この記事で定義した『ヒール2.0』が『快盗戦隊ルパンレンジャー』にそのまま当てはまる。

快盗という決して正義とは言えない側に身を置きつつ、自分たちの目的のためにその身を投じる。

普段の明るいキャラクターと表裏一体にある儚さ。そんな人間味が『ヒール2.0』として、子どもや大人を中心に支持を集めている。

一方で、『警察戦隊パトレンジャー』は国際警察に所属する組織であり、完全な『ベビーフェイス』だ。

熱血漢のレッドにクールビューティなピンク、少しコミカルなグリーン。歴代であればこちらがメインの主役であり、タイトルでも先に名前が来るはずである。

ただ、時代の流れがそうさせない。

『ヒール2.0』。つまり、『ダークヒーロー』が時代の中心にあるのが現代のヒーロー像なのだ。

目的と手段の違い

『ダークヒーロー』と『ヒーロー』が時に共闘し、第三勢力(純粋なヒール)と戦う。

新日本プロレスで例えると、ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポンと本隊あるいはバレットクラブエリートと本隊が時にタッグを組み、バレットクラブOGや鈴木軍、新たな外敵と戦うようなものである。

想像するだけで、贅沢な時間である。

ただし、快盗と警察の間には川が流れている。純粋なヒールを倒すという手段は同じであるが、その裏側にある目的が異なる。

  • 怪盗はコレクションを取り戻すことが目的
  • 警察はギャングラー(純粋なヒール)を倒すことが目的

目的の違いが紙一重の関係を生む。利用する瞬間あり、助けられるシーンあり。

常に飽きない展開が続くのは、作品の裏側にある緊張感が肝となっている。

Xという存在

スーパー戦隊に追加メンバーは重要なアクセントである。

新日本プロレスで例えると、ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポンが1人、また1人と仲間が増える度に人気が高まっていったようなイメージだ。新メンバーが物語に新しい息吹を吹き込む。

『ルパパト』も例に漏れず、20話から追加メンバーが登場する。このXがこの作品を更に彩った。

怪盗と警察。どちらの組織にも所属する人物なのである。

表向きは国際警察の人間、その裏で怪盗とつながっている。

これは新日本プロレスで言えば、飯伏幸太選手がいろいろなユニットに属してタッグマッチに出場し続けるようなものだろう。

  • 内藤哲也選手&飯伏幸太選手
  • SANADA選手&飯伏幸太選手
  • オカダ・カズチカ選手&飯伏幸太選手
  • ウィル・オスプレイ選手&飯伏幸太選手

など、新日本プロレスで例えるとこれまでに見たことがない景色が広がるようなものだ。

また、髙橋ヒロム選手は二重人格という説もある。本体とロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン。両方の試合に出場するヒロム選手も面白そうだ。

双方の組織に属しているからこそできる、トリックスターとしての役回りが『ルパパト』を更に加熱させている。

本当はどっちの味方なのか。本当の目的は何なのか。謎が謎を呼ぶ展開はプロレスファンの大好物だ。

スーパー戦隊の新境地

これまでのスーパーヒーロー戦隊シリーズは一部例外はありつつも、勧善懲悪を主軸に置いてきた。

『ヒーロー』と『敵』。つまり、『ベビーフェイス』と『ヒール』がぶつかり合う物語だ。

だが、『ルパパト』 は『ダークヒーロー』と『ヒーロー』、『ヒール』が三つ巴の戦いを見せる。 

人に応じて見方が全く変わる。同じシーンを見ているはずなのに、隣の誰かと感じ方が真逆だったりもする。まるで、新日本プロレスのようではないか。

『ルパパト』は煽り文句も秀逸だ。

「怪盗と警察。君はどちらを応援する?」

『ダークヒーロー』と『ヒーロー』。どちらを応援してもいい世界は日曜朝にも届いている。

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タイチ選手が後藤洋央紀選手に対して『セロリ』発言。「つまりは単純に君のこと好きなのさ」

朝イチでタイチ選手のコメントを読んだ。僕は読解力がまだまだ乏しい。本当に本当に、自分は浅はかである。

何故、後藤洋央紀選手のスマホ日記を言葉を読んでいたのに、『セロリ』に気付かなかったのかと。

2018年9月11日(火)に開催された新日本プロレスの『Road to DESTRUCTION』。三重・四日市市中央緑地第2体育館にて、タイチ選手は後藤洋央紀選手に向けて「『セロリ』キメてんじゃねぇぞ」と言い放った。

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何がきっかけでどんなタイミングで二人は出逢ったんだろう

作詞・作曲は山崎まさよしさん。伝説のスーパーアイドルSMAPもカバーした名曲『セロリ』。

その歌詞は、男女による価値観の違いを伝えている。ただ、価値観は違っても相手のことを思うから許容する。そんなメッセージも込められているように感じる。つまり、『セロリ』をタイチ選手と後藤洋央紀選手に例えて考えてみるとこうなるわけだ。

新日本と全日本。育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ、と。

“同期”の本気

後藤洋央紀選手とタイチ選手の世代は取り分け同期入門生が多く残っている気がする。

後藤洋央紀選手、田口隆祐選手、中邑真輔選手、ヨシタツ選手。年齢だけで言えば、柴田勝頼選手も同級生だ。

同じ時期に違う門を叩いたのがタイチ選手である。

全日本プロレスから新日本プロレスへ。

同期入社ではないけれど、中途入社の同い年。これが後藤洋央紀選手とタイチ選手の関係だ。

自分に置き換えてみると、外様という気持ちはあるものの負けられないという気持ちがあったことを思い出す。

絶対に負けねぇ。

タイチ選手は、本気でベルトを取りに来ると思う。本気のタイチ選手を後藤洋央紀選手はどう受け止めるのだろうか。

 

いいひと。

SMAPの『セロリ』 は草なぎ剛さん主演のドラマ『いいひと。』の主題歌だった。

タイチ選手にとって、ベルトを渡してくれる『いいひと。』。

ベルトに挑戦させてくれる『いいひと。』。

自分の力を証明させてくれる『いいひと。』。

やっぱり、後藤洋央紀選手は天然であり、天才である。

つまりは単純に君のこと好きなのさ。

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【速報】逸材ボンバーズに進展あり!?棚橋弘至選手が爆弾発言

2018年9月11日(火)に開催された新日本プロレスの『Road to DESTRUCTION』三重・四日市市中央緑地第2体育館にて、棚橋弘至選手から、オカダ・カズチカ選手へ爆弾発言が飛び出した。

これは新日本プロレスで初となる棚橋弘至選手の新ユニット『逸材ボンバーズ』結成への布石なのか?

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当日の第6試合はオカダ・カズチカ選手、YOSHI-HASHI選手、バレッタ選手VS棚橋弘至選手、真壁刀義選手、トーア・へナーレ選手の6人タッグマッチ。

試合はバレッタ選手がトーア・へナーレ選手からエビ固めで勝利。事件はその後のバックルームで起きた。

棚橋弘至選手は「権利証を懸けての戦い。リスクはデカイじゃないですか?オカダも何か懸けろよ」とコメント。続いて出た言葉に思わず僕の胸は高鳴った。

「オカダは・・・YOSHI-HASHI懸けろよ」。

また、YOSHI-HASHI選手は当日のコメントで「俺が感じたものに、感じたままに動くから....」と語った。

先日の後楽園ホール興行でもリング上でロープ越しに何かを話しかけていた棚橋選手。本気で『逸材ボンバーズ』結成に向けて動いているのか。それとも、ブラフなのか。その真意が見えないところから、いよいよ本格的にスカウト活動に乗り出してきた。

疲れない男・棚橋弘至が教える! 史上最強のメンタル・タフネス どんなことにもびくともしない「心」が手に入る

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G1クライマックスでの記者会見でオカダ選手はYOSHI-HASHI選手対し、「つまらない試合になる」とコメント。ただし、棚橋選手が近寄ろうものなら話は別だ。

この前哨戦では、断固たる姿勢でYOSHI-HASHI選手ガードをしてきた。金の雨を降らす男にとって、YOSHI-HASHI選手は必要な存在なのだ。

YOSHI-HASHI選手を巡る愛憎劇。新日本プロレスで巻き起こるこの三角関係は、一体どうなってしまうのか。

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内藤哲也選手とタイチ選手の舌戦が白熱中。出るか!?タイチ選手の新必殺技

こんなに新日本プロレスのバックステージが白熱しているのはいつ振りだろう。

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也選手と鈴木軍のタイチ選手が舌戦が加速している。

今最もバックステージで火がついているのはこの2人だ。だが、両者は直接的に対決するわけではない。

論点は大きく2つ。

  • DESTRUCTION in BEPPUの試合順
  • NEVER無差別級ベルトの価値

この白熱した舌戦は9月17日まで続く。残り一週間。これからのバックステージから、どんな物語が生まれるのだろうか。

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舌戦の歴史

2017年以降、バックルームの舌戦で記憶に新しいのは以下の試合だ。

  • オカダ・カズチカ選手VS柴田勝頼選手
  • 内藤哲也選手VSオカダ・カズチカ選手
  • 髙橋ヒロム選手VS田口隆祐選手
  • 髙橋ヒロム選手VSタイチ選手
  • 内藤哲也選手VS棚橋弘至選手
  • 後藤洋央紀選手VS鈴木みのる選手

思ったことは言葉にしなければ、誰にも伝わらない。

内藤哲也選手は“制御不能”になって以降、言葉の力で新日本プロレスへと躍り出た。

その標的は新日本プロレスに始まり、木谷高明オーナー、棚橋弘至選手へ。

その後もオカダ・カズチカ選手や鈴木みのる選手、クリス・ジェリコ選手など、数多くの相手と舌戦を繰り広げてきた。

団体批判は別として、舌戦の相手は対戦相手に限られてきた。だが、今回は対戦相手ではないタイチ選手とリング外で戦っている。

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2人の共通点

まずは2人の類似点や近いところを洗い出してみる。

  • メキシコで大人気
  • 入場が長い
  • 団体批判をする
  • ベルトを投げる、踏む
  • スーツの早脱ぎ
  • 正論を言う

これだけ共通点があるレスラーも珍しい。そして、タイチ選手がセルリアンブルーのリングに始めて上がった際、対角線にいたのは内藤哲也選手だった。

タイチ選手のメキシコ遠征時に一緒にいたのも内藤哲也選手。

そして、タイチ選手にベビー級転向を勧めたのも内藤哲也選手である。

この2人、とにかく因縁が深い。まるで、いつかこの時を迎えるのが“運命” だったかのように。

ヘビー級での実績

タイチ選手は未だヘビー級での大きな実績はない。ニュージャパンカップは一回戦負け。G1クラマックスには不選出だった。

だか、支持率は雷のような速度で高まった。その理由は石井智宏選手と同様に、試合が面白いことに尽きる。

そう。ヘビー級転向後、タイチ選手のシングルマッチは全て神試合なのだ。

内藤哲也選手、棚橋弘至選手。ともにベストバウト級の試合である。棚橋弘至選手戦に至っては自身のルーツを全面に出し、三冠パワーボムまで繰り出した。だが、フィニッシュに届かない。あと一歩が足りないのが現状だ。

ジュニア時代の必殺技では、ヘビー級で勝てないのかもしれない。

そこで僕が行き着いたのが、対ヘビー級用の新技を編み出しているのではないか?ということだ。

ブラック・メフィストや天翔十字鳳、タイチ式ラストライド。どれも魅力的な技であるが、新日本プロレスのヘビー級戦線でフォールを取るに至っていない。だが、通用していない訳では決してない。

タイチ選手の魅力はそのキャラクター性からはみ出した、プロレスの上手さにある。

誰の技でも自分ように繰り出し、さらには背筋力の強さからヴァージョンアップして見えるケースもある。

そこで閃いた。

タイチ式デスティーノ、あるいはタイチ式グロリアが後藤洋央紀選手との勝負で初披露されるのではないか、と。

また、以前に一度だけ繰り出したタイチ(ゴッチ)式パイルドライバーもある。

さらにはかってのパートナーの意思を引き継ぎ、タイチ式ヴィクトリア・ミラネーゼの可能性だってある。

最後にファイプロ好きなタイチ選手のことだ。「OKITEYABURI」として、タイチ式昇天・改やタイチ式牛殺し、タイチ式GTRを披露するのも不思議ではない。

世界一性格の悪い男はプロレス王になった。

タイチ選手も世界一性格の小ズルい男から一つ前に進む時期なのかもしれない。

新必殺技で新日本プロレスのシングルベルトを初戴冠する時は近い。

NEVER無差別級王者・タイチ

以前にも書いたことだが、タイチ選手がこのベルトを戴冠することで、ヘビー級のバチバチした試合というイメージが付いたベルトが生まれ変わる。

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ヘビーもジュニアヘビーも挑戦可能な、まさに無差別級のベルトに。

タイチ選手はシングル戦線にこれまで顔を出していないだけに魅力的なカードは山ほどある。

新日本プロレスをもっと盛り上げたい。内藤哲也選手にはこの想いがある。

そのために今必要なピースはタイチ選手なのではないか。そう考えていても不思議ではない。

何故ならば、常にベストオブザスーパージュニアの優勝候補にタイチ選手を挙げていたように、内藤哲也選手はタイチ選手を認めているのだ。

力のあるレスラーが注目を集めることで、新日本プロレスは更に発展する。

2人は敵同士の共犯者。お互いがお互いを利用することで、それぞれの目標を達成しようとしているのかもしれない。

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